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2021年12月16日 (木)

見出しに見る勘違い(その786)

「韓国の大学教授880人が選んだ今年の四字熟語,1位は『猫鼠同処』」 2021/12/13 朝鮮日報・日本語版
    ‘韓国の大学教授たちが今年を象徴する四字熟語に「猫とネズミが一緒にいる」という意味の「猫鼠同処」(猫鼠同眠)を挙げた。「泥棒を捕まえなければならない猫が,泥棒であるネズミとグルになっている」という意味で,管理・監督者と犯罪者が結託し,不正を一緒に働いている様子を表す四字熟語だ。
  これは,韓国の3つの大学教授団体で出している「教授新聞」が「先月26日から今月2日まで,全国の教授880人を対象にインターネット調査を行った結果,29.2%が今年の四字熟語に『猫鼠同処』を選んだと12日,明らかにしたものだ。韓国土地住宅公社(LH)役員らの不動産投機問題や,京畿道城南市大壮洞の土地開発疑惑などを批判しているものと見られる。
   この四字熟語は,中国の唐の歴史を記録した『旧唐書』に登場する。ある地方の軍人が家で,ネコとネズミが同じ乳を吸い,互いに危害を加えない様子を見て,上官にこれを報告した。その上官がネコとネズミを王にささげると,官僚たちは「福がやって来る」と喜んだ。だが,ある官僚だけが「こいつらは正気でない」と嘆いたという。嶺南大学哲学科のチェ・ジェモク教授は「猫鼠同処」を推薦した理由を「公職者が上下,あるいは民間と組んで公私の区別なく法を犯そうとしている現実を今年1年間,社会のあちこちで目撃した」と説明した。ある60代の人文系大学教授も「国や公共の利益を管理しなければならない人々が,法を犯す勢力と結託して私的な利益を手にするという出来事が相次いだ」と語った。2位は21.1%で「人困馬乏」(人もウマも疲れ果てているという意味」)だった。新型コロナのせいで全国民も国も疲れ果てた1年だったということだ。3位は17%で「泥田闘狗」(イヌのようにかみついて激しく闘うという意味)だった。 教授新聞では2001年から毎年末,この1年を象徴する四字熟語を選定・発表している。’ との報道です。

   「猫鼠同処」,「人困馬乏」,「泥田闘狗」のどれも知りませんでした。さすが 大学教授,学があります。
知りませんでしたが,字を見れば意味は推定できます。発音を聞いても分かりません。
すなわち,これらの熟語をハングル文字で表したのでは意味は通じません。漢字教育を止めて久しい韓国で四字熟語を選ぶ意味があるのでしょうか。
  少なくとも 大学教授の立場として 漢字復活の運動が必要でしょう。

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