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2021年6月28日 (月)

“Levi’s 501” に関して- その価値はあるのか?

ほぼ古希過になるまで ブルージーンズを穿いたことはなく,現在は穿いていますが Levi’s ではありません。
が,ジーンズの中のジーンズととして Levi’s 501 は知っています。

Gentlemans Gazette’ のサイト,Mar.1,2021付けで “Levi’s 501 Jeans: Are They Worth It? (In-Depth Review)” の見出し記事がありました。「Levi’s 501 ジーンズに その価値があるのか?(詳細なレビュー)」です。

下記,拙訳・転載します。

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Levi’s” はおそらく最も象徴的なアメリカのジーンズであり,頑丈な(heavy-duty)作業服アイテムとして始まり,やがてスタイリッシュなファッション・アイテムになった。今日,“Levi’sのジーンズは世界中で人気があるが,本当に大きな投資だろうか?今回の “Is It Worth It” では,501モデルを詳しく見ていこう。

The History of Levi’s
“Levi’s” の歴史 

同社は18535月,ドイツ系ユダヤ人の移民であるリーヴァイ・ストラウス(Levi Strauss)(レーブ・ストラウス(Löb Strauß)生まれ)が兄の乾物と衣料品事業の西海岸支店を開設するためにニューヨークからサンフランシスコに引っ越したときに設立された。現在でも,リーバイス・ブランドの本社はサンフランシスコにあり,特に1981年以来,より一般的に知られているリーバイ・ストラウス・プラザまたはリーバイス・プラザに拠点を置いている。同社が設立されたときは,乾物と卸売り品を販売していた。
ジェイコブ・デイビス(Jacob Davis)という名前のラトビア系ユダヤ人(Latvian-Jewish)移民が,この事業の家事部門からデニム生地の織物(bolts)を購入した。彼は,顧客が衣服を部分的に修理するために過剰なデニムを購入していることに気づいた。これにより,彼は銅のリベットを使用して衣類のストレス・ポイント(ポケットの角やズボンの比翼仕立ての付け根など)を補強するというアイデアを思いついた。

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問題は ジェイコブ・デイビスはこのデザインに対するパテントを買う充分な金を持ってなかったことだった。したがって,彼はリーバイ・ストラウスに一緒に事業を始めることを提案した。リーバイはその申し出を受け入れた。 1873年に特許が付与され,二人はデニムのオーバーオールを作り始めた。

リーバイスの最初の501ジーンズは,1890年に製造された。残念ながら,1906年以前の会社の記録は失われたため,リーバイスでさえ501番号の由来は分からないが,それが元のリベットで留められたジーンズに単純に結びついていることはわかっている。

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リーバイ・ストラウスは1902年に73歳で亡くなったが,会社は彼の甥に引き継がれた。ストラウス家の子孫が今日までこの事業を営んでいる。1920年代と30年代まで,ジーンズは完全に作業服と見なされていた。501モデルの進化の詳細については,Heddelの包括的なガイドを参照のこと。

The Iconic ‘Workwear’
象徴的「作業服」

デニム生地は現在提供されているものよりもはるかに丈夫で回復力があり(resilient),過酷な作業条件で着用するのに理想的なものと見なされていた。実際,一般の人々の間で人気が高まったのは,ジーンズの耐久性(hard-wearing nature)だった。人々は自分の丈夫なジーンズの話をもって休暇から戻ってきた。

ジーンズは第二次世界大戦中にも人気があり,必需品としてもリスト化されていた。これにより,501モデルへのデザイン変更も見られた。このモデルでは,材料を節約するために,前開き(the fly)基部と後ウエストのシンチ部のリベットが削除された。これらの特徴は,501モデルでは削除されたままである。

もちろん,1953年の映画「乱暴者(The Wild One)」または1955年の映画「理由なき反抗(Rebel Without A Cause)」について話さずにジーンズについて話すことはできない。これらの映画では,マーロン・ブランドとジェームズ・ディーンがそれぞれの役でジーンズを着用している。

これは,暴走族(greasers),モッズ,ロッカーズによるサブカルチャーの創造による社会の変化を意味する。戦後の若い世代にアピールするジーンズは,両親や祖父母が着ていたスタイルからの反抗的な逸脱と見なされていた。ジーンズは,単なる作業服以上の歴史の中でその地位を確立してきた。

リーバイスは,「ブルージーンズ・ブーム(blue jeans craze)」が発生した1960年代と70年代に,はるかにカジュアルなスタイルへの移行で株式会社化した。

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同社は,DockersLeesWranglersなどの他のジーンズ・ブランドとの競争により,1980年代と90年代にいくつかの財政的問題に直面した。(管理者注:DockersLevi’s のチノパン部門では?)

