Global Gender Gap Report 2021
世界経済フォーラム(WEF:the World Economic Forum )が男女格差の大きさを国別に比較した、“Global Gender Gap Report”(ジェンダーギャップ指数 2021)を3月31日に発表しました。
WEFは世界の政財界のリーダーが集う「ダボス会議」を主催する国際機関で,ジェンダーギャップ指数は、経済(Economic participation and opportunity)・教育(Educational attainment)・医療(Health and survival)・政治(Political empowerment)の4分野14項目のデータで,男女の格差を分析した指数です。各分野での国の発展レベルを評価したものではなく,純粋に男女の差だけに着目して評価をしています。ジェンダー・ギャップを埋めることは,女性の人権の問題であると同時に,経済発展にとっても重要との立場から,WEFはこの指数を発表しています。
日本は調査対象となった世界156カ国の120位(前年121位)で G7では引き続き 大きく離されて最下位です。
低い理由は,今年も経済と政治の分野のスコアが著しく低いことで,2分野が共に100位以下ー 経済は117位(前年は115位),政治は147位(前年は144位)でした。
4分野の点数は,いくつかの小項目ごとの点数で決まり,小項目を集計する際は,標準偏差の偏りを考慮したウェイトをかけています。ただし,4分野の点数から算出される総合点は,4分野の平均になっています。スコアは1を男女完全平等,0を完全不平等とした場合の数値で,数値が大きいほど男女格差の解消に対して高い評価になります。
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