“Ray-Ban” のサングラスについて-
一部の(?)方々にとってのサングラスの代名詞である “Ray-Ban” と聞いて,団塊世代以上の方々がまず思い浮かべるのは 厚木飛行場に降り立つ進駐軍・マッカーサー元帥のコーンパイプと共にミラーグラスでしょうか?
“Ray-Ban” について ‘Gear Patrol’ のサイトにあった “Everything You Need to Know Before You Buy Ray-Ban Sunglasses”(レイバン・サングラスを購入する前に知っておくべきことのすべて)の一部を紹介します。
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1936年にニューヨーク州ロチェスターのボシュロム社(Bausch and Lomb Company)によって設立された “Ray-Ban”は,クラシックなアメリカーナとレトロなスタイルに欠かせない象徴的なアイウェア・ブランドである。同社のサングラスは,ダグラス・マッカーサー元帥のミラー・アビエイター(mirrored aviators,ちなみに,これまでに生産された最初のミラー・サングラス)から,ブルース・ブラザーズの黒のウェイファーラー(Wayfarers)や,映画「トップガン」出演者のクラシック・アビエイター(Aviators)まで,過去100年間,最も有名な顔のいくつかを飾ってきた。
現在,“Ray-Ban” はイタリアのミラノにある国際的なアイウェア・コングロマリット「ルックスオティカ」(Luxottica)内で運営されている。ルックスオティカは,パーソル(Persol),オリバー・ピープルズ(Oliver Peoples),アーネット(Arnette),プラダ・アイウエア(Prada Eyewear)など他の有名なブランドのほか,レンズ・クラフターズ(Lens Crafters),サングラス・ハット(Sunglass Hut),パール・ビジョン(Pearle Vision)などの小売業者も所有している。このような強固な支持(robust backing)のおかげで,“Ray-Ban” はこれまでになく幅広い種類のスタイリッシュなサングラスを提供することができ,これには,男性と女性向けの数十のモデルや,めまいを起こすのに十分な色と素材のオプションが含まれる。
(使用される言葉抜粋)
G-15:
“Ray-Ban” のG-15レンズは,’30年代に軍のパイロットのために開発され,特別な緑の色合いを備えており,雲の線の上を飛行するときにパイロットの目が晒される明るい青色の光の多くをフィルターで除去する。このレンズは,可視光の15%しか通過できないため,「15」と呼ばれ,明るい晴れた日に最適である。“Ray-Ban”は,レンズの偏光(polarization)の有無にかかわらず,さまざまな色合い(tints),鏡面仕上げ(mirror finishes),階調度(gradients)を提供するが,G-15レンズは,あなたが欲するあらゆるスタイルに最も価値ある(the most classic)選択肢と見なされている。
偏光(Polarized/Polarization):
偏光レンズには,まぶしさ,つまり明るい反射光を軽減するのに役立つ特殊なフィルムがある。これは,レンズに垂直に入る光(光源から直接反射されない光)のみを通過させ,水面,広い舗装道路,雪原などの水平面で反射する光の大部分を遮断する機能を持つ。偏光は,雪国で日当たりの良い高速道路の運転,日中の釣り,スキー,登山,ハイキングをたくさん行う人に特に役立つ。 偏光レンズは通常,偏光されていないレンズよりも価格が高い。
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“Ray-Ban” のサングラスには 大きく分けると,次の四つのタイプがあります。
(‘Pilot Shape’ の他のタイプにも それぞれ多くモデルがあります。)
Ⅰ. Square Shape
Ⅱ. Pilot Shape
Aviator, Outdoorsman,Outdoorsman Ⅱ,Shooter,Caravan,Erika, Wings,Blaze General,Aviator Full Color,Aviator 1937
Ⅲ. Round Shape
Ⅳ. Rectangular Shape
‘Teardrop Shape’ あるいは 「ナス型」と言われる ‘Pilot Shape’ の代表的モデルは次の通りです。
“Aviator”
ボシュロムは,軍のパイロットの視覚(vision)を保護するために,30年代にこのデザインを開発した。 これは,レイバンのすべてのサングラス・オプション選択肢ができる前にパイロット向けに特別に作られたブランドのG-15レンズの起源でもあった。今日では,わずかな価格のアップで,いくつかのフレーム・スタイルとレンズ・カラー(およびチタン)の偏光アビエイター(polarized Aviators)を購入することもできる。
“Outdoorsman (RB3030)”
ゴールドまたはブラックのフレームで利用できる “Outdoorsman”は,ブロー・バー(brow bar:額からの汗留め)やケーブル・テンプル(耳の後ろに引っ掛ける)などのヴィンテージ風ディテールを備えており,ビーチコーミング(beachcombing:浜辺で貝殻など漂着物を拾い観察しながらの散策)以上のことをしている場合に顔への日陰をよりよく保持する。(右は 1965年の広告)
ゴムやプラスチックではなく,パッド入りのブロー・バーとテンプルの先端に本物の鹿革を使用したCraftバージョンの “Outdoorsman”(かなりの追加料金が必要)を選択することもできる。
“Outdoorsman II”
“Outdoorsman”との違いは、主にテンプルにある。具体的には,耳周りを包む部分である。オリジナルのテンプルは金属製で耳を180度包み込むが,“Outdoorsman II” は約90度で,ブロー・バーと同じアセテートが埋め込まれている。
“Shooter”
“Outdoorsman” と同様に,このサングラスには丸いブロー・バーがあるが,“Outdoorsman” には湾曲したケーブル・テンプルがあり,これらは伝統的である。“Shooter” には,他とは一線を画す非常に顕著な違いが1つあり,それは,サークル状のブリッジである。
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私は 就職した夏(1972年)に,学生時代から欲しかった “Outdoorsman(Gold)” を購入しました。給料の約1/4 でした。その後,1990年と2010年に同じ “Outdoorsman”(但し Black)を購入し,夏は愛用しています。
面白いのは ほぼ20年ピッチで購入しましたが,3つとも ほぼ ¥16,000 でした。ドルでの価格が上がった分,ドルに対する円の価値が漸次上がってきたことが分かります。
学生時代,サラリーマンになれば スーツに “Ray-Ban” で通勤しようと思っていましたが,諸般の事情でそれはならず,米国に出張の折り,テキサスでブレザーにタイのスタイルに “Ray-Ban” をしていました。(写真は 約20年前,ヒューストン,アストロドーム駐車場にて)
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