『ランボー : ラスト・ブラッド』 を観た。
『ランボー: ラスト・ブラッド』(“Rambo: Last Blood”,2019)を観ました。約半年ぶりの映画館でした。
シルベスター・スターローン(‘Sylvester Stallone’, 1946~ )によるランボー・シリーズが この5作目で終了のようです。
エンドロール・クレジットで 過去の4作のシーンへのフラッシュバックが表示されました。
今作を含め全5作品と 公開時のスターローンの年齢を参考に示します。
第1作『ランボー』(“First Blood”,1982年) 36歳
第2作『ランボー/怒りの脱出』(“Rambo: First Blood Part II ”,1985年) 39歳
第3作『ランボー3/怒りのアフガン』(“Rambo III”,1988) 42歳
第4作『ランボー/最後の戦場』(“Rambo”,2008)62歳
第5作『ランボー:ラスト・ブラッド』(“Rambo: Last Blood”,2019) 73歳
・物語は 何の捻りも,オチも,どんでん返しもないシンプルな復讐戦。
・相手は 若い女性を食い物にする人身売買メキシカン・カルテル。
・復讐の原因は アリゾナの,馬を調教する牧場に一緒に住んでいる旧友のメキシコ人女性の孫娘で実の娘のように接していた高校生を誘拐,クスリ漬けで殺害されたこと,および 自分が4日間昏睡状態になるくらい痛みつけられたこと。
・主な戦いの場所:アリゾナの父親から譲り受けた牧場。趣味で掘っていた地下のトンネル網に一味を導き,仕掛けた罠で 残酷に殺害。
・カルテルの兄弟ボスの殺害方法―残酷すぎて,とても日本語では書けない。
弟:“Decapitating” (米国に戻る車の窓から頭を投げ捨て,道に転がった。)
兄:得意の弓矢で納屋の壁に “mutilate”,その後,ナイフで胸を刺してえぐり,手で “rips his heart out” (取り出した心臓を地面に軽く捨てる)
過去のシリーズに比べると殺害方法が残忍過ぎて ややくたびれました。
スターローンは撮影時,既に 70歳を超えていたと思われ,体力勝負のアクションから そちらに転換した?
因みに 5作品 それぞれで,ランボーが殺した人数は 私が 第一作からカウントして記録していた限りでは次の通りです。
Movie Kills Place
First Blood 1 ワシントン州ホープ
Rambo: First Blood Part II 75 ベトナム
Rambo III 115 アフガニスタン
Rambo IV 254 ミャンマー
Rambo: Last Blood 46 メキシコ & アリゾナ
(嘘です。“Numbers of Kills Made by John Rambo” で検索した米国のサイトからー,Placeは私が追加)
第一作では,州兵を加えた山狩りを掛けられて,殺したのは一人のみです。
それも 石を飛行中のヘリコプターのコックピットに投げつけ,パイロットが機体のコントロールを失ったとき,ランボーをライフルで狙っていたシェリフがヘリから落下して死亡したのみです。
このシェリフArt Galtが,ホープの町の留置場で言ったセリフ "Hey, if you're looking for trouble, you've come to the right place, buddy. " が,ベトナムから帰還したばかりの元グリーン・ベレーのランボーにどう響いたのか,今も印象的です。
優秀な兵士であったベトナム帰還兵がよく描かれていました。
ランボー映画のテーマが ベトナム帰還兵の苦悩(?)とすると第一作が一番のような気がします。
たくさん殺せばいいというものではないのです。
観た映画館は 広島市のイオン・ショッピング・モール内 11スクリーンのシネコン,入場時 体温チェックされました。
観たのはウィークデイで,通常通り 2日前から予約開始され,前日深夜の 第一回(10:40~)上映の予約状況は下図のとおり 5人で(私は いつもどおり 最後列 中央),当日はせいぜい この3倍程度の入りでした。
市松模様で座れない椅子が並んでいます。幅広席の前後は不規則になって連続でNG席。
又 ショッピング・モール内の喫煙室は全て閉鎖されていました。
それでは 芝生でとー ドアを開けて外に出ると 目に前に 「敷地内禁煙」の立て札がいつの間にか,病院のように立っていました。
映画を観終わって ミスタードーナツに行くと代金の支払い方法が自動販売機のそれのようになっていました。
その後,広島市の中央部 本通りに出ました。
被爆建物である三井銀行広島支店(1925年竣工),被爆時の帝国銀行広島支店の外壁を部分的に残して 改築,1978年に「広島アンデルセン」として開業し,老朽化のため 2016年休業(紙屋町の仮店舗で営業),2018年 建て替え工事開始,2階部分壁面に戦前の被爆部を残した(貼り付け)構造になっています。
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