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2021年10月25日 (月)

アレック・ボールドウィン銃誤射事件発生に関して-

10月21日,西部劇「ラスト(Rust)」の撮影現場で アレック・ボールドウィン氏による拳銃の誤射で,撮影監督のハリナ・ハッチンスさんが死亡し,監督のジョエル・ソウザさんが負傷する事件(事故)が発生しました。
この事件に関する報道の中から,映画で使用される銃,銃弾に関する記述が比較的詳しかった ‘BBC NEWS’ の Oct.23,2021付け記事を紹介します。

下記,拙訳・転載します。
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Alec Baldwin: What are prop guns and why are they dangerous?
アレック・ボールドウィン:プロップ・ガンとは何か,そしてなぜ危険なのか?
(*prop:小道具)

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映画セットで,現実(real-life)の悲劇が起こった。

警察は,米国の俳優アレック・ボールドウィンが,ニューメキシコの映画セットでプロップ・ガンを誤射して 撮影監督(cinematographer)ハリナ・ハッチンス(Halyna Hutchins)を殺し(killed),監督のジョエル・ソウザ(Joel Souza)を負傷させた,と発表した。彼らは映画 “Rust” に取り組んでいた。

ミズ・ハッチンスへの手向けが行われている(tribute)時,ボールドウィン氏は取り乱している(distraught)と言われた。地元紙の1つがサンタフェ郡シェリフ事務所の外で泣いている(in tears)彼を見つけた。

捜査は進行中であり,我々は何が悪かったのか まだわからない。ボールドウィン氏のスポークスマンは,空砲(blanks)のプロップ・ガン(prop Gun)の誤射(misfire)を含むセットにおいて事故(accident)があったと述べた。

そのような事件(incidents)はまれであり,このニュースは映画産業に衝撃を与えた(stunned)。セットでの銃器(firearms)の使用は,厳格な安全基準の対象である。

「私が最近作った映画では,私のプラスチックの銃でさえ,毎日,サインイン,サインアウトしなければならなかった。」とオーストラリアの俳優 リス・モルドゥーン(Rhys Muldoon)は言った。「だから,この特殊なケースがとても信じられないほど不可解(baffling)に思える理由である。」

無害に聞こえるのも拘わらず,プロップ・ガンと空砲(blanks)の両方が危険になる可能性がある。これが私たちが知っている全てである。

What is a prop gun?
プロップ・ガンとは何か?

空砲(blanks)は映画産業で実弾(live ammunition)を模倣するために使用されている。彼らが非常に説得力のある理由は,空砲が本質的に実際の弾丸を模したものであるということ。

「弾丸(bullet)」という用語は,武器に搭載されているものを説明するために,一般的に使用されるが,より適切には装填されているカートリッジである:発火したときに爆発する粉を保持しているケーシングで構成された自己完結型の弾薬パッケージ,または弾丸。

空砲(blanks)は それとは異なり,爆発物を使用しているが,発射体(projectile)を使用してない。

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プロップ・ガンは,機能しない武器から おもちゃの銃(cap gun)までの範囲の品目を意味する可能性がある。

しかし,それはまた実際の武器,または空砲を点火(firing)するために適合されたものを意味することもできる。

一緒にそれらが制作にリアルさを加える - プロップ・ガンを使って空砲を発火させ,大きなバン(bang),反動,そして銃口の閃光(muzzle flash)として知られているもの,火薬の燃焼によって生まれる可視光(visible light)を得る。

Has this kind of incident happened before?
このような事件が前に起こったのか?

はい。 あなたはブランドン・リー(Brandon Lee),伝説の格闘技の俳優,ブルース・リーの息子を覚えているかもしれない。

ブランドン・リーは,誤ってダミー・ラウンド(dummy round)が搭載されたプロップ・ガンが彼に発砲され,“The Crowを撮影しているとき,1993年にわずか28歳で死亡した。

リーの撮影後,カメラは回り続けた。 何か間違ったことが起こったことを認識したのは彼が,シーンが終わっても起き上がらなかったときだった。

別の事件では,1984年に,米国の俳優ジョン=エリック・ヘクサム(Jon-Erik Hexum)が,撮影の遅れに不満を感じた後、テレビ番組のセットで冗談を言い始めまた。彼はリボルバーに空砲を装填し,弾倉(chamber)を回転させ,銃を彼のこめかみ(temple)に置き,発砲した。

リーとは異なり,彼は発射体によって死んだのではなく,爆風(blast)の力が彼の頭蓋骨を骨折させるのに十分な強さだった。彼は数日後に病院で亡くなった。

How can blanks and props be used safely?
空砲とプロップはどのように安全に使用できるか?

ヘクサムの死は,空砲の問題を浮き彫りにする - 発射体がなくても,彼らは大きな力を詰め込んでいる。

リスクに加えて,一部の映画セットでは,視覚的なインパクトを強くするために余分な火薬を使用している。

映画セットには通常,プロップ・ガンの使用に関して厳格な規則がある。 スペシャリストは,映画セットで使用するための武器を提供し,その使用についてアドバイスする。

「すべてのセットには基本的な安全対策がある」と,過去にアレック・ボールドウィンと協力したことのある武器係(armourer)であるマイク・トリスターノは言った。

「たとえそれが本物の銃(firing gun)でなくても,決して他の誰かに銃を向けるべきではない。これがどのように起こったのか,そしてそれがどのように多くの損害を与えたのか,私は途方に暮れている(at a loss)。」

映画の一般的な射撃(shot)は,俳優がカメラに向かって発砲していることを示し,「フューリー(Fury)」や「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(The Imitation Game)」などの映画に取り組んだスティーブン・ホール(Steven Hall)は,それはセーフガードを講じてのみ発生すると述べている。

「もしあなたが火災のラインにいるなら,フェイス・マスク,ゴーグルをして 保護スクリーン(Perspex screen)の後ろに立ち,カメラのそばにいる人の数を最小限に抑えるだろう」と彼は言った。

「この場合,私が理解できないのは,同じ事故で2人が負傷し,そのうち1人が悲劇的に死んだということです。」

映画で働いている他の人たちは,なぜコンピューターを使った銃の効果を安価に追加できるのに,空砲がまだ多く使われているのか疑問に思った。

「銃に空包などをセットする理由はもうない。完全に非合法化されるべきだ」 と,「ウェストワールド(Westworld)」と「メア・オブ・イーストタウン(Mare of Easttown)」のクレジットに含まれる,俳優兼監督のクレイグ・ゾベル(Craig Zobel)は呟いた。

「プロップ・ガンは銃だ」とテレビ作家のデビッド・スラック(David Slack)はツイートした。 「空包には本物の火薬が入っている。怪我をしたり殺したりする可能性がある。適切な注意と安全な取り扱いなしにプロップ・ガンが小道具に使われるセットにいる場合,立ち去るのがいい。」

"No show or shot is worth risking people's lives," he added.
「ショーやショットは人々の命を危険にさらす価値はない」と彼は付け加えた。

(転載了)
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誤射とはいえ,どのような状況で,銃口を二人に向けて引き金を引いたのかは不明です。

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