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2021年12月 5日 (日)

大谷翔平が 2021年シーズン行った,特筆すべき 9の記録。

大谷翔平選手の今年の活躍は,まさにスーパースターのそれでした。
MLBサイトのNov.23,2021付けで これを表す記事がありました。

以下に,拙訳・転載します。
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9 ways Ohtani broke Statcast in 2021
「大谷が2021年に ‘Statcastを破った9 Ways
(*‘StatcastMLB 2015年から導入されているデータ解析・統計ツール)

大谷翔平の満場一致(unanimous)の MVP獲得シーズンは,どう見てもユニークだった。

視力検査(eye test)からユニーク:メジャー・リーグ・レベルで,このような打撃と投球の選手を見た人は誰もいない。ユニークな統計結果(stat line):45本塁打/ 25盗塁/ 150奪三振のシーズンに匹敵するものは他にない。 そして,それは ‘Statcast’ の観点からユニークである。

大谷は45本塁打,25盗塁,150奪三振だけではない。彼は115mphの速度でボールを打ち,100 mphのボールを投げ,30 ft/sec で走る。エンゼルスの2刀流スーパースターのエリート数値の背後にあるエリート・ツールを測定できるのは素晴らしい(cool)。

大谷が ‘Google Cloud’ を利用した‘Statcast’ を破った今年の9つの道(nine ways)は次のとおりである。

1) The 100-100 game100-100 試合)

大谷は44日,同じ試合の打撃と投球で,すでにヘッドラインを飾っていた。彼は ‘Statcast’ の歴史も作った。大谷が最初のイニングの表でマウンドで100.6mphでトップになり,最初のイニングの裏で115.2 mph451-footのホームランを飛ばしたとき,彼は2015年の ‘Statcast’ の導入以来,同じイニングは言うまでもなく,同じゲームで100 mph以上のボールを投げ,110 mph以上のボールを打った最初のプレーヤーになった。

2) The 119 mph max exit velo(時速119マイルの最大初速度)

4月12日,ロイヤルズ戦で,大谷はスコット・バーロウ(Scott Barlow)から95 mphの速球を打ち返し,119.0 mphの二塁打をライトの壁に強打した(ripped)。その二塁打は,‘Statcastが追跡を開始して以来,左打者にとって最も強いボールだった。

大谷は,ジャンカルロ・スタントン(Giancarlo Stanton),アーロン・ジャッジ(Aaron Judge),ネルソン・クルーズ(Nelson Cruz),ゲイリー・サンチェス(Gary Sánchez),マニー・マチャド(Manny Machado)と並んで,119 mphマイル以上でボールを打つ6人のプレーヤーのうちの1人である。

3) An unhittable splitter(打てないスプリット)

大谷の特徴的スプリットは,間違いなく2021年の野球で最も打てなかったボールであり,それを裏付けるための ‘Statcast’ 数値がある。

  • 打者は 127球で11ヒット,・・・ 三振 77
  • 大谷のスプリットに対する打率 0.087は,100以上のイニングで投げたシングルピッチ・タイプの先発投手で2番目に低かった(コービン・バーンズ(Corbin Burnes)のカーブ・ボールに次ぐ)
  • スプリットで許した彼の長打率 .102は最低だった
  • スプリットでの 57の三振率は,2番目に高かった(Jacob deGromのスライダーに次ぐ)
  • 彼のスプリットに対する .099の予想打率は最低であり,スプリットに対する .142の予想長打率は2番目に低かった(カルロス・ロドン(Carlos Rodón)のスライダーに次ぐ)

4) Record-setting home runs(記録的なホームラン)

大谷は2021年に複数の傑出したホームランを打った。
彼が628日にヤンキースにぶつけた117.2mphのロケット弾を考えてみよう・・・これは,‘Statcast’ が追跡を開始して以来,エンゼルスにとって最も強い本塁打だった。
または,68日に彼がロイヤルズに対して放った470-footer -- エンゼルスのシーズン最長(実際には過去2年間で最長)。

または,625日にレイズ戦で打った116.1 mphの先頭打者本塁打 - 当時,‘Statcast’ の追跡の下で最も困難な先頭打者本塁打の記録を打ち立てた(ホルヘ・ソレア(Jorge Soler)はシーズン後半により強い1本塁打を打った)。

ああ,これは数えられなかったが,彼がホームラン・ダービーで打った 513-foot のホームランはどうだろうか? クアーズ・フィールドでも,誰もがここまでボールを打つことができるわけではない。

5) Extreme home runs( 極端な本塁打)

大谷は又,クレイジーな本塁打を打った。826日のように,彼がオリオールズに対してそびえ立つ先制ムーンショットを打ったとき - バットからの初速110.7 mph45度の発射角度だった。そんなに激しく,高いホームランを打つ組み合わせはあまり起こらない。
Statcastトラッキングされた7シーズン全体で,110 mph以上の初速と45度以上の発射角度の両方で打たれたホームランは合計7回だけである。他の人は,ブライス・ハーパー(Bryce Harper),ピート・アロンソ(Pete Alonso),ロナルド・アクーニャ・ジュニア(Ronald Acuña Jr.),ルーク・ボイト(Luke Voit),マイク・ズニーノ(Mike Zunino),ルーカス・ドゥーダ(Lucas Duda)らによって打たれている。

