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2020年12月30日 (水)

先進国の人々は ロシアとプーチンをどう見ているか?

Pew Research Center’,‘FACTTANK’ の Dec.16,2020付で “Views of Russia and Putin remain negative across 14 nations” (ロシアとプーチンへの見方は14ヶ国で否定的なまま)の見出しで 調査結果を報告していました。

下記,拙訳・転載します。

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世界におけるロシアのイメージとそのリーダーであるウラジーミル・プーチンのイメージは何年もの間衰退してきており,今年の夏に14の先進国で実施されたピュー研究所の調査はそれが引き続き当てはまることを示している。

001h_20201217164101 これらの国の成人の中央値66はロシアに対する否定的な見方(unfavorable view)を表明しており,14ヶ国のうち12ヶ国の大多数がその見解を持っている。ロシアについて肯定的な意見(positive opinion)を持っているのは中央値29だけである。

スウェーデン,デンマーク,オランダの人々は,ロシアに対して最も否定的な見方をしている。これらすべての国の少なくとも4分の3が否定的な意見を持っている。スペイン,英国,日本,米国では,3分の2以上が同様の意見を持っている。

調査対象国の中で,イタリアはロシアに対する比較的楽観的な見通し(sanguine outlook)で際立っている。モスクワはパンデミックの開始時にイタリアに医療援助を提供し,イタリアの約半数はロシアを好意的に見ている。これは,2007年に最初に質問されて以来,イタリア人によるロシアに対する最も肯定的な評価である。

他の国では,センターがこのトピックについて最初に調査して以来,ロシアの評価は低いままであるか,大幅に低下している。

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米国,英国,カナダでは,2007年に調査が開始されて以来,ロシアを好意的に見ている割合が少なくとも20ポイント減少している。ドイツ,スペイン,フランスでは,人口の約3分の1で割合が伸び続けている。日本の場合,10人に2人から3人が隣人に対して好意的な見方をしている。

50歳以上の人は,1829歳の人よりもロシアを好意的に見る可能性が低い。たとえばドイツでは,1829歳の44がロシアに対して肯定的な見方をしているのに対し,50歳以上の人で肯定的な見方をしているのは25にすぎない。年齢差は調査対象の14ヶ国のうち13ヶ国で統計的に有意であるほど大きい。

右派ポピュリスト政党を好意的に見ているヨーロッパ人も,ロシアを好意的に見ている可能性が高い。違いはドイツで最も大きく,(極右政党)‘Alternative for GermanyAfD)’の支持者は,非支持者よりもロシアに対して肯定的な意見を持っている可能性が33パーセントポイント高くなっている。イタリア,オランダ,フランスの右派ポピュリスト党の支持者も,非支持者よりも少なくとも20ポイント多く ロシアに前向きな見方をしている。

003h_20201217164101 それでも,ロシアへの支持は,右派ポピュリスト党の支持者の間で少数派の見解である。ドイツ,イタリア,フランスでのみ,右派ポピュリスト党支持者の大多数がロシアに対して好意的な見方をしている。

ロシアに対する一般的な否定的な見方はプーチンにも及ぶ。調査した14ヶ国全体で,中央値23がプーチンが世界情勢で正しいことをすることに信頼していると述べ,中央値73がロシアの指導者に信頼してないと述べている。イタリアの他では,プーチンへの信頼を表明しているのは 調査対象の国の人口の3分の1以下である。
ロシアの指導者への信頼は,成人の5分の1以下しかこの意見を表明してないスペイン,米国,オランダ,スウェーデン,デンマークでは特に低くなっている。オーストラリア,ドイツ,イタリアでのみ,世界の舞台でのプーチンを10人中3人以上が信頼している。

004h_20201217164101 それでも,調査対象のほぼすべての14ヶ国で,ドナルド・トランプ米大統領よりもプーチンの信頼が高まっている。調査対象の国を除くすべての国で,トランプよりもロシア大統領に信頼しているヨーロッパでは,特に違いが顕著である。イタリアとドイツでは,人々はトランプよりもプーチンを好意的に見ている可能性が21パーセントポイント高くなっている。ベルギーとフランスでも2桁の違いがある。米国人,カナダ人,そして日本人だけがトランプを より好意的に見る傾向がある。

信頼の面で トランプを上回るプーチンのわずかな優位性は,北米,ヨーロッパ,アジア以外の国を対象とした2019年のピュー研究所の調査でも見られた。

(転載了)
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先進国国民からの信頼度をプーチンと比較されるだけでも屈辱なのに,プーチンより信頼度が低い米国大統領は,滅多に出現するものではありません。米国大統領史の汚点として米国が存続する限り名を刻んだままでしょう

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