そうは言っても,同社は今日まで多かれ少なかれ収益性を維持しており,501モデルは彼らが販売する最も人気のあるアイテムの1つであり続けている。ブランドのラインナップは,このデニム・コレクションに合わせて,レディース,子供服,そしてカジュアル・アイテムの全種類(full range)を含むように拡大し続けている。

A Closer Look at Levi’s 501
リーバイス501を詳しく見る 

リーバイスのウェブサイトでは,501モデルで市販される40を超えるさまざまなスタイル・オプションがあることに言及する価値がある。それだけでなく,501スタイルは異なる生地で仕上げられていたり,異なるディーテイルを持っていたりする。それが十分に混乱していないとするなら,一部のスタイルは世界中で同じではなく,一部は地域固有のものである。

我々は見つけられた中で最もクラシックなジーンズを選ぶことにした。そのため,このレビューでは,501のオリジナルのフィット感を見て、ダーク・ウォッシュで洗い流した。ヨーロッパにいる場合,このスタイルは「ワン・ウォッシュ」と呼ばれることもある。

Iconic Styling Details of the 501 Jeans
501ジーンズの象徴的なスタイリングの詳細

このジーンズを選んだのは,黄褐色(tan)のステッチが施されたクラシックなミッド・ブルーの色であるためで,典型的なジーンズである。

右バック・ポケットの左側にリーバイスの赤いタグが付いている。バック・ポケットが2つ,腰部にフロントポケットが2つあり,右側のポケットには ウエストバンドのすぐ下に,伝統的な小さなポケットがある。
おもしろい事実:このポケットは,実際には,男性が仕事をしているときに懐中時計を入れるためにデザインされた。

ウエストバンドの後ろ,右後ろのポケットの上にも革のようなパッチがあり,ヴィンテージのスタイリングで,淡いタンベージュ色が施されている。会社の表示とロゴはここに赤で表示される。これは,彼らの作業服ジーンズの古いスタイルで示されたものと似ている。501モデルの特徴であるジーンズはボタン・フライで仕上げている。

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ストレス・ポイントのボタンとリベットは銅色の合金でできているが,ウェブサイトでこれがどのような金属であるかを知るための情報は見つからなかった。オリジナルのリベットは銅でできていたが,今日はそうではないと思われる。銅は湿気と化学反応を起こし,ジーンズに変色を引き起こす可能性がある。

Denim Fabric: The Classic Blue Jeans
デニム生地:クラシック・ブルージーンズ

501スタイルではさまざまな仕上げが利用できるため,使用されている生地にどのように違いがあるか,そして近年,501はオリジナルの501モデルに忠実であるよりも,フィット感に重点を置いていることが簡単にわかる。

我々が選んだ仕上げは,洗濯機で洗える綿100デニムで作られているが,リーバイスのウェブサイトにはジーンズは控えめに(sparingly) -せいぜい,10回着用で1回洗うべきだと書かれている。当然のことながら,これはジーンズの寿命を延ばすのに役立つ:洗うたびに繊維が分解され,ジーンズの色あせが増えるから。

これらのジーンズはセルヴィッジ(selvedge denim:生地の端部)・デニムで作られていないことに注意することが重要である。特に日本やトルコのセルヴィッジ・デニムは,製造されたジーンズの中で最高品質と見なされている。これは,ジーンズのアウトシームにあるジーンズが作られた生地の反物(bolt)の端を見ることができる場所である。

セルヴィッジ・デニムは最高品質だが,非常に高価であり,ヴィンテージの織機で作る必要がある。リーバイスの材料と製造はすべて,製造コストを節約するためにスリランカ,ベトナム,インドネシアなどの場所で行われている。これらのジーンズのデニムは,同じ高品質のセルヴィッジではないが,優れた色を持った,強く丈夫な綿である。

ここでの利点は,これらのジーンズがセルヴィッジ・ジーンズほど長い慣らし(break-in)期間を必要としないことである。したがって,より短い期間でより快適になる。

We Chose The ‘Original’ Straight Fit
我々は「オリジナル」のストレート・フィットを選択した 

501シリーズはストレート・フィット・ジーンズである。ミディアム・ライズで腰のすぐ上まであり,脚はテーパーしてない。私はこれらのジーンズのミディアム・ライズに非常に驚いた。これが501のオリジナルモデルであることを考えると,ウエストバンドより少し高いことを期待していた。

リーバイスの古着ラインナップには,501モデルのいくつかの異なるバージョンがあることを言及する価値がある。ただし,本日レビューするスタイルは,標準コレクションからすぐに入手できる501モデルである。

決して不快感はないが,近年は少しカジュアルになる傾向があるので,ウエストバンドをロー・ライズにする動きは理解できる。非常に多くのジーンズやズボンがこのようなローライズで穿くようになったことで,ミディアム・ライズが今日の市場でどのようにハイ・ライズと見なされるかは容易に理解できる。

