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2021年7月25日 (日)

‘COVID-19’に関連し,世界の人々は今後の経済をどう見ているか,そして 子供の時代になったときは?

Pew Research Center’,July 21,2021付け-
Economic Attitudes Improve in Many Nations Even as Pandemic Endures
パンデミックが続く中,多くの国で経済的状況が改善する

But majorities say next generation will be worse off financially
しかし,大多数は次世代が財政的に悪化すると言う

- という調査報告がありました。

下記,拙訳・転載します。
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世界経済が回復の兆しを見せている中,昨年以来,いくつかの主要先進国では経済状況に対する肯定的な評価が高まっている。オーストラリアやイギリスなどの国々では,経済に対する前向きな見方が急増している。それでも,スペイン,イタリア,日本,フランス,ギリシャ,韓国,米国の多くの国民は,全体的な経済状況を暗い(bleak)と見続けている。

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いくつかの国で上向き(uptick)であるにもかかわらず,多くの人が,今年の春の16ヶ国の一般市民と,今年2月に実施された米国の新しいピュー研究所の調査によると,子供は親よりも経済的に悪化すると述べている。

003h_20210723152001 17ヶ国の国民全体で,中央値64は,子供が成長したとき 経済的に悪化すると述べる一方,約3分の132)は,子供が親の世代よりも良くなると述べている。シンガポールとスウェーデンでのみ,半分以上が楽観的な見方を持っている。

米国では,68が,子供は親よりも悪い状態になると考えている。調査された最も悲観的な国はフランスと日本であり,77が子供たちの時代は悪化すると述べている。

調査はまた,コロナウイルス危機が政府によって誤って対処されたと言う人々と,経済の弱さを示しながら経済が回復していないと言う人々は,現在の経済状況が悪く,子供たちは両親よりも経済的に悪化すると言う可能性が高いことを示している。

これらは,202121日から526日までに17の先進国の18,850人の成人を対象に実施された新しいピュー・リサーチ・センターの調査結果の1つである。

このレポートには,世界中の世帯の経済状況の対話式の(interactive)分析が付属している:Are you in the global middle class? Find out with our income calculator あなたはグローバルな中産階級にいますか? 私たちの収入計算機で調べてください。)

Views of the economy vary internationally
経済の見方は国際的に異なる

004h_20210723152001 国の経済状況が良好かどうかに関する全体的な見解は,調査対象の17ヶ国の国民の間で大きく異なる。中央値52は現在の経済状況が悪いと述べ,同様のシェア(47)は良いと述べている。

大多数は,スウェーデン(86),オランダ(69),ドイツ(60)などの北ヨーロッパ諸国は,シンガポール(69),台湾(56)など同様に経済を肯定的に評価している。COVID-19の陽性が比較的少ないままであるオーストラリアとニュージーランドの患者の約4分の3は、経済が良好であると述べています。(注:このデータは,コロナウイルスのデルタ変異体の蔓延を抑える(curtail)ために,オーストラリアでの最近のロックダウン前に収集された。)

しかし,スペイン,イタリア,日本では10人中8人以上が,ギリシャ,フランス,韓国,米国の10人中7人以上がそうであるように,自国の経済状況は悪いと言っている。

ベルギー,英国,カナダでは,国民経済に対する見方がほぼ均等に分かれており,経済が悪いと答える割合がわずかに高い。

多くの国の間で,国民経済の見方は昨年より今年はより肯定的である。経済に対する肯定的な評価はオーストラリアで最も上昇しており,2020年のわずか36の肯定的評価に対して,現在は74が経済状況は良好であると述べている。スウェーデンとオランダでも前向きな見方が増えているが,2020年でも,これら2国の大多数は依然として経済は良好であると述べていた。

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コロナウイルスのパンデミックにより世界的な景気後退(downturn)にもかかわらず,2007年にスウェーデンで,2008年にオーストラリアで調査が開始されて以来,国民経済の見方は前向きである - 2つの国は当初コロナウイルス・アウトのブレイクに対処するために非常に異なるアプローチを取った。

全体的な状況は過去1年間でより前向きになったが,経済が良好であると言う割合は,パンデミック前の高値から回復していない。たとえば,カナダの経済に対する肯定的な評価は,過去1年間で38から4911パーセンテージポイント上昇した。しかし,2019年,コロナウイルスのアウトブレイク前は,72は経済が良好であると述べていた。

006h_20210723152001 調査対象国のほとんどの国民では,女性は男性よりも経済状況が悪いと言う傾向がある。しかし,調査対象となった17ヶ国の国民のほとんどでは,年齢や教育によって経済見通しに大きな違いはない。

調査対象国のほとんどの国民は,与党や与党を支持する人は,支持しない人に比べて経済が良いと言う傾向が強い。この調査の米国部分は,ジョー・バイデン大統領の就任直後に実施されたが,最近の米国の調査では,米国人の間でも党派性(partisanship)と経済観との間に同様の関係があることがわかった。

