« 買い物に行く途中で見た,懐かしい車。 | トップページ | この冬は,灯油が安い。 »

2020年11月 6日 (金)

Gloverall の歴史

真冬のカジュアルなコートと言って まず思い浮かぶのは “Duffle Coat” で,還暦になる前年の 2007年にもっとも代表的なブランドである “Gloverall” の,もっとも Typicalなタイプの “Monty” を購入しました。

しかし,最近は,暖冬で出番がありません。

Gloverall” の歴史については,ここで何回か触れたことがありますが,今回は 英国の “Gloverall” のサイトにあった “Gloverall Heritage - Over 50 Years History” を紹介します。

下記,拙訳・転載します。

*****************************

A story of craftsmanship, authenticity and service.
職人の技,本物とサービスの物語。

Gloverall has a rich history, now spanning well over half a century.
グローバーオールは豊かな歴史を持ち,現在,半世紀以上にわたっている。

1950

1950

第二次世界大戦の終結から5年後,手袋とオーバーオールの卸売業者,HF モリスの ハラルドとフレダに大量の余剰軍用ダッフルコートが提供され,キャンピングやレジャーショップですぐに売り切れた。

この成功により,熟練の仕立て屋(master tailor)の息子であるハロルドとフレダは,新会社 “Gloverall” のために独自のダッフルコートを生産するようになった。

ハロルドはダッフルコートをリファインすることにした。 彼はコートに取り付けるのが難しい太いジュートロープの留め紐を革のストラップに替え,イタリアのチェック生地を裏地に採用した。

1960

1960

政府の政策により,ロンドンに新工場を開設することが禁じられ,“Gloverallはノーサンプトンシャーのウェリングバラ(Wellingborough)に引っ越した。

Gloverallのダッフルコートは世界中に輸出されて,真の英国の定番となった。

1962年,需要に対応するため,ノーザンプトンシャー(Northamptonshire)に新しい,特注(custom built)のカジュアル・アウターウェア工場が開設された。 “Gloverallのデザインチームは,よりファッショナブルなダッフルとカジュアルなアウターウェアを革新し,さらに人気を高めた。
その他のヨーロッパ,香港,日本,オーストラリア,ニュージーランド,南アフリカで新しい市場が開拓されていった。 1960年代の終わりまでに,“Gloverall40を超える国々で大きな売上を達成した。

1970

1970

北米,米国,スカンジナビアが主要市場となり,1970年代半ばまでに 日本が “Gloverallの最大の輸出市場となった。

1977- “Gloverallの輸出売上高がシルバー・ジュビリー(エリザベス女王2世在位25周年)オナー(the Silver Jubilee Honours)リストに認定された。

1979- “Gloverallは,チャールズ皇太子(HRH Prince of Wales)も その後援者になっている,英国のトランス・グローブ探検隊(the British Transglobe Expedition)にコートを供給。

メンズとレディースのダッフルジャケット,ボンバー・ジャケット。 ケープとクラシックなブリティッシュ・ウォーマー・オーバーコートが “Gloverall の商品群に追加された。

1980

Gloverallはニューヨークのレイク・プラシッドの冬季オリンピックに出場する英国オリンピック・チーム用にダッフル・コートをデザイン,製造。
1986- ‘The Customer Awareness League of British Outerwear’(英国のアウターウェアにおける顧客の認知度)で,“Gloverallはトップ3に入った。
1987- “Gloverallは,‘the British Apparel Export Award’(英国のアパレル輸出賞)の最初の受賞者になった。

the British Knitting and Clothing Export Council’(英国編み物および衣類輸出評議会)の会長としてアン王女(HRH Princess Anne)がその就任初年度に,“Gloverallを訪問した。
Gloverallはカナダの冬季オリンピックの公式チームユニフォームの一部を提供した。 初出場の冬季オリンピックで,“Gloverallのダッフルコートを着ているジェイン・トービルとクリストファー・ディーン。