そうは言っても,ウエストにぴったりのサイズが見つかるように,さまざまなサイズが1つずつ用意されていることに感銘を受けた。私は通常のズボンのサイズよりも約1インチ小さくすることで,すぐに素晴らしいフィット感を得ることができることがわかった。

脚にまっすぐにフィットすることは,はるかにクラシックなワードローブに適していて,多くのアイテムやクラシックなワードローブでも機能する。

Other Factors to Consider When Buying Levi’s 501s
リーバイス501を購入する際に考慮すべきその他の要素 

501の範囲内のさまざまなフィットの違いに関するいくつかの混乱についてはすでに触れたが,価格に関してはさらに混乱する。

Levi’sは,価格の多くを場所に基づいているようにみえる。たとえば,今日,我々が見ている501ジーンズは,北米の場合は59.50ドル,英国の場合は75ポンドで見つけることができる。為替レートが変動したとしても,価格にはかなりの違いがある。

Our Experience Buying 501s
我々の 501ジーンズ 購入体験

リーバイスはデパートやアウトレット・ストアで見つけることができ,ヴィンテージ・ショッピングの定番になる。しかし,それらの価値を判断するにあたり,我々はリーバイスに直行して新しいジーンズを見つけることにした。

店内での体験は実は我々にとってとても良かった。我々が話をしたアシスタントは知識が豊富で(knowledgeable),強引(pushy)すぎず,素晴らしい経験になった。このサービスは,非常に大規模で世界中に500を超える店舗を持つ企業に期待していたものを上回っていたこと,そしてすべての人の経験が同じである可能性があることは注目に値する。

サービスは我々に有益だった。リーバイスのウェブサイトで買い物をした後,我々が望んでいた正確なスタイルを探すのに助けを得ることができて良かった。これは,ウェブサイト自体が少し混乱する可能性があるからである。非常に幅広い製品と,それらの製品内の非常に多くの異なるスタイルと仕上げにより,我々が探していたものを正確に見つけることは非常に困難であることがわかった。

オンラインストアには,あなたが見ている製品に関する詳細な画像がいくつかあるが,ボタンやリベットに含まれる金属に関する詳細情報や,ジーンズが時間の経過とともにどのように色あせていくかを示す画像を見るのは素晴らしいことである。それらは年月とともに良くなり,あなたが着ているものがユニークに見えるはずである。

そうは言っても,我々が購入した501ジーンズは素晴らしいジーンズである。ブルージーンズを代表するクラシックなスタイルで,リーバイスが世界中で如何に人気があるかは容易にわかる。

Are Levi’s 501s Worth It?
リーバイスの501は価値があるか?

平均的に,Yes。 それだけの価値があると思う。当然のことながら,リーバイスのジーンズの価格は場所によって変動する可能性があるため,ある場所で購入した方が別の場所よりも価値があると考えられがちである。

もちろん,ジーンズを購入するためだけに地球を旅する必要があるとは主張しないが,我々のポイントは,場所による価格の違いを考慮する必要があるということである。

バランスをとると,今日レビューしたジーンズの価格は100ドルまたは100ポンド未満で,全体的なメーカー,品質,素材は,この価格帯で期待できる。

501は,現在のトレンドや最新のファッションを,より気にかけている人にはうまく機能しないかもしれない。リーバイスのジーンズ501モデルの全体的なスタイルは何年にもわたってあまり変わっていないため,それは,より大きな問題(dealbreaker)と見なすことができる。

これらのジーンズは,つかの間ではなく,時代を超越することを意味している。そのことを念頭に置いて,リーバイスの501モデルは,よりクラシックなスタイルとフィット感を持っている人とうまく連携する。
現代の501のフィット感は,驚くほど幅広いボディ・タイプに対応できる(versatile)。

Gentleman's Gazette’ を定期的に読んでいる人にとって,これらはストレート・フィットとしてワードローブに含めるのに理想的なジーンズになると想像できる。濃い青色は,多くのあなたのワードローブの中でうまく機能する理想的なものになる。たぶん,やわらかいカジュアルな仕立てでも。

(転載了)
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50年前の1970年前後,阪神地区の短大の先生が,ジーンズを穿いた女子大生に授業を受けさせないー おそらく,「作業服であって,授業を受ける服装ではない」の理由ー という事件(?)が新聞に載ったのを読んだ記憶があります。これが記事になった理由はー ①女子学生がブルージーンズ穿く世の中になった ②時代錯誤の先生が存在する ③服装の自由を侵す先生がいて 大学は野放しにしている ー さて どれだったでしょうか。
少なくとも 1970年代初めまでは,ブルージーンズは作業服であるとの認識を持った大人が日本にいました。 

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