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2020年7月22日 (水)

マドラス・チェックの由来

Brooks Brothers’ のサイト,‘Magazine/Style’ に “We’re All Mad for Madras” (我々はみな,マドラスが好き)というタイトルの記事がありました。

下記,拙訳・転載します。

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明るく浸透した(saturated)色の,軽量で通気性のある(breathable)マドラスは,まさに完璧な夏の素材と言えると思う。マドラスは,ほぼ1世紀にわたってブルックス・ブラザーズのレガシーの一部となっている。夏のお気に入りの生地の歴史を詳しく見ていこう。

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最初に,マドラスとは何かを明確にしよう。マドラスとは,上質な綿で作られた軽量の生地で,先染めと織りで鮮やかな格子縞を作り,表と裏の両方にパターンが見えるようになっている。歴史的に,使用された染料は滲み(bleeding)がちである(それを覚えておくこと;後で重要になる)。生地自体は,現在インドで「チェンナイ」と呼ばれている「マドラスの街に起源」をもち,その名に由来している。

1600年代の初め,インドで生産された軽く,紗のような(gauzy)綿がヨーロッパで広く求められた(rampant desire)。イギリス東インド会社(the British East India Company)がこの地域を占領してセント・ジョージ要塞を築いて,地元の繊維取引(the local textile trade)を急成長する輸出ビジネスに変えた。
この繊維が,この地域に配置されたスコットランドの兵士または格子柄(plaids)の大流行を通して,その伝統的な格子柄模様(plaid pattern)を手に入れた由来は,ここにあると思える。そして,これはスコットランドへのジョージ4世王の訪問の後,1822年から始まった。

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マドラスは,空調のない時代には通気性の高い,暑い夏に耐えられる性質が高く評価され,19世紀を通じて人気を博し続けた。20世紀の初めまでに,マドラスは大西洋の熱帯の最も暑い地域で ワードローブの定評のある素材だった。

ここで,マドラスがブルックス・ブラザーズの物語に登場する。
1930年代の暗黒の日々までに,カリブ海の暖かい海岸への休暇旅行(leisure jaunts)はステータス・シンボルの一部になり,これらの楽しい旅行から戻った人々は,エキゾチックな休暇からの完璧なお土産として手に入れた,さわやかなマドラス・シャツを持ち帰った。ブルックス・ ブラザーズは需要 -そして生地の有用性-に注目し,暑い季節の製品にマドラスを組み込んだ米国で最初の小売業者の1つとなり,これらの地域で この生地を普及させた。

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1960年代の初めまでに,マドラスの人気(madness)が国を席巻していた。
戦後の繁栄期に大学に進学するアメリカ人が増加し,キャンパス文化がトレンドを形作ったので,アイビー・ルックがブレイクした(all the rage)。マドラス・シャツはこの大きな部分を占めた。当時,インドの織工が使用していた天然染料は,湿った状態で色落ちする(bleeding)傾向が非常に強く,明るい格子縞がすべてのシャツに特有の新しいより落ち着いたデザインにブレンドされていた。
この流行(craze)の時期を過ごした人々は,十代の少年たちが 完璧な色落ちをさせるために 突然シャツを自分で洗濯することに夢中になった(おそらく母親にとっては歓迎すべき展開)話をする。

今日まで,マドラスは一枚布とパッチワークの両方で,暖かい季節のワードローブの定番であり続けている。(ただし,洗濯の状態については心配不要である;染料のオチ(泣き)(dye-bleeding)の問題は解決されている。)

今シーズンの最新マドラス製品で,夏のワードローブにちょっとした歴史を加えよう。

(転載了)

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私が 現在 持っている マドラス素材は -

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005_20200706160101長袖シャツと半袖シャツ,左から “Ralph Lauren”,“Brooks Brothers”,“VAN Jacket”,一番古い “Ralph Lauren” のシャツは 25年以上経っていると思われますが,現役で まだ着ます。

ジャケットは ダーク・マドラスが 1着,1970年頃の学生時代にも 1着 持っていました。

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