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2020年11月28日 (土)

新型コロナウイルス時代の住みやすい国ランキング

新型コロナウイルス感染の第3波で 明確な対策プランの提示が遅れ,毎日の報道を騒がせています。

ところが,ブルームバーグ通信が11月24日,「新型コロナウイルスの時代に住みやすい国ランキング」を発表し,その内容に驚きました。

ブルームバーグは経済規模が 2000億ドル以上の53ヶ国・地域を対象に,先月1ヶ月の人口当たりの新型コロナウイルス感染者数と死者数,ワクチン供給契約の締結件数,検査能力,移動制限のレベルなど10項目の指標を評価した結果を基に「新型コロナウイルス回復ランキング」を発表しました。

1位はニュージーランド(85.4点)で,速やかに決断力をもって対処した点が評価されました。ニュージーランドはコロナの死者が発生する前の今年326日から封鎖措置を取り,観光産業への依存度が高いにもかかわらず国境を速やかに閉鎖した,とブルームバーグは説明しました。ニュージーランドが,米国の製薬会社ファイザーとドイツのバイオンテックが共同で開発中のワクチンの供給を受けることにした点も高く評価されています。

2位は,なんと 日本(85.0点)でした。人口が12000万人を超えるものの,コロナの重症患者がわずか331人(現時点では400人超え)で,封鎖措置を取らずにコロナにしっかり対処したというのがブルームバーグの評価です。互いを信頼し政策に順応する日本の国民が,自らマスクを着用し,混雑した場所を避けたという点も高く評価されました。

3位は台湾(82.9点)で,昨年12月に中国で新型コロナが発生すると即座に出入境を統制し,マスクの在庫や感染者の行動ルートを知らせるアプリも導入し,200日以上感染者が出ていないとブルームバーグは伝えました。

ランキング下位にはペルー(51位,41.6点),アルゼンチン(52位,41.1点),メキシコ(53位,37.6点)が名を連ねた。イタリア(40位,54.2点),スペイン(41位,54.2点),フランス(45位,51.6点),ベルギー(50位,45.6点)など欧州の主要国も順位が振るいませんでした。

原文の抜粋を拙訳・転載します。

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Bloomberg/The Covid Resilience Ranking
“The Best and Worst Places to Be in the Coronavirus Era”(コロナウイルス時代にあるべき最高の場所と最悪の場所)Nov.24,2020

Covid-19が世界中に広まる今,世界中で最悪の公衆衛生危機に最もうまく取り組む場所についての予想(preconceptions)を試みた。2020年以前のさまざまな措置によってパンデミックに最も備えているとランク付けされていた米国や英国のような先進国は,感染症に繰り返し圧倒され,費用のかかるロックダウンへの回帰に直面している。一方,国境内の病原体(pathogen)を排除することを除いて,全てで 予想に反する国々が,発展途上国においてさえ,存在する。

ブルームバーグは,コロナウイルス時代の,最良な場所を決定するための数値化を行った:ビジネスや社会への混乱(disruption)を最小限に抑えながら,ウイルスが最も効果的に処理された場所はどこだろうか?

Covid Resilience“(コロナ復活力)ランキングは,ウイルス症例の増加から全体的な死亡率,検査能力,ワクチン供給契約の締結件数まで,10の主要な指標で経済規模が2,000億ドル以上の国を評価している。地域の医療制度の能力,ロックダウンなどのウイルス関連の制限が経済に与える影響,市民の移動の自由も考慮されている。

結果は,これらの53ヶ所でパンデミックが現在どのように発生しているかのスナップショットである総合的なスコアである。コロナウイルス・ワクチンへのアクセスをランク付けすることにより,これらの国々の運命が将来どのように変化するかについての手段(window)も提供する。これは最終的な裁定(verdict)ではないし,また,ウイルス・データの不完全性や,その後の波が物事を最初にうまく処理した国を混乱させるこの危機の速いペースである可能性もない。状況と純粋な運も役割を果たすが,定量化するのは困難である。
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ランキング2番目は,別の道を切り開いた日本である。ロックダウンを強制する法的手段が欠けているが,他の強みがすぐに現れた。
過去に結核が流行したため,日本は,Covid-19に迅速に再配備されたコンタクト・トレーサー(接触追跡者)が配置された公衆衛生センターシステムを維持してきた。高いレベルの社会的信頼(social trust)とコンプライアンスは,市民が積極的にマスクを着用し,混雑した場所を避けることを意味した。

Japan-photo
冬が迫る中,感染症の記録的な増加が見られるが,12000万人を超える国で,現在331件のCovid-19の重症例が発生しているが,人口が半分のフランスでは,5,000人近くのウイルス患者が集中治療を受けている。世界で最も高齢者を多く抱えているにもかかわらず,死を回避する日本の能力は,革新的なmRNA技術を使用する二つのフロントランナー候補を含む4つのワクチン取引をまとめるという先見の明と同様に,高いランク付けに影響した。
Racing-for-vaccines

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下表は ランキング付けで考慮した10の指標です。

Ranking-indicator

下表は 上位25ヶ国のランキング表で 指標のうち “Corona Status” を示しています。
Ranking-covid-status

下表は 同様に上位25位のランキングで 指標のうち,“Quality of Life” を示しています。
Ranking-quality-of-life

(抜粋転載了)
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日本のこの状態で,総合評価 2位というのは にわかには信じ難いところですが,それだけ 世界はひどい状況ということでしょうか。

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