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2020年6月10日 (水)

見出しに見る「勘違い」(その595)

「正義連疑惑1ヶ月,文大統領が初言及…6分間で慰安婦3大メッセージ」 2020/6/9 朝鮮日報・日本語版
  
‘文在寅大統領が8日,「尹美香・日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)疑惑」について初めて言及した。慰安婦被害者・李容洙さんが先月7日に記者会見を開き,尹美香議員と正義連を批判してから32日目にしてのことだ。青瓦台はこれまで「尹美香議員の問題は党が対応しており,正義連の会計問題は所管部処(省庁)で検討中だ」として回答を避けていた。だが,文大統領が同日,青瓦台首席秘書官・補佐官会議の冒頭発言で約6分間にわたりこの問題に言及したのは,状況が深刻だと判断したからだ。文大統領は「慰安婦運動の大義に傷を付けようとする試みは適切ではない」と述べたが,この問題の根源である尹美香議員の名前は口にしなかった。
   文大統領はまず,「慰安婦運動をめぐる騒動が非常に混乱している。30年間の慰安婦運動は決して否定したりさげすんだりすることができない歴史」と言った。しかし,誰が慰安婦運動を否定・蔑視しているのかについては具体的に語らなかった。そして,「慰安婦被害者がいない慰安婦運動は考えられない」と述べた後,特に李容洙さんの名を挙げて「慰安婦運動の歴史」「米下院で最初に慰安婦問題を生々しく証言することにより,日本政府の謝罪と歴史的責任を盛り込んだ慰安婦決議案採択に決定的に寄与した」と言った。
だが,李容洙さんは不正暴露記者会見後,一部の親与党勢力から個人攻撃を受けている。「ボケた」「老欲が醜い」といった憎悪表現(ヘイトスピーチ)はもちろん,共に民主党の党員会のフェイスブックには「日本軍と魂の結婚式をした日本人の妻」と侮辱する文まで掲載された。これまで「被害者中心主義」を強調してきた文大統領は同日,李容洙さんに対する人身攻撃を批判しなかった。李容洙さん自身が「慰安婦を食い物にした。罪を犯したら罰を受けなければならない」と批判した尹美香議員についても言及しなかった。

   むしろ文大統領は最近の尹美香議員や正義連に対する批判世論を「一部で慰安婦運動自体を否定して運動の大義に傷を付けようとする試みは適切ではない」「人類普遍の価値を実現しようとする崇高な意義が損なわれてはならない」と述べた。最初に問題提起したのは野党でもマスコミでもなく李容洙さんだった。しかし、文大統領は「(このような試みは)慰安婦被害者たちの尊厳と名誉まで傷つけるもの」であり、「慰安婦運動の正当性に対する根本的な挑戦」と言った。文大統領はさらに、「慰安婦運動は今も現在進行形」「被害者の傷は完全には癒えていないし、真の謝罪と和解に至っていない」とも述べた。だが、2017年の韓日慰安婦問題合意を事実上破棄して以降,これまで慰安婦問題を全く進展させることができていない韓国政府の責任に関しては言及しなかった。文大統領は2017年の大統領選挙時,慰安婦問題合意の再交渉を公約したが、2018年9月に日本の安倍晋三首相に会った時,「慰安婦問題合意を破棄したり,再交渉を要求したりしない」と言った。
 文大統領は最後に「今回の騒動は,市民団体の活動方式や行動についても振り返るきっかけになった」「寄付金統合管理システムを構築し,寄付金・支援金募金活動の透明性を根本的に強化する」と言った。その上で,「自分が出した寄付金や支援金がどのように使われているか透明性をもって知ることができれば,国民の善意が正しく使われるようになって,寄付文化も成熟するだろう」「市民団体も共に努力してほしい」と述べた。’ とのことです。
   これまでの不正行為を不問にして 今後は透明性を強化すると言っても 同じ穴のムジナを庇っているだけと信用されず,不支持を増やすことになりそうです。「尹美香議員がわれわれをだました」と主張する李容洙さんと,これを否定する尹議員,二人のうちどちらかはうそをついているはずなのに,大統領の「尹議員への批判は間違いで,李容洙さんも大切にすべき」と言う論理が通用すると思っているとは?
   そもそも,いくら嘘が当たり前の国とは言え,それを国外に持ち出し,他国に嘘を吐く大統領はまずい。

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