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2021年2月22日 (月)

「慰安婦は売春婦」とするハーバード大学教授の論文への反応

ハーバード大学教授が 「大戦前・中に存在した慰安婦は 契約に基づく売春婦だった」とする論文を書いて,これまで 「慰安婦は日本帝国による性的奴隷だった」とする情報を刷り込まれ,何の疑いもなくそう信じ,その他の可能性を考えもしなかった歴史学者たちを慌てさせているようです。

Columbian College of Arts & Science’ の ‘History News Network’ のサイト,Feb.16,2021付けで “Harvard Law Prof Rejects Historical Consensus on ‘Comfort Women,' Historians Respond”(ハーバード法学教授が「慰安婦」に関する歴史的コンセンサスを否定,歴史家の反応)と題する記事がありました。

下記,拙訳・転載します。

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第二次世界大戦前および第二次世界大戦中に日本兵に奉仕するために,大日本帝国軍が女性と少女を性的奴隷制(sexual slavery)の組織化されたシステム(organized system)に強制または強要した(forced or coerced)方法を探求するかなりの研究団体(body of scholarship)が存在する。

保守的な日本の政治家が近年,国家責任(state responsibility)を否定し,教科書を書き直す努力に着手しているため,大部分が韓国人だった,婉曲的に名付けられた(euphemistically named)「慰安婦」に関する歴史的物語(historical narrative)の管理(control)は,日本政府と韓国政府の間の争い(contention)の問題に留まっている。

この政治化された分野に関して,ハーバード・ロースクールの三菱日本法学教授(the Mitsubishi Professor of Japanese Legal Studies)であるJ. マーク・ラムザイヤー(J. Mark Ramseyer)は,「慰安婦の性奴隷物語(comfort-women-sex-slave story)」を「純粋なフィクション」と述べる論説(op-ed)を日本の新聞に書いた。彼はまた,学術雑誌 “the International Review of Law and Economics” に,慰安婦を売春婦として特徴づけ,事実上,性的労働(sexual labors)に対する高賃金を交渉し自由に操る(negotiate and command)ことができた合理的な経済当事者だったとする記事を発表した。

「合わせて-」,ラムゼイヤーはジャーナル記事を締めくくる。「女性と売春宿は,1年か2年の期間と大きな進歩を結びつけた契約書(indenture)を取り交わした。

ハーバード大学の認可(imprimatur)と同じように,ラムゼイヤーの主張は国際的な論争の対象となっている。学者たちは,「慰安婦」制度が同意当事者間の契約ではなく,政府が後援する(government-sponsored)性的奴隷制(sexual slavery)に相当するという広範な証拠を見落としているとしてラムゼイヤーを責め(accusing),非難の声を上げた(cried foul)。

学術誌は,「太平洋戦争におけるセックスのための契約(Contracting for sex in the Pacific War)」と題されたラムゼイヤーの記事のオンライン版に懸念の表明を付け加えた(appended)。学術出版社であるエルゼビア(Elsevier)のスポークスマンは,同誌はまた,同じ号に反応の印刷を可能にするために,記事を含む次の印刷号の発行を延期していると述べた。
...

ラムゼイヤー氏は,「論争に関連する資料をまとめる過程にある」と述べ,インタビューの要請を断った。

コネチカット大学の歴史学教授であるアレクシス・ダデン(Alexis Dudden)は,ラムゼイヤーの記事に対する反論を書くように求められたと述べ,彼の記事をホロコースト否認(Holocaust denialism)に類似した「学問的不正(academic fraud)」と表現した。

「最初の生存者が現れてから30年間で非常に多くの研究(scholarship)が生み出された。ラムゼイヤー教授の決断(decision)は,まるで彼がこれに参加した最初の人物であるかのように,すべての過去の議論を無視し,彼とは異なるすべての意見を嘘として委縮させる(withering)厳しい非難を与える」と,現代日本と韓国の歴史の専門家であるダッデンは言った。

「 『まあ,朝鮮人はお金のためにそこにいた』と言うことが - 私には,ラムゼイヤーの記事が言っていることの「オチ(tagline)」になるだろうが - 強力な日本の政治的イデオロギーへの犬笛にすぎない」 とダッデンは付け加えた。「私たちを1990年代に引き戻すだろう多くの人が立ち上がっているが,ハーバード大学のある教授は言った。『これはすべて嘘である。彼女たちは売春婦であり,お金を稼ぎ,望めば家に帰ることができた。』 これは研究(scholarship)ではない。」

(転載了)

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生存者の,例えば 「日本は朝鮮に侵攻し,女の子を連れ去り,無法地帯のように行動した」 などの証言をそのまま信用して論拠としている過去の研究の脆さに気付いてもらいましょう。

ラムザイヤー教授の論文に対して,早速 218日付け 東亜日報・日本語版に 「世界の慰安婦研究者1129人 『性奴隷の正当化を憂慮』,ラムザイヤー教授論文に声明」 の見出し記事が掲載されました。
彼らの研究の根拠は?生存者の証言が根拠なるのか,大いに疑問です。

さて,おもしろくなりました。

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