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2021年5月 5日 (水)

チノパンの “Chino” はスペイン語の中国か,“Toasted” か?

Difference Between.comに “Difference Between Khaki and Chino” という記事がありました。

下記,拙訳・転載します。

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多くの若者がこのタイトルに不快感を示したとしても,男性のワードローブは,ズボンなしでは成り立たない。
カーキ(Khakis)とチノ(Chinos)はどちらも,男性が夏に着用する快適なパンツ(pants)またはズボン(trousers)の同義語(synonyms)である。実際,カーキとチノはどちらも,快適な生地とフィット感により,一年中男性に着用されているが,カーキとチノは似ているので多くの人が混乱している。
ただし,類似点があるにもかかわらず,この記事で列挙するように 2つの間には十分な違いがある。

Khaki

カーキは,ライト・イエローとブラウンの中間にあるライト・カラーの名前で,ベージュに近い見かけになっている。カーキはたまたまインドの警察が着ている制服の色である。実際,この単語は,汚れた(soiled)ものを意味する同じヒンドゥスターニー語(Hindustani word)から英語が借用している。 (“Khak”は,ヒンディー語とウルドゥー語の土壌(soil)またはほこり(dust)を意味する)。
英国人は色を意味する言葉として使うが,それはまた,本質的にカジュアルで,綿生地で作られた一種のズボン(trouser)を指すためにも使われる。当初,カーキは,実際にはカーキ色を使って男性用に作られたズボンのために用いられた言葉だった。しかし,今日では、カーキという言葉は,色に関係なく,チノ(chinos)と呼ばれる特定の生地で作られたいくつかの色合い(hues)のカジュアルなズボンに使用されるようになった。

Chino

チノとは,生地だけでなく,この生地で作られたズボンにも使われている言葉である。チノ生地は綿100%,ツイル素材である。
チノ(chino)という言葉は,トースト(toasted)を意味するスペイン語から借用されている。チノ生地の色は,トーストしたパンのように見えることを反映している。
もともと中国製の生地だったことに由来した名前だと感じる人も多い。

Khaki vs Chinos

  • カーキ(Khaki)とは,厚手の綿生地で作られたズボンと同様に 色を指す。
  • チノ(Chino)とは,綿100%のツイルの生地と,この生地で作られたズボンのことである。
  • カーキ(khaki)という言葉は,ほこりや土を意味するウルドゥー語の “Khak” に由来する:カーキ色のズボンの色は,ほこりや土の色に近い。
  • インド駐留英国陸軍将校は,軍隊が汚れているように見えないズボンを着用することを望んでいたため,白いズボンをカーキ色に染めるように命じた。
  • チノ(Chino)はスペイン語由来の言葉で,トースト(toasted)を意味する。
  • チノ生地はカーキ・ズボンに使われる生地よりも重い。
  • チノパンツ(Chino trousers)はダークカラーを含む多くの色があるが,カーキパンツ(khaki trousers)は常に明るい色である。

(転載了)

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Chino” はスペイン語の「中国」から来ていると思っていましたが “toasted” が真実?
どうも この記事を無批判に信じられず,スペイン語辞書を調べましたが “toast” に該当する言葉は見つけられませんでした。

蛇足ながら,日本では メーカーでさえ「カーキ」を緑色(オリーブ色)がかった茶色を示す(あるいは そう思っている人が多い)ようですが,国際標準での “Khaki” はあくまで薄い土色です。「土」にも「埃」にも 緑色の成分はありません。

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