「寒くなって 朝,布団から出難くなった」と世間は言うようでー
寒くなると TV番組で 「寒くなって 朝,布団から出難くなりましたね。」と言う人が必ずいます。
どうも世間には そのような人が多いようです。
が,気持ちは分からないではありませんが,私には その感覚がありません。
目が覚めて,布団の中で グズグズしても 結局は起きなければならないので,時間の無駄です。
目覚まし時計が鳴れば,あるいは,その前に目が覚めて 起きるに適当な時刻なら,何の躊躇いもなく起きて,布団から出ます。
これは 子供の頃からで,母親から起こされれば 季節に拘わらず,すぐに布団から出ていました。
96歳で亡くなった母親から「あんたは 他に取り柄はないけど 寝起きだけはいいね。」と
誉められているのか,貶されているのか分からない言葉を 子供の頃,よくかけられていました。
古希を過ぎた今も同じです。
これに似たことで,「気になることがあってなかなか眠られなかった。」という人がいます。
これに対して 寝つきのよかった,95歳で亡くなった父親が言っていました。
「これが理解できない。気になることがあって 自分で解決できることなら 布団から出て解決策を考えればいい。
簡単にはいかないなら,その夜は よく寝て エネルギーを蓄え, 明日,考える。
気になることが 自分の力ではどうしようもないことなら,くよくよしても始まらない。
よく寝て,明日に備えればいい。
もし 対応策が必要と思うなら 布団から出て考える。」
ー などと,言っていましたが,寝つきがいいのは理屈ではなく,単に あまり気にしない性格だったのでしょう。
私も 同じようなものです。
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コメント
同じ親に育ちながら、父親からそんな上等な言を聞かなかったなあ。かくいう小生も窮地に立たされたときでも、寝つきは良かった。だから身が持ったともいえると思う。
投稿: hirosuke | 2021年12月11日 (土) 17時34分