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2021年9月25日 (土)

日本人の国連に対する好感度は世界の平均より かなり低い。

Pew Research Center’ の Sept.17, 2021付けで 世界各国の国連への信頼度,特に 気候変動への対応への動きに関する調査結果が掲載されていました。

下記,拙訳・転載します。

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Many people globally see United Nations in a positive light, including its handling of climate change
世界の多くの人々は,気候変動への対応を含め,国連を肯定的に見ている

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国連総会は来週,ハイレベルの総会を開始する。その間,国家元首は,進行中のCOVID-19パンデミック,気候変動,アフガニスタンの状況など,組織とその加盟国が直面している現在の危機に対処することが期待される。ピュー研究所の分析によると,今年調査した17ヶ国の国民のほとんどが国連を肯定的に見ている。中央値67が国連に好意的な意見を表明しているのに対し,中央値29は否定的意見を表明している。

002h_20210921114101 カナダと米国の大多数は国連に対して肯定的な意見を持っている(それぞれ7159)。調査対象のヨーロッパ9ヶ国全体で,ギリシャの50からスウェーデンの84まで,半分以上が組織に肯定的である。ギリシャは,ヨーロッパで国連に対して否定的な見方をしている成人の最大のシェア(44)を持っている。

アジア太平洋地域の国民の間の意見はかなり異なるが,それでも国連に対して好意的である。韓国,シンガポール,ニュージーランド,オーストラリアの約3分の2以上が,国連に対して前向きな見方をしている。
しかし,日本と台湾で好意的なのは半分以下である。2020年に国連への否定的な見方が歴史的な高さに達した日本では,人々は現在比較的分裂している(14は意見を述べなかった)。台湾でのみ,過半数(57)が国連に対して否定的な見方を表明している。

2020年と2021年の両年で質問が行われた13ヶ国の約半数で,国連に対する好意的な見方が大幅に高まっている。

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好意的見方の最大の増加はイタリアと日本である。イタリア人と日本人の間では,国連への肯定的な意見は,過去1年間で12パーセンテージ・ポイント増加した。ドイツ,スウェーデン,オランダ,スペイン,ベルギー,オーストラリアの国連に対する好意的な意見も,2020年以降大幅に増加した。

004m_20210921114201 一部の国では,国連に対する好意的な見方は,少なくとも部分的にはイデオロギーの違いに関連している。最大の違いは米国にあり,10人中8人のリベラル派が国連を肯定的に見ているが,保守派は37だけしか肯定的ではない。オーストラリア,ニュージーランド,オランダ,カナダ,英国,ドイツでは,左派の約4分の3以上が国連を肯定的に評価しているが,これらの国の右派は肯定的な見解を持つのは約3分の2以下である。

一部の国では,教育水準の高い人々は,教育水準の低い人々よりも国連に対して肯定的である。たとえば,オランダと英国では,高等教育の学位(postsecondary degree or more)を取得している人の約8割が国連に対して好意的な見方をしているが,高等教育の学位を取得していない人で好意的なのは約3分の2である。

国連への好意的な見方は,さまざまな世界の指導者への信頼とも関連している。
調査したすべての国の中で,ジョー・バイデン米国大統領を信頼している人々は,バイデンを信頼してない人々よりも国連に対して肯定的な見方をしている可能性が高かった。同じパターンが,ドイツのアンゲラ・メルケル首相とフランスのエマニュエル・マクロン大統領への信頼に見られる。くつかの場所では,同じことが中国の習近平国家主席への信頼にも当てはまる。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領への信頼に関しては,国連への見解に一貫したパターンはない。

005h_20210921114101 気候変動に対する国連の対応は,調査対象の17ヶ国の一般市民の多くが前向きに見ている。中央値56は,国連が気候変動に対処するために良い仕事をしていると言い,中央値39は,国連が良い仕事をしてないと言う。最近のピュー研究所の調査によると,気候変動に対する欧州連合の対応のみが,調査対象の一般市民によってより好意的に評価されている。国民は,国連の対応を自国の社会の対応と同様に評価しており,米国と中国の気候変動への対応をはるかに上回っている。

カナダの63は,国連が気候変動に積極的に取り組んでいると考えているが,米国人の51しか同じことを言ってない。

そして,調査された9ヶ国のヨーロッパ国民のうち5ヶ国の大多数は,国連が良い仕事をしていると評価している。しかし,オランダ,ベルギー,フランス,ドイツの約半数以上が,国連が良い仕事をしてないと言っている。

国連の気候応答に関する見解は,調査対象のアジア太平洋地域の一般市民全体で概ね肯定的である。シンガポール,オーストラリア,ニュージーランドの大多数は,国連が気候変動への対応において良い仕事をしていると言っている。日本と台湾の人々は,国連の気候変動への対応についての評価がより分かれており,両国の10人中1人以上が回答を提供していなかった。

気候変動への対応で国連を称賛する人々は,国連の全体的な見方も肯定的である可能性がはるかに高い。調査されたすべての一般市民において,国連が地球規模の気候変動に対処するために良い仕事をしたと言う人々とそれが悪い仕事をしたと言う人々の間には二桁の違いがある。最大の違いは米国にあり,気候変動について国連を称賛する人の約8割(81)が国連に対して好意的な見方をしており,国連の気候対応を批判する人の約2倍の割合である(40 )。

調査はまた,国際的な気候変動への取り組みが国家経済にとってより害になるのか,それとも利益になるのかについてはほとんど合意がないことも明らかにした。しかし,多くの場所で,国連に対して好意的な見方をしている人々は,国際的な気候変動への取り組みが,経済に害を及ぼしたり,まったく効果がなかったりするのではなく,経済に利益をもたらすと考える傾向がある。同様に,同じ調査では,国連に対して好意的な見方をしている人々は,国際的な取り組みが気候変動の影響をうまく減らすことができると考える可能性が高いことがわかった。

(転載了)
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日本人が国連に対して不信を抱いている割合が他国に比べて多い理由は?
安保常任理事国の中国が理由?

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