“Little Cigar” を知らなかった。
10月に煙草が値上がりになって,それまで吸っていた煙草の ¥500 が ¥570 になり,年金生活者の懐には厳しいので煙草を変えようとタバコ屋で安い煙草を探して,あまり考えずに “Camel Cigar Light” ¥400 としました。30年ほど前の一時期,独特の癖のある香りがあった “Camel” を吸っていたので あまり抵抗なく決めました。
ここで “Cigarette”(紙巻き煙草) ではなく “Cigar”(葉巻)となっているのは何故だろうかと不思議に思いましたが 特に調べることはありませんでした。吸い始めて 気が付いたことは,普通の煙草(紙巻き煙草)だと 灰皿に火をつけたまま置いておけば 全て灰になりますが,これは 少しの間 吸わないと火が消えることで,「葉巻」と同じです。
ドライシガーの中でも,紙巻たばこに似た形態の葉巻はリトルシガーと呼ばれています。リトルシガーは巻紙にシートたばこが使用されているため,たばこ税法上,葉巻たばこに分類されます。豊かで香り高いことが特徴でありながら,紙巻たばこの手軽さを兼ね備えています。
リトルシガーは『葉巻たばこ』に分類され,葉巻たばこについてはタール・ニコチン値の確⽴された測定⽅法が存在していないことから記載しておりません。なお、法令上(財務省令)も,紙巻たばことは異なり,『葉巻たばこ』にタール・ニコチン値の表⽰は義務付けられておりません。」
更に 英文Wikipedia の “Cigar” の中の “Little Cigars” の項には 次のように書いてあります。(拙訳御免)
「‘Little cigars’(英国では ‘small cigars’ または ‘miniatures’(ミニチュア)と呼ばれることもある)は,通常の ‘cigars’(葉巻)とは大きく異なる。それらは ‘cigars’ や ‘cigarillos’ よりも軽いが,さらに重要なことに,サイズ,形状,パッケージ,フィルターが ‘cigarettes’(紙巻きたばこ)に似ている。
米国では,1971年から1973年にかけて,たばこ広告(cigarette advertisements)の放送を禁止し,たばこパック(cigarette packs)の健康に関する警告を強化する「公衆健康の為の喫煙法」(the Public Health Cigarette Smoking Act)に対応して,‘little cigars’ の販売が4倍になった(quadrupled)。
‘Cigars’(葉巻)は禁止から免除され,おそらくもっと重要なことに,はるかに低い税率で課税された。 ‘Little cigars’ は「変装した紙巻きタバコ」(cigarettes in disguise)と呼ばれることもあり,紙巻きタバコ(cigarettes)として再分類する試みは失敗に終わっている。
米国では,2006年に ‘little cigars’ の売上高が史上最高に達した。これは,主に有利な課税に支えられているからである。一部の州,イリノイ州や他の州などでは,‘little cigars’ が ‘cigarettes’ の税率で課税されている。これはさらに別の抜け道(loophole)を作る原因となって,製造業者はより高い税率を回避する代わりに自社製品を「フィルター付き葉巻」(filtered cigars)と分類している。
それでも,多くの人は,‘little cigars’ と ‘filtered cigars’ には実際には違いがあると主張し続けている。
‘Little cigars’ は,‘cigarettes’(紙巻きタバコ)と同じような全体的な感触であるが,熟成および発酵したタバコを使用し,‘filtered cigars’ は,従来の ‘cigars’(葉巻)に近いと言われ,(肺まで)吸入することを意図していない。調査によると,人々は ‘little cigars’ の煙を吸い込んでいる。」
税金的には 日本でも当初は 「葉巻」に分類されて優遇されていましたが,不公平感があって 徐々に「紙巻き」に近づき,現在は 差がなくなっているようです。
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