« 映画『孤狼の血2』(仮) エキストラ登録募集のメール到来 | トップページ | 虫。 »

2020年9月 3日 (木)

COVID-19 への各国対応への各国民の評価。

 新型コロナウイルスの流行は,未だ終焉の兆しを見せませんが,世界各国でそれぞれの対策がとられています。各国の国民は 自国の対策に対して どのような感想を持っているのか,‘Pew Research Center’ の Aug.27,2020付けで “Most Approve of National Response to COVID-19 in 14 Advanced Economies” (14の先進国でのCOVID-19に対して ほぼ承認する国民の反応)と題する調査報告がありました。副題は “But many also say their country is more divided due to the outbreak” (しかし多くはまた,発生のために彼らの国はより分割されていると言う)です。

下記,拙訳・転載します。

*************************

001_20200828205701

コロナウイルスの蔓延に対抗するための各国のアプローチは,ヨーロッパ,北米,オーストラリア,日本,韓国の至る所で異なっていたが,Pew Research Centerによる14の先進国の調査によれば,これらの地域のほとんどの国民は,自国がアウトブレイクにうまく対処したと信じている。全体として,国全体の中央値の73は,自国が,ほぼ全世界に蔓延し,世界中で2,000万人以上が感染し,数十万人の死者を出した新型コロナウイルスの処理に成功したと国だと表明している。

002_20200828205701

しかし,パンデミックは調査対象国の多くで 国の統一感(sense of national unity)に分裂的な影響を及ぼした。中央値46は,コロナウイルスの発生前よりも全国的な統一感を感じ,48は分裂が進んだと考えている。これには,パンデミック以前よりもさらに分断されていると答えた米国人の77が含まれており,国がより統一されたと信じているのはわずか18である。

さらに,58の中央値は,COVID-19によって生活が大幅に,またはかなり変化したと述べている。特に女性はウイルスの影響を最も強く感じている。

又,WHOに,中国からアメリカ合衆国の範囲に影響を及ぼす俳優達の批評(critiques)で特徴付けられる隔離期間に,59%の中央値は,より多くの国際的な協力が自国が直面しているコロナウイルスの感染数を減らせると信じている。多くの国の若者はこの見方を特に持っているようである。

これらは,2020610日から83日までに実施された新しいピュー・リサーチ・センターの調査結果で,14ヶ国,14,276人の成人を対象にしている,対象国:米国,カナダ,ベルギー,デンマーク,フランス,ドイツ,イタリア,オランダ,スペイン,スウェーデン,英国,オーストラリア,日本,韓国。調査はまた,コロナウイルスの流行と国の統一への自国の対応に対する国民の態度が,他国への信頼感と自国の経済的自信に関連していることも見出している。

Most people think their own country has done well handling pandemic response
ほとんどの人は,自国のパンデミック対応がうまく行っていると思っている

003h調査対象となった14ヶ国の中央値73は,自国がコロナウイルスの発生にうまく対応していると回答している。わずか27が,自国の処理は不十分だと考えている。
ただし,この評価には国によって多少の違いがある。

デンマーク,オーストラリア,カナダ,ドイツ,オランダ,韓国,イタリア,スウェーデンでは,およそ10人中7人以上が国のコロナウイルス対応を肯定的に評価している。そして,ベルギー,フランス,日本,スペインの半分以上がこの感情を共有している。

英国と米国の2ヶ国では,コロナウイルスに対する政府のパフォーマンスの評価に関して,人々の考えは分かれている。これら2ヶ国はまた,政府によるこの危機への対応の見方について,高いレベルの政治的二極化を抱えている。
米国では,共和党と共和党支持者の76が,政府が良い仕事をしたと言うが,民主党と民主党支持者のちょうど4分の1だけがそれに同意し,51パーセントポイント異なる。
右傾している英国人の大多数(55)は,ボリス・ジョンソン首相の保守政権が率いるパンデミックへの対応に肯定的な評価を与えているが,左派で同じ意見を持っているのは26だけである。

現在,左派のスペイン社会主義労働者党が率いるスペインの人々も,COVID-19に対する政府の対応を評価する際にイデオロギー的に分かれており,反対の方向に向かっている:左派の73は,アウトブレイクを管理している自国に満足しているが,右派は40で,33ポイントの異なる。左派の人々はまた,アウトブレイクに対する国の対応についてより肯定的であり,イタリア(18ポイントより肯定的),スウェーデン(17ポイント)および韓国(15ポイント)で2桁の数字となっている。

004h_20200828205401コロナウイルス発生は前例のない性格のため,世界中の経済が縮小しており(contracted),米国議会調査局は,2020年の世界経済の成長率が以前の予測と比較して3から6低下する可能性があると報告している。これらの経済的影響は,人々が自分の国のパンデミックへの対応をどのように評価するかにも関係している。

調査に含まれる14ヶ国すべてにおいて,現在の国家経済状況が良好であると考える人は,経済が悪化すると考えている人よりも,自国がコロナウイルスの発生にうまく対処していると言っている可能性が高い。

