Ohtani Wins A.L. MVP Award

11月19日の朝のニュース・ショーは 大谷選手が AL MVP を満票で獲得するかの議論で始まり，満票で受賞の報せが入ってからは 今シーズンの彼の活躍ぶりが何度も紹介されました。

私のパソコンには Angels から “Ohtani Wins A.L.MVP Award” のタイトルで Nov.18 付けのMail が入りました。（オールスター戦 出場選手投票に参加して以来，エンゼルスからMailが入るようになった。）

エンゼルスのサイト（Angels.com）での受賞を報せる記事を読んでみましょう。

下記，拙訳・転載します。

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“Unanimous! Ohtani takes home AL MVP”
「満票！ 大谷 AL MVP 受賞」

Two-way star is fourth Angel to win award, 19th to sweep all first-place votes
二刀流スターは，エンゼルスで4番目の獲得，満場一致は19番目。

Nov.18,2021

アナハイム – 二刀流のセンセーション 大谷翔平は 2021年に野球史上最も信じられないシーズンを過ごし， MLBネットワークで木曜日（11月18日）に発表されたように，アメリカンリーグMVPを受賞した。

大谷はBBWAA（The Baseball Writers' Association of America，全米野球記者協会）から30票すべてを獲得，トロントのウラジミール・ゲレロ・ジュニア（Vladimir Guerrero Jr.）が2位，マーカス・セミエン（Marcus Semien）が3位だった。彼は，MVP賞の19番目の満場一致の勝者となり，輝かしいハードウェアを獲得した4番目のエンゼルスプレーヤーとなって，ドン・ベイラー（1979）、ウラジミール・ゲレロ（2004）、マイク・トラウト（2014，'16，'19）に加わった。彼はまた，2001年に新人としてAL MVPを獲得した鈴木一朗に加わり，日本生まれで2番目に栄誉を勝ち取った選手となった。

・完全なMVP賞の投票結果（下表参照）

（＊大谷の 420点に対して 次点のゲレロ・ジュニアが 269点と差が大きいのは Place 2 が 9点なのに対して Place 1は 14点が与えられるためです。）

「子供の頃，私はイチローを見ていて，彼がMVPを獲得したので，いつかビッグ・リーグでプレーしたいと思った」と大谷は通訳の水原一平を通して語った。

「うまくいけば，私は，今私を見ている子供たちにとって，そのような人物になることができる。そして，いつの日か，私を見守っている子供たちとプレーすることができれば，それはとても特別なことになる。」

20年ぶりのMVPを祝うために日本では，東京タワーは金曜日の午後5時17分にエンゼルス・カラーでライトアップされる予定である。

大谷（27）はシーズンを通してアッと言わせ（wowed），約100年前のベーブ・ルース以来誰もやったことのないことをして，打者と投手の両方としてこれまで考えられなかった（unthinkable）マイルストーンに到達した。
大谷は155試合で46本塁打、二塁打 26本，三塁打 8本，100打点（RBIs，run batted in），103得点，26盗塁，打率 .257，出塁率 .372，長打率 .592を打った。
そしてマウンドでは，彼は23回先発し，130 1/3イニングで 防御率 3.18と奪三振156で9勝2敗を記録した。彼はまた，彼のキャリアの中で初めてフィールドで時間を過ごした：投手として試合を終えた後，右翼手で6試合，左翼手で1試合をプレーし，より多くの打席を得た。

‘Baseball-Reference’ によると、彼はWAR  9.1でリードし，他を大幅に抜いた。
2番目に高い合計はフィリーズ（Phillies）とのザック・ウィーラー（Zack Wheeler）の7.7 WARで，セミエン（Semien）は7.3 WAR，ゲレロは6.8 WARだった。

＊WAR（Wins Above Replacement）：「そのポジションの代替可能選手（Replacement）に比べてどれだけ勝利数を上積みしたか」を統計的に推計した指標，投手と打者に対する共通の評価が可能。

「大谷のシーズンは電気不足（short of electric）にほかならなかった」とトラウトは言った。 「時々，私はリトルリーグに戻ったように感じた。プレーヤーが8イニングを投げ，ホームランを打ち，塁を盗み，そして右翼手でプレーするのを見るのは信じられないほどだった。しかし，彼について私が最も感銘を受けたのは，彼がフィールドの内外で自分自身を運ぶ方法だ。」