調査対象のほとんどの一般市民では,経済に関する見解は,コロナウイルスの発生に対する政府の対応についての回答者の評価に関連する。発生にうまく対処されたと思う人は,経済が良いと言う可能性が高くなります。これは特にドイツとカナダに当てはまり,自国で発生がうまく処理されたと言う人は,発生がうまく処理されなかったと言う人と比較して,経済が良いと言う可能性が38パーセンテージポイント高くなる。

特にパンデミック後の景気回復に関しては,調査によると,見方は大きく異なり,米国,日本,ヨーロッパの大部分が経済システムの耐久性(durability)に批判的である。そして,回復の状態に対する懐疑論(skepticism)は,現在の経済状況の見方を彩った。調査対象のすべての国民において,経済システムの強さを示す方法で国民経済がコロナウイルスの影響から回復していると言う人は,経済の弱点を指摘する人よりも,経済は現在良好であると言う可能性がはるかに高い。

また,調査対象の11ヶ国の一般市民では,コロナウイルスのパンデミックが生活をあまり変えていない,またはまったく変えていないと言う人は,生活が大きくまたは多少変わったと言う人よりも経済を肯定的に評価する傾向がある。

Large shares are pessimistic about their children’s financial future
大きな割合は子供たちの経済的将来について悲観的である

コロナウイルスのパンデミックは,特に教育と経済的成果に関して,世界中の子供たちの将来に広範囲にわたる影響を与えると予測されている。17ヶ国の一般市民の回答者に,子供が成長したときにどのように運賃を支払う(fare)と思うかを尋ねたところ,子供は親よりも経済的に悪化するというのが一般的な見方である。フランス,日本,イタリア,スペイン,ベルギー,米国,カナダでは,3分の2以上がそう述べている。

中央値の約3分の132)は,子供が成長して,住んでいる親よりも良くなると答えており,シンガポール(61)とスウェーデン(50)の回答者は特に楽観的である。

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ある国では,悲観論はCOVID-19の発生前から著しく増加したが,他の場所では,それは和らげられた。イタリア,米国,ドイツ,韓国,ギリシャの回答者は,2019年春よりも悲観的であり,米国人と韓国人は,質問が行われた他のどの年よりも悲観的である。ただし,英国,スウェーデン,オーストラリア,オランダの回答者は,2019年よりも,子供たちの見通しに前向きである。実際,スウェーデンと英国での子供たちの将来に対する悲観論は,センターが各国でこの質問をし始めて以来,最低の段階にある。

米国では,すべての政治的傾向の回答者は,子供の将来について広く悲観的であり,保守的な共和党員の間の見解は過去1年間で劇的に変化している。20203月,保守的な共和党員と共和党支持者の36が,米国の子供たちは親よりも悪い状態になるだろうと述べた。現在,約4分の376)がそう言っており,40ポイント増加している。

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調査対象の国民の間での子供の将来への期待に関しては,年齢,教育,収入,またはイデオロギーによる一貫した違いはほとんどない。少数の地域では,女性は男性よりも悲観的であり,ベルギーでそのような違いが最も大きくなっている(女性の75対男性の61は,自国の子供たちが悪化すると述べている)。

自分たちの経済の現状が一般的に悪いと言う人は,自分の子供たちが将来悪化すると信じる可能性がはるかに高い。調査したすべての国民において,経済が良いと言う人と悪いと言う人の間で悲観論には二桁の違いがある。台湾では,その差は42ポイントで - 経済が悪いと思う人の85は子供たちも悪化すると考えているが,経済に対して前向きな見方をしている人であっても 43は子供たちが悪化すると答えている。

009h_20210723152001 調査によると,回答者は,特にアジア太平洋地域で,住んでいる場所でのコロナウイルスの対応を高く評価する傾向があった。しかし,COVID-19の反応に対する賞賛は一様ではなく,対応が悪かったと言う人々は,そこでの子供の将来についてはるかに悲観的である。大多数が地元のパンデミック対応を肯定しているギリシャと韓国,そして大多数が自国がアウトブレイクに対処するのに悪い仕事をしたと言っている日本とスペインの両方に大きな違いがある。

調査された少数の一般市民では,パンデミックのために自分の人生が変わった(かなりの量またはかなりの量のいずれかも)と言う人は,自分の子供の将来が悪化すると言う可能性が高くなる。台湾では,このように生活が影響を受けた人の約7割が悲観的で,生活が変わらなかった人では半分だけが同じことを言っている。英国,韓国,カナダ,オーストラリアでも同様の格差がある。

パンデミックからの経済の回復に対する不満(dissatisfaction)も,回答者の将来に対する悲観論につながっている。調査対象国のほぼすべての国民で,システムの弱点を示して経済がパンデミックから回復するのに失敗している言う人は,子供が親よりも悪い状態になると言う可能性がはるかに高い。ギリシャ,カナダ,韓国では,景気回復が経済力の表れであるとの見方をする人と比べて,この問題に関し,30ポイント以上の差がある。

(転載了)
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日本人は 総じて 厳しい見方をしているようです。

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