「ハイボール」についてー
約50年前の学生時代,大学近くのバーでよく飲んだのは ウイスキーを炭酸水で割った「ハイボール」で,もっともポピュラーなアルコール飲料でした。
近年,世の中では「ハイチュー」,すなわち 焼酎ベースの「ハイボール」がポピュラーになっているようです。
ここで 「ハイボール」(Highball)とは何か,その定義は?と思い,英文のWikipedia を読んでみました。
下記,拙訳・転載します。
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“Highball”
ハイボールは,アルコール・ベースのスピリットと,大きい割合を占める,多くの場合,炭酸飲料であるノン・アルコール割り材(mixer)で構成される混合アルコール飲料(mixed alcoholic drink)である。例としては,“Seven and Seven”,“Scotch and soda” そして “rum and Coke” などがある。
ハイボールは通常,大きなストレート・サイドのハイボール・グラスまたはコリンズ・グラスで氷と共に供される。
Etymology
語源
この名前は、エンジンが回転し、ボイラー圧力を示すボールが「ハイボール(highballing)」と呼ばれる高レベルになった蒸気機関車を動力源とする列車の食堂車で,背の高いグラスで飲み物を提供する慣例(practice)を指していると言われる。
あるいは、名前は「前方の明確な軌道(clear track ahead)」を意味する高くなった球(raised globes)を備えた初期の鉄道信号に由来している可能性もある。
History
歴史
当初,最も一般的なハイボールは,単に ‘Scotch and soda’ として知られているスコッチ・ウイスキーと炭酸水で作られていた。
ボストンのアダムス・ハウスを含め,最初のハイボールをミックスすることの名声には,多くのライバルがある。ニューヨークのバーテンダー(barman),パトリック・ダフィー(Patrick Duffy)は,ハイボールが 俳優の E.J.ラトクリフ(E. J. Ratcliffe)によって1894年に英国から米国に持ち込まれたと主張した。
ハイボールは日本で人気があり,“haibōru” としてジャパニーズ・ウイスキーを使用したり,“chūhai” として焼酎を混ぜたりすることがよくある。
ウーロン・ハイボール(ūron-hai)のように,“-hai” をサフィックスとして付けることで,さまざまな割り材を指定できる。これらはビールと同じように消費され,多くの場合,食べ物と共に,あるいはパーティーなどで消費される。
(転載了)
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Seven and Seven
“7 and 7” はハイボール・カクテルで,「シーグラムのセブン・クラウン」(Seagram’s Seven Crown)と7Up から成る混合アルコール飲料。 通常,氷と一緒に供される。米国人の大人なら誰でも知っている(?)。
‘Seven Crown’ は 「スコッチ」でも「バーボン」でもない,ブレンド・アメリカン・ウイスキー。
Rum and Coke
“Rum and Coke”,あるいは「キューバ・リブレ(Cuba libre)」(スペイン語で文字通り「自由キューバ」もしくは「キューバの自由」)は,コーラ,ラム酒,および多くのレシピではライム・ジュースで構成されるハイボール・カクテルで,氷と共に供される。
何かのハードボイルド小説で 主人公がハバナに着いて,まず バーで「キューバ・リブレ」を飲むシーンがあって,就職後,この影響を受けて,これを飲んでいた時期がありました。
結局,アルコール飲料を炭酸が入った割り材(mixer)で割ったカクテルが ハイボールということのようです。
― とすると 「ウーロンハイ」は外れる?
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