大谷は，シーズン中に少なくとも45のホームラン，25の盗塁，5つの三塁打で，ALまたはNLの歴史の中で最初のプレーヤーになるなど，いくつかの前例のないマイルストーンに到達した。そして，マウンドで少なくとも15回の先発で投げて，30本以上のホームランを打ったプレーヤーはいなかった。彼は，ロジャー・クレメンス（Roger Clemens）（1986）とジャスティン・バーランダー（Justin Verlander）（2011）に続いて，過去50年間でAL MVPを獲得した3番目の先発投手であり，プライマリーDHとして初めて受賞した。

「大谷翔平は，地球（the ball）の両側で最高の選手の中でプレーするために米国にやって来た。彼はその使命を最高レベルで達成した」と、エンゼルスの監督，ジョー・マドン（Joe Maddon）は語った。「彼を知っていると，この賞は彼の以前の業績を超える動機として役立つだろう。彼のゲームがシーズン最後のゲームでプレーして勝利するという私たちの目標にどのように役立つかを見るのが待ちきれない。」

Ohtani credited health for his performance throughout the year, after he had shown flashes of what he was capable of in 2018, when he won the AL Rookie of the Year Award but suffered a torn UCL in his right elbow that season that led to Tommy John surgery.
大谷は，2018年にALルーキー・オブ・ザイヤー賞を受賞したが，そのシーズンに右肘のUCL（ulnar collateral ligament，内側側副靱帯）が破れたためにトミー・ジョン手術につながったときに、2018年に彼ができることのフラッシュを見せた後，その後，年間を通して彼はパフォーマンスのために健康を信じた。

その結果，大谷は2019年にピッチングを行わなかったため，19年シーズン後半に手術が必要な左膝の問題に対処した。その結果，彼は2020年に下降の年を迎え，44試合で7本塁打でわずか打率 .190を打って，投げては わずか2回の先発でスタートを切り，12/3イニングで7回のヒットを許した。

しかし，大谷がいつもより物事を盛り上げるのを見た加速されたオフ・シーズン・プログラムで，彼はまだ二刀流プレーヤーとして優れていることができることを証明する使命で春季トレーニングに入った。新しいゼネラル・マネージャーのペリーミナシアン（Perry Minasian）の下で，エンゼルスは大谷，ジョー・マドン監督，大谷のエージェントであるネズ・バレロ（Nez Balelo）と共に，2021年に彼のプレー制限を緩和する計画を思いついた。大谷は先発23試合中20試合を含め，ほぼすべての試合でラインナップに加わった。これは，前日，彼が投げた後，当日のラインナップから締め出された2018年との大きな違いだった。

「確かにやりがいがあり（definitely challenging），とても楽しかった。」と大谷は語った。「期待が高いと感じ，それらの期待に応えたかった。」：

・Complete awards coverage
   完全な賞，制覇

AL MVP賞は，指名打者として最初のシルバー・スラッガー賞を受賞し，仲間からの投票でMLBPA（The Major League Baseball Players Association）年間最優秀選手に選ばれた大谷にとって，最後の2021年の栄誉だった。

彼はまた，‘Baseball America’，‘Baseball Digest’，‘Sporting News’から “Playerof the Year” に選ばれた。

コミッショナーのロブ・マンフレッド（Rob Manfred）はまた，ワールドシリーズで「コミッショナーの歴史的功績賞」（the Commissioner’s Historic Achievement Award）の賞を与えた。マンフレッドがこの賞を授与したのは初めてのことである。

大谷はまた、先発投手と野手としてオールスターゲームに選ばれた最初の選手となることで，7月に歴史を作った。

「翔平は素晴らしいシーズンを過ごした，そして彼の才能がそれ自体を物語っている」とミナシアン（Minasian）は言った。「フィールドで彼を毎日見ているだけでなく，技術を向上させるという彼のコミットメントを見ることができて光栄だった。彼は素晴らしいチームメイトであり，ゲームのあらゆる面で信じられないほど一生懸命働いており，この賞は非常に価値がある。」

大谷は，しかし，業績を祝う人間ではないと言い，受賞した翌日，より多くの練習とトレーニングの準備をするために早く寝ることを計画していると付け加えた。

大谷は「特別な予定はない。」と述べた。「一人で寂しい夜（lonely night）を過ごすことになるだろう。でも，実は母と妹が町にいるので，多分 会うと思う。」と語った。

（転載了）
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