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2020年12月 3日 (木)

無理に丁寧に話そうとするとー

「日本語が乱れている」はいつの世でも言われてきましたが,最近は 当たり前すぎて言われなくなったような気がします。

先日 TVニュースを見ていて,一般人のインタビューに応える声が流れー

  「娘から伺って(聞いて)・・・
・・・
  「 ・・・ と警察官が おっしゃっていました。
と話していました。

情況から察するに 50歳代の男性と思われました。
いつから「娘から 話をうかがい」,「警察官がおっしゃる」時代になったのでしょうか?

おそらく インタビューに,慣れない(?)「丁寧語」で応えようとして 「丁寧語」と「尊敬語」,「謙譲語」との区別がつかず,不適切に 「謙譲語」と「尊敬語」が混入したものと思われます。(警察官に「尊敬語」を使って何が問題かーのご意見あるかも?)

日本語が難しい言語と言われる所以のポイントです。

親世代でこれですから,親(家庭)に教える能力がなくなっていることは明らかで,小中学校での国語教育を充実させるしかないでしょう。
もちろん,日本語を守る意思が国にあるなら,の話ですが。

面白いのは 「ら抜き言葉」に対して,例えば 「食べれる」と話すのを テロップでは「食べられる」と,必ず修正するTV局が,「娘から伺って・・・」を「娘から聞いて・・・」と修正せず「・・・ うかがって」と平仮名で誤った日本語を流したことです。

過去,もっとも 唖然として記憶に残っているのは,辻井 伸行さんが,ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝したことを報じるTVニュースで,父親が「・・・ できることは何でもしてやりたい」と話したのを テロップで 「・・・してあげたい」(子供に対して「謙譲語」!)と流したことです。息子に対する愛情あふれる,正しい日本語を話す父親に対して無礼と思った視聴者はどのくらいいたでしょうか。
正しい日本語を誤った日本語に改悪して流すTV局とは? 言葉を大切にすべき放送局にして このレベルです。

やはり,日本語は 既に修正が効かぬほど乱れているようです。

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