この相違は特に米国で顕著である。
経済についてより楽観的な見方を持つ人々の中で,78は,米国政府のウイルス対処方法を認めていると報告している。しかし,現在米国経済が悪い状態にあると考える人は,政府の対処に肯定的な評価を与える可能性は半分以下である。

Coronavirus has changed many lives throughout 14 nations
コロナウイルスは14ヶ国で多くの生活を変えた005h_20200828205401

調査した各国は全てコロナウイルスの影響を受けている。
調査が行われたときの死者数は14ヶ国で約100人から10万人以上までさまざまであり,完全に封鎖した国もあれば,スウェーデン,日本,米国などのようにウイルスを食い止めようとするために異なる措置をとった国もある。調査した14ヶ国全体で,中央値の58はパンデミックによって生活が大幅に,またはかなり変化したと回答し,42はあまり変化がないか,まったく変化していないと報告している。

韓国,スウェーデン,米国,英国,日本,カナダの約3分の2以上が,パンデミックによって少なくともかなりの生活が変化していると述べている。(英国を除くこれらの国のすべてで,政府は国家レベルの封鎖を課したことはない。)
また,韓国,米国,スウェーデン,英国では,少なくとも10人に3人が,発生以来,彼らの生活は大きく変化していると述べている。
スペインとイタリア(初期のホットスポットだった2国)の大多数の人々もまた,アウトブレイクよる彼らの生活の変化を述べている。

6ヶ国で,約半数以上がウイルスの発生以来,彼らの生活はほとんど,またはまったく変わっていないと言っている:オランダの54,オーストラリアの53,フランスの53,ベルギーの51。オーストラリアを除くこれら6ヶ国のそれぞれで,政府はCOVID-19の蔓延に対抗するために国家レベルの封鎖を実施した。

006h_20200828205401調査対象となった14ヶ国のうち12ヶ国では,女性が男性よりもコロナウイルスによって自分たちの生活が変わったと言っている傾向がある。
これらの国のうち9ヶ国では,性差は2桁に達している。スウェーデン,米国,フランスでは,女性がそれぞれ15ポイントずつこれを言う可能性が高かった。

パンデミックの間に女性が経験した変化はさまざまな形をとることがあり,データは女性の負担が職場と家庭の両方で増加していることを強調している。世界中の女性は通常,育児や家事など,男性よりも家庭で無給の仕事を行っている。これが,COVID-19の蔓延に対抗するために学校やデイケアセンターを閉鎖することで,さらに拡大する可能性がある。さらに,経済協力開発機構(the Organization for Economic Cooperation and Development)によれば,調査対象国のそれぞれで,男性よりも女性の方が高い割合でパートタイム雇用されており,これはパンデミックによって中断された可能性が高い。また,Citiからの報告では,コロナウイルスに関連する失業が世界の女性に偏って(disproportionately)影響を与えていると主張している。(3月以前のセンターの調査でも,米国人女性は男性よりもウイルスによって個人的な生活が大きく変わったと言っている可能性が高いことが示されている。)

Little consensus on whether the pandemic has brought people together
パンデミックによって人々が団結したかについてのコンセンサスはほとんどない

007h_20200828205401コロナウイルスの発生以来,市民分裂がどの程度変化したかは,それ自体が対立する問題である。現在,コロナウイルスの発生前よりも団結しているのか,それとも分裂しているのかを尋ねると,多くの国の人々は統一されておらず,14ヶ国の中央値46が自国がより団結しており,48が分裂していると示している。(コロナウイルスの発症以来,調査対象国は,5月に白人警察官によって殺害された黒人米国人,ジョージ・フロイドの死亡などに関連した世界的な不況と抗議の影響も経験している。)

コロナウイルス関連の制限の寄せ集めがウイルスの蔓延を緩和しながら経済回復への最良の道の広い不一致を反映している米国では,およそ4分の3は,米国はコロナウイルス発生前よりも分裂していると述べている。10人中2人だけの米国人は,国がより統一されたと言っている。どのイデオロギー傾向の米国人も国がより分割されたと言うが,民主党と民主党支持者(81)は,共和党と共和党支持者(74)よりも分裂が増加したと言う可能性が高い。

対照的に,デンマークのほぼ4分の3は,コロナウイルス発生前と比べて,現在はより団結があると述べている。カナダ,スウェーデン,韓国,オーストラリアの半数以上は,コロナウイルスの発生以来,国がより統合されたと述べている。

調査されたすべての国で,自分の国のコロナウイルス発生への対処が悪かったと思う人は,自分の国がより分断されていると言う可能性が高くなる。これは韓国で特に当てはまる。韓国がコロナウイルスへの対処において悪い仕事をしたと信じている人の74は,自分の国が今より分割されていると言い,良い仕事をしたという人 29%と比べると 45ポイントの違いがある。

