ヨローッパ・ミステリーTVドラマで 「たこつぼ型心筋症」を知った。

BS11で放映中の ヨーロッパミステリー 「バルタザール 法医学者捜査ファイル（ シーズン2）」の第一話「死のマーチ」（フランス語，日本語字幕）を観ました。
主人公の法医学者が 死体解剖の結果を 女性警部 エレーヌに話している時，「TAKOTSUBO xxxx 」と喋り，「たこつぼ？」と思ったら，字幕に「たこつぼ型心筋症だ」と出ました。英和辞典で “Takotsubo cardiomyopathy” を引くと ー
 《病理》たこつぼ心筋症◆【語源】takotsuboは日本語より。正常に収縮しない左心室の形をたこつぼに例えたもの。命名者の佐藤光は、たこつぼ漁で有名な明石に近い神戸大学の出身。  
ー とありました。

英文Wikipediaの “Takotsubo cardiomyopathy” は次のように記しています。（抜粋）

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The name "takotsubo" comes from the Japanese word takotsubo "octopus trap", because the left ventricle of the heart takes on a shape resembling an octopus trap when affected by this condition.
「たこつぼ」という名前は，この状態の影響を受けると心臓の左心室が蛸壺に似た形になることから，「たこつぼ」という日本語の単語に由来している。
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The first studied case of takotsubo cardiomyopathy was in Japan in 1991 by Sato et al. More cases of the syndrome appeared in Japan within the next decade, although western medicine had still not acknowledged it.
たこつぼ型心筋症の最初の研究例は，1991年に佐藤らによって日本で行われた。 西洋医学はまだそれを認めなかったが，症候群のより多くの例が その後の10年以内に日本で現れた。

The syndrome finally occurred in 1997 when Pavin, et al., wrote about two cases of "reversible LV dysfunction precipitated by acute emotional stress".
この症候群は，1997年にPavinらが「急性の感情的ストレスによって引き起こされた可逆的なLV機能障害」の2つの症例について書いたときにようやく気付かれた。

The western world had not heard of such a thing at the time, as it was incredibly rare and often misdiagnosed.
それは信じられないほど稀であり，しばしば誤診されていたので，西側世界は当時そのようなことを聞きことはなかった。

The Japanese at last reported about the syndrome to the west in 2001 under the name "transient LV apical ballooning" though at this point the west had already heard of numerous cases.
日本人はついに2001年に「一過性左心室心尖部肥大化」という名前でこの症候群について西側に報告したが，この時点で西側はすでに多くの症例を聞いていた。

The syndrome reached international audiences through the media in 2005 when the New England Journal of Medicine wrote about the syndrome.
この症候群は，ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシンが症候群について書いた2005年にメディアを通じて国際的な聴衆に届いた。

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世界的な名称として認知されたのは この20年足らずの間のことのようです。