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2021年5月27日 (木)

“Ever Given” 船主側,スエズ運河庁の責任は?反訴?

コンテナ船 “Ever Given” は エジプト(スエズ運河庁)から補償金 6億ドルの請求を受け,スエズ運河の途中にある ‘Great Bitter Lake’ に拘留(差し押さえ)されています。

INSIDER’の May 23,2021付けで 船主側から スエズ運河庁の事故責任に対する補償金請求の報道がありました。

下記,拙訳・転載します。

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The Ever Given's owner has blamed the Suez Canal Authority for the blockage, saying it wrongly allowed the ship to enter the area during poor weather conditions
「“Ever Givenの船主は,運河閉塞に関し,悪天候時に運河通航を誤って許可したとしてスエズ運河庁の責任をとがめた

  • Ever Given の船主は,船の座礁はスエズ運河庁に責任があると述べた。
  • 船は悪天候の中で運河に入るように誤って指示されたと,弁護士は語った。
  • 船主は,拘留(detainment)に関連した損失の初期補償として10万ドルを求めている。

エジプトのスエズ運河を数日間封鎖した コンテナ船 “Ever Given の船主は,補償をめぐる法的な論争の中で,スエズ運河庁(SCAthe Suez Canal Authority)の根拠を非難したと,船主を代表する弁護士が土曜日(522日)に述べた。

この船は,日本企業・正栄汽船が所有している。法務チームの代表であるアーメド・アブ・アリ氏によると,ロイターは,その代理を務める弁護士が,悪天候の中で “Ever Givenが運河に入るのを許可したことに関し,SCAに責任があると述べたと報告した。

インサイダーが報じたように,この事件は約400隻の船を遅らせ,世界貿易を著しく中断させる(disrupted)という,323日から29日の間の混乱を引き起こした。

貿易の約12%が航路を通り,“Ever Given が船の通過を阻止したため,滞留時間ごとに約4億ドルの費用が発生した。何隻かのタグボートと浚渫船によって最終的に離礁解放されると,エジプトは “Ever Given を拘留した(impounded)。

Ever Givenは,保険会社とエジプト当局が合意するまで,運河の途中にある人工湖に停泊している。 それ以来,乗組員は家に帰る許可を与えられた。

裁判所に許可された船からの記録はまた,船が運河を通過するべきかどうかについて,SCAパイロットとそのコントロール・センター間の不一致を示している,とロイターは報じた。

正栄汽船の代理弁護士は,船は少なくとも2隻のタグボートが付き添う(chaperoned)べきだった,「しかし,そうされなかった」と述べた。

日本の会社は,船の拘留(detainment)に関連した損失の初期補償として10万ドルを要求している。

エジプトの当局者は,船の所有者が閉塞によって引き起こされた混乱に対して6億ドルの補償を支払うことを要求している。彼らは当初,91600万ドルを要求していた。しかし,正栄汽船の代理保険会社は,現在の主張はまだ度が過ぎていると語った。

(転載了)
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5月24日時点で “Ever Given” の ‘Great Bitter Lake’ 内の存在は ‘Vessel Finder’ で確認されます。

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運河庁とともに 運河庁からの派遣で乗船していたパイロットの責任も追及してほしいものです。

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