1980

1990

1990

1992 “Gloverallが ‘the Queens Award for Export’(英国女王賞-輸出部門)受賞。

今や非常に人気のあるアウターウェア・ブランドである “Gloverallは,スーパー・ワックス(super wax)とヘビー・デューティ・コットン(heavy duty cottons),マイクロ・ファイバー(micro fibres),リバーシブル・ウール・ダッフルコートを含めることで,その範囲を拡大している。

グースダウン,高級生地,ウール100%のエリシアン。ヘリンボーン,ハリスツイード,カシミア・ミックスでパディングされたコットンカンブリックのコートとジャケットで商品ラインを拡充。
1990年代半ばまでに,アウタウェアー・アクセサリーに帽子やスカーフが追加された。 韓国市場が開拓された。

2000

2000

現在,世界中の主要な店で販売されている “Gloverallは,2001年に50周年(Golden Jubilee)を記念して,アンゴラ・ウール100%製の特別版ダッフルコートを発売した。

2010年に60周年に近づいた “Gloverallは,象徴的である1950年代のダッフルコートを現代バージョンで再現。

2014年- 1951コレクションは,イギリス・グランプリの初期の時代を記録した一連の白黒写真からインスピレーションを得てデザインされた。

1957年のモナコ・グランプリでのレース中に,ブルックスは,“Gloverallの象徴的なモンティ・ダッフルコートを着て,伝説のドライバー,スターリング・モスとマイク・ホーソーンと並んで撮影された。

1957

1951コレクションは,モンティ・ダッフルコート(Monty duffle coat)を現代的に再評価し(contemporary reevaluation),アップリケにインスパイアされたモチーフやピンを備えたクラシックなボイルド・ウールスタイルに刷新した。

その他のアウターのハイライトには,全天候型レインコート,スポーツ・ミドル丈のカー・コート,キルティング・ラリー・ジャケットなどがある。

英国のプレミアム生地は依然,際立っている。 アブラハム・ムーン(Abraham Moon),フォックス・ブラザーズ(Fox Brothers),ハリス・ツイード(Harris Tweed)のツイードが,ハリー・スティーブンス(Halley Stevens)のワックス・コーティング・コットン,ブリティッシュ・ミルレイン(British Millerain)のボーンド・コットン(boned cottons)と並んで登場する。

(転載了)
******************************

さて この冬は寒くなるようで, “Gloverall” の ダッフルコート “Monty” を着る機会があるかも知れません。

|

« 買い物に行く途中で見た,懐かしい車。 | トップページ | この冬は,灯油が安い。 »

garments & others」カテゴリの記事

コメント

65歳で関東から広島に移って以来,ほとんど着ていませんが,この冬 寒ければ着てみようと思っています。
大戦時の復刻版の‘Monty’は重いので古希を過ぎた身体が許せばの話ですが,その為の 腕立て伏せとスクワットは欠かしていません。

投稿: 管理人 | 2020年11月 6日 (金) 15時55分

ダッフルコート! アイビーブームの影響なのか、このタイプのコートは何着買ったことだろう。しかし、所詮サラリーマンの身には休日にちょっと着てみるだけであった、ところが北海道に転勤になったときは、通勤にダッフルを着用! 札幌地下鉄の乗り場ガラスに映るわが身を見て悦に入ったこともあった。
ところが、ダッフルはメルトン、裏地は不要と洒落こんでいたが、押し寄せる年波、とかく重い、とうとう昨年は行きつけのセレクトショップお勧めの軽い生地のものに買い替えた。
それにしても、『ナヴァロンの要塞』のラストシーンのデヴィッド・ニーブンのダッフル姿は渋いものです。

投稿: オリオンの息子 | 2020年11月 6日 (金) 15時12分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 買い物に行く途中で見た,懐かしい車。 | トップページ | この冬は,灯油が安い。 »