008h_20200828205501 ヨーロッパでは,右派のポピュリスト党に好意的な意見を持つ人は,コロナウイルスの発生が始まってから分裂が進んだと言う不利な見方を持つ人よりも可能性が高い。これは特にドイツで当てはまり,ここ数週間でコロナウイルスの制限に抗議するために何千人もが集まった。これには,極右に所属する抗議者も含まれる。
右翼の「ドイツのためのオルタナティブ党」(AfDAlternative for Germany)に好意的な意見を持つドイツ人の75が,コロナウイルスの発生前よりもドイツは今や分断されていると述べており,AfDに対立する人々は51%である。

オランダやスペインなど,長期にわたる封鎖に対する同様の抗議行動を経験した他の国々も,自国の右翼のポピュリスト党に対する肯定的および否定的な見方をする人々間でのギャップを示している。

009h_20200828205501 国民の不統一感は不信感と結びついている。多くの国では,一般に,ほとんどの人を信頼できないと言う人は,ほとんどの国が信頼できると言う人よりも,自分の国は今より分裂していると言う傾向がある。調査した14ヶ国中11ヶ国で,このギャップ10パーセントポイントを超える。

フランスは特に厳しい例である。ほとんどの人が信頼できないと言う人の過半数(63)は,国は現在,コロナウイルスの発生前よりもさらに分裂していると言う。 ほとんどの人が信頼できると考える人で,分裂が増したとするのは10人に4人未満(37)である。

Publics generally agree that more international cooperation would have potentially reduced virus-related fatalities
国民は一般に,より多くの国際協力がウイルス関連の死者を減らす可能性があることに同意する

010h_20200828205501 コロナウイルスの症例数が世界で2000万人を超えていることが確認されているため,調査対象国の多くは,より強力な国際協力によって数を最小限に抑えることができたと述べている。14ヶ国の中央値59は,もし彼らの国が他の国ともっと協力していたら,コロナウイルスの感染数は自国でより少なかったであろうと言っている。
対照的に,36の中央値は,そのような協力が感染数を減らすのに無駄であったと言っている。

コロナウイルスの感染数を減らすための協力の機会を逃したことは,ヨーロッパで特に強く感じられ,初期の対応の調整に失敗したことが,イタリア北部とスペインでの突発的で深刻な集団発生につながった。調査対象のヨーロッパ9ヶ国のうち7ヶ国の半数以上が,より多くの協力がコロナウイルスの感染数を減らしたと述べている。

特に,デンマーク人の78は,コロナウイルスの感染者数は国際協力によって減少しなかったと考えている。 ドイツの過半数はまた,協力によって感染者数が減ることはなかったと述べている。

全体として米国人は,より多くの協力がコロナウイルスの感染者数を制限したかもしれないと言う。
米国の成人の過半数(58)は,米国がより多くの国と協力していれば,米国のコロナウイルスの感染者数は減少したであろうと述べている。

011h_20200828205501 世界的に若い人は国連に対してより好意的な意見を持つ傾向があり,若い米国人はコロナウイルスの発生への対応についてWHOに高い肯定評価を与えているので,18歳から29歳は50歳以上の人よりも協力が多ければ自国でコロナウイルスの感染者数を減らしていただろうと言う可能性が高い。たとえばオーストラリアでは,パンデミックに関する国際協力の問題に関する若い回答者と高齢の回答者の違いは30パーセントポイントを超えている。18歳から29歳のオーストラリア人の61は,より多くの協力がコロナウイルスの感染者数を減らすのに役立つだろうと言っており,50歳以上のオーストラリア人の約4分の1だけが同じことを言っている。

ほとんどの国で,協力がコロナウイルスの感染者数を減らしたと言う人は,自国がコロナウイルスの発生に対処するのに悪い仕事をしたと言う可能性が高い。たとえば,協力によりコロナウイルスの感染者数が減少したと答えた英国人の64は,英国政府のコロナウイルス発生への対処が悪かったと考えている。

012h_20200828205501 人々がより多くの協力がコロナウイルスの蔓延を止めるのを助けたかもしれないと考えるかどうかは,彼らが与党のイデオロギーと一致するかどうかに関係している。

右派の政党が現在国家執行権を握っている米国と英国では,左派の党派は,より多くの協力がコロナウイルスの感染者数を減少させたと言っている可能性が高い。右派は国際協力の有効性に懐疑的である。

一方,左翼のスペイン社会主義労働者党は現在スペインで権力を握っており,イデオロギー上の右派のスペイン人は左派のスペイン人よりも他の国と協力してコロナウイルス事件を制限できたと言っている可能性が高い。

政府が技術的に左寄りの連合(coalitions)に率いられている韓国とスウェーデンでも,同様のパターンが続く。

(転載了)
*********************

 反省する時期は適当でしょうか?

|

« 映画『孤狼の血2』(仮) エキストラ登録募集のメール到来 | トップページ | 虫。 »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 映画『孤狼の血2』(仮) エキストラ登録募集のメール到来 | トップページ | 虫。 »