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2020年7月26日 (日)

Global Peace Index 2020

Cover_20200723114801 610日にIEP : INSTITUTE FOR ECONOMICS & PEACE(経済・平和研究所,英国,本部・オーストラリア)がGLOBAL PEACE INDEX 2020を発表しました。
これは,平和のレベルに応じて163の独立した国と地域をランク付けする,世界平和指数(GPIGlobal Peace Index)の第14版です。
このレポートは,平和のトレンド,その経済的価値,および平和な社会を発展させる方法について,これまでで最も包括的なデータ駆動型分析(datadriven analysis)を示します。

下表に 83位までの ランキングとスコアを示します。

Ranking-list_20200723114901
日本は 9位です。

以下に レポートの「サマリー」から抜粋し,拙訳して転載します。

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GPIは,世界の人口の99.7%をカバーし,非常に信頼される情報源からの23の質的および量的指標を使用して,3つの領域にわたる平和の状態を測定する:社会の安全とセキュリティのレベル,進行中の国内および国際紛争の範囲,そして軍国主義の程度。

今年のレポートには,2020 GPIの調査結果に加えて,COVID-19のパンデミックがポジティブ・ピースを含む平和に与える影響の分析が含まれている。ポジティブ・ピースは次の要素を含む:平和な社会を創造し維持する態度,制度,構造。

パンデミックの影響,特にその経済的影響が今後数年間でポジティブ・ピースの深刻な悪化のリスクをどのように高めるかを調査し,どの国が影響から回復するのに最も適しているかを調査する。

今年の結果は,世界の平和のレベルが低下し,国の平均スコアが0.34%低下したことを示している。
これは過去12年間で9番目の平和の悪化で,過去1年間で 81ヶ国が改善し,80ヶ国の悪化が記録されている。

2020 GPIは,過去10年間に発生した紛争と危機が和らぎ始め,COVID-19パンデミックの結果としての緊張と不確実性の新しい波に取って代わられただけの世界を明らかにしている。

アイスランドは,2008年以来世界で最も平和な国であり,ニュージーランド,オーストリア,ポルトガル,デンマークがインデックスのトップに加わった。

アフガニスタンは2年連続で 世界で最も平和ではない国であり,シリア,イラク,南スーダンとイエメンが後に続く。イエメンを除くすべての国は,少なくとも2015年以降,最も平和度の低い5ヶ国にランクされている。

過去1年間で,世界の9つの地域のうち2つだけがより平和になった。最大の改善が見られたのはロシアとユーラシア地域で,これに北米が続いた。北米は3つのドメインすべてで改善を記録した唯一の地域だったが,ロシアとユーラシアは継続的な紛争と安全とセキュリティの改善を記録し,軍事化ドメインのみ悪化を記録した。

南アメリカ,中央アメリカ,カリブ海諸国は,2020年のGPIで最大かつ2番目に大きな悪化を記録した。

南アメリカの平均的な平和の悪化は,軍事化と安全保障の悪化によるものだったが,中央アメリカとカリブ海の平和の低下は進行中の紛争の変化によるものだった。

平和度は2008年以降2.5%減少し,81ヶ国のGPIが悪化を記録し,79ヶ国が改善している。

23GPI指標のうち15は,2008年と比較すると,2020年には平均して平和度が低くなっている。

3つのGPIドメインのうち2つは過去10年間で悪化し,進行中の紛争は6.8%,安全性とセキュリティは3.3%悪化した。

平和と平和の世界的な悪化の最大の原因は、テロと国内紛争である。
テロ活動の増加を記録したのは97ヶ国で,テロのレベルが低いのは43各国のみだった。

しかし,シリア内戦の最盛期にピークに達した後,過去5年間,テロによる死亡者数は毎年減少しています。対照的に,軍事化ドメインは2008年以来4.4%の改善を記録している。

10万人あたりの軍人の数は113ヶ国で減少し,GDPに占める軍事支出はパーセンテージとして100に減少した。
今年のレポートでは,過去10年間の市民の不安の傾向も取り上げています。

2011年以降,政情不安イベントが急増しており,2019年に96ヶ国以上で少なくとも1つの暴力的なデモが行われていることがわかった。
2011年から2019年にかけて,暴動の数は282%増加し。ゼネストは821%増加した。

期間中,抗議行動,暴動,ストライキがヨーロッパで最も多く、2011年から2018年にかけて合計で約1,600件のイベントが発生した。
ヨーロッパの市民騒乱事件の65%は非暴力的だった。

サハラ以南のアフリカにおける市民の混乱(unrest)は,2011年の32件の暴動(riots)と抗議から,2018年には292件に,期間全体で800%以上増加した。

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ランキング付けするスコアを算出する 23の指標とそれぞれの重みづけを下表に示します。

Indicator-weights
下表は 日本の各指標のスコアを示しています。
「兵力」と「近隣国との関係」が低いスコアです。

Japan-gpi-indicators

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