しかし,大谷の今年の最もクレイジーな本塁打は,彼が 517日にクリーブランドに対して打ったものだったしれない。サム・ヘンゲス(Sam Hentges)との左投げと左打ち対戦で,大谷はストライク・ゾーンから外れた,94mphの速球を捉え,エンゼル・スタジアムの右翼に431-foot のホームランを飛ばした。投球は地面から 4.19 feet 離れていた --- これは,今年の野球で誰かが本塁打を打った 2番目に高い球であり,2008年に遡るピッチ追跡時代全体でエンゼルス・プレーヤーが本塁打を打った最も高い球だった。

6) Triple-digit K's(三桁の奪三振)

大谷は93日のレンジャーズ戦で9勝目を迎える途中,大きなスポットで勢いを上げた(dialed up the heat)。引き分けの試合で2人のランナーが得点圏にいるとき,彼は100.4mphの速球でジェイソン・マーティンを完全に負かした(blew away)。これは大谷のキャリアの最初の100mph以上の三振ピッチであり,アービン・サンタナ(による101.3 mph2008625日以来,エンゼルス先発投手による最速の三振ピッチだった。

大谷は今シーズン,時速100 mphで三振を獲る,わずか11人の先発投手の1人だった。 他の10人が打者としてメジャーリーグをバレルでリードすることに近くはなかったとだけ言っておこう。

7) Elite sprint speed(エリート スプリント・スピード)

大谷の打撃と投球は注目を集めているが,彼は3番目のエリート・スキルであるスピードを持っている。
そして「エリート」は誇張ではない。‘Statcastのスプリント・スピード・メトリックは,走塁での最高速度を追跡する。メジャーリーグの平均は 27ft/sec であり,30ft/sec 以上がエリートである。

大谷は今シーズン,エリート 30ft/sec の範囲のスプリント・スピードで 7つの異なる走塁を行った。そのスプリント・スピードのおかげで彼が打ち負かした3つの内野安打を含む。大谷は今シーズンの平均で 28.8 ft/secで,走塁の速秒で最速のDHになったそして彼は1回のエリート 30ft/sec以上の走塁でさえ唯一のDHだった。

大谷は2021年にすべての MLB選手の 91よりも速かった。したがって,MLBをリードする8つの三塁打は,驚くべきことではない。大谷は,例えば,930日の8回目の三塁打で,ほぼエリートの29.4 ft/secのスプリント速度に達した。

8) Frisbee slider movement(フリスビー・スライダーの動き)

大谷のピッチングに戻ろう。 100 mphの速球と,打つことができないスプリットだけが彼の武器ではない。彼の厄介な(nasty)スライダーはどうだろう? 2021年に,彼はそれで40の三振を奪い,与えた打率はわずか .193だった。ハイライトはそれがどれだけ変化する(break)かである - 大谷のスライダーは平均15.9インチの水平方向の動きであり,彼は今シーズン,少なくとも250球のスライダーを投げた211投手の中で6番目に大きい変化を記録した。

彼がライアン・マウントキャッスル(Ryan Mountcastle)から三振をとった,825日に投げたスライダーをチェックするといい。それは20.4インチ(約52cm)変化した。

9) The new unhittable splitter(新しい,打てないスプリット)

大谷は,腕の傷みとアストロズに 6本のヒットを打たれたため,数日遅れて,今年の最後から2番目の先発をオークランド・アスレチックス(the A's )戦で投げようとしていた。そして,彼は非常に興味深い変更を加えた。彼はスプリット・グリップを変更し,通常の真っ直ぐに急激に落ちる動き(tumbling action)と比較して,より多くの左右の回転(side-to-side rotation)で彼独特の球を投げた。

結果は? 大谷の水平のスプリットの動きは基本的に2倍になった。彼はその試合で10の三振を獲り,そのうちの9三振はスプリットで,キャリア最高の26の空振り(swinging strikes)を奪い,そのうち18はスプリットだった。大谷の18のスプリットによる空振り(swings-and-misses)は,投球記録追跡時代(the pitch-tracking era)の1試合の最多記録タイだった。

(転載了)

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次の報道がありました。

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米メディア「ジョムボーイ・メディア」のポッドキャスト番組「クリス・ローズ・ローテーション」に登場したのは,ルーカス・ジオリト投手(ホワイトソックス)とタイラー・グラスノー投手(レイズ)。大谷にバックスクリーンに運ばれた経験を持つ2人は,背番号17の今後の継続的なMVP受賞の可能性について言及した。
・・・
ノーヒットノーラン経験のあるジオリトは「今後も毎年MVPを獲得していくだろう。だって両方できるからね」と太鼓判を押した。

 グラスノーも「もし20先発で防御率4点台,打率 .270,本塁打30本だったとしても彼の価値に勝る選手なんているか? 誰もいない。ゲレーロ Jr.だってMVPは取れない」と大谷を絶賛した。

 ジオリトは「(ゲレーロ Jr.は)4割打たないと」と付け加えると,グラスノーは「いや,もしかすると打率5割は必要だ。彼は投げられないんだ。クレイジーなことだよ」 と続け,ライバル打者がMVPを受賞するために必要なまさかの 条件” を設定した。

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投手として争うなら 30勝,防御率 2.0台 でしょうか?

MLB の “Statcast” による統計データは あらゆる比較を可能にしています。

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