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2021年12月25日 (土)

座っているとき 上着のボタンは外す。

3月から「めざまし8」の総合司会を担当している 谷原章介さんは 必ず 上着のボタンを留めながら登場します。
おそらく,椅子に座った放送前の待機時,ボタンを外していると推察されます。

上着のボタンを立っている時は留め,座っているときは外す ー という原則に忠実であることが分かります。

もともと 上着は立ち姿を基本に作られているので 座っているときはボタンを外すのが当然で,座っているとき 無理なくボタンが留まるのは 上着が身体に合っていません。

このことで いつも目につくのは 「ザワつく!金曜日」の長嶋一茂と石原良純の両氏です。
二人とも 上着のボタンを留めたまま座っており,上着の 引きつった皺が気になります。
いつもなので 意識して留めている,留めなければいけないと思っているかのようです。

何十年 着ているか知りませんか,若い頃,アドバイスしてくれる人はいなかったのでしょうか?
洋服を日本人が着るようになって100年以上,もう着方が分かってもいい頃です。

これに関連して思い出すのは,昔,父親に聞いた,徴兵検査場での話。
徴兵検査は本籍地で行われ,ほとんど漁業と農業従事者の中で スーツを着ていたのは サラリーマンだった父くらいだったそうです。検査場で整列した時,検査員(or その補助)の,教員だったらしい男に「上着のボタンを留めろ」と言われたそうです。
父は 上着の二つボタンの上を留め,スーツを着る常識として下のボタンは留めていませんでした。留めないように仕立てられているのです。
「スーツの着方を知らない男が検査しているようでは 戦争しても負けるな」と思った,とは言っていませんでした。
父は 病み上がりにして 身長 170cmに対して 体重 50kg未満が理由か,丙種合格,召集されたのは敗戦の気配濃厚(誰も口に出しては言わなかったが)の終戦間近でした。この時期,召集されたのは 身体と頭のどちらか,あるいはどちらも弱い男達でした,と父が申していました。

蛇足ながら 三つボタンの上着の場合,上二つ,あるいは 中一つを留める二種類があるので理解して購入することが必要です。
三つのボタン(二つボタンも)全てを留めるのは 相当 イレギュラーに仕立てられた上着のみです。
三つボタンで 上一つだけ留める上着は(おそらく)存在しません。

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