GQが紹介するダッフル・コート 10点
リタイアに備えて,10数年前に “Gloverall” のダッフル・コート(Monty)を買い,今までに,切れそうになった麻紐ループの取り換えを1回実施しました。しかし,最高気温が10℃を下回ればダッフル・コートと思いながら,ここ数年 全く着ていません。
‘GQ UK’ のDec.20,2021付けに “The best duffle coats to fend off the winter chill”「冬の寒さをかわすのに最適なダッフル・コート」の見出し記事が掲載され,10ブランドが紹介されていました。
下記,拙訳・転載します。
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ダッフル・コートは,今シーズンのあなたのワードローブに場所を求める典型的な(quintessentially)英国のアウターウェアである。 そして,これがGQのベスト・ピックである。
パディントン・ベア(Paddington Bear)はスタイル・アイコンか? 考えてみよう:ブーツ,黄色いアノラック,バケット・ハット,そしてもちろんダッフル・コートである。特にダッフル・コートは,パディントンのスタイルを典型的な英国風として際立たせている。寛大で温かみのあるコートで,強風,寒い雨,冬の倦怠感(lethargy)にぴったりの強壮剤(tonic)である。コートの個性がパチパチと音を立てる火のように積極性と熱を発する(emanates)なら,それはその暖かく長いウールの構造,雨から保護するフード,そして前合わせを閉じる独特の木製のトグルのおかげである。
“Duffel” は,中世に,特に耐水性のある布を生産したベルギーの町である。時が経つにつれ,その素材は明らかな理由で船乗り界(seafaring circles)に流入し,第二次世界大戦の終わりまでに兵士たちもコートを着ていた(donning)。陸軍元帥(Field Marshal)モンゴメリー(Montgomery)による採用により、「モンティ・コート(Monty Coat)」というニックネームが付けられ,英国のレジスタンスの象徴となった。余剰の軍服のために,それは50年代に学生に人気が出て,その後,ギャラガー兄弟(the Gallagher brothers)やボウイ(Bowie)などの有名人や芸術家の肩に自然に移り,衣服の殿堂(the sartorial hall)での地位を固めた。
これからの長い冬に向けたクラシックなアウターウェアの市場では? 以下の男性向けの最高のダッフル・コートの公開(curation)で,スタイリッシュな暖かさを自分でとらえよう。
1/10 POLO RALPH LAUREN
ポロ・ラルフ・ローレン
ラルフはここでキャメルのダッフル・コートに完璧に素朴なアプローチを採用している。 ツイスト・ロープは職人技の抑揚(inflection)をもたらし,耐久性があり,最も重要なのは,暖かいウールがパディントン・ベアを誇りに思う衣服を作るのに役立つ。 (£856)£428。 farfetch.comで
2/10 TED BAKER
テッドベーカー
“Ted Baker Mogul” は,ダッフル・コートの素朴な魅力の一部を排除しようと努めており,代わりに,シックな水平方向の布製の帯(fabric strips)を備えたボタンの形の留め具を提示して,作品に均一性と形式性を与えている。耐久性のあるディープ・グリーンのウール構造には,柔らかいフリースの裏地とゆったりとしたスペースのあるフードが付いており,この冬を満たし続ける(keep purring)。 (£475)£237。 johnlewis.comで
3/10 BURBERRY
バーバリー
革新者であるバーバリーは,トグル留め(toggle closure)を流線形の(sleek)長方形のベルクロに交換した。角度のある形状は、バーガンディ色の裾留めと袖口にも使われる。そのダーク・チャコール・ブラウンはスタイリングを夢見させ,密度の高いウールは寒さを和らげるのに役立つ。 £2,490。 uk.burberry.comで
4/10 MANGO
マンゴ
マンゴによるこの形の良いダーク・ネイビーのダッフル・コートは,上品な黒のトグル,大きな正方形のフロント・ポケット,前面の風よけジップ・アップ・クロージャーが特徴である。
マンゴは,自然で通気性があり断熱性のある素材であるリサイクル・ウール・ブレンドを使用し,より持続可能なアプローチを採用している。 £149.99。 shop.mango.comで
5/10 A KIND OF GUISE
アカインドオブガイズ
“A Kind of Guise” によるこの茶色の高密度ウールのコートのうねるような(billowing)形は,船乗りや兵士が昔の慰めを見つけたであろうスタイルを思い起こさせる(harks back)。
取り外し可能なネイビーのキルティングの裏地が付いており,それ自体はスタイリッシュであり,内側にジッパーを締めると、シベリアの風がすり抜けるような感じが一切ない。このコートの茶色はひどく過小評価されており(underrated),すべての適切な美的意識にも当てはまる。 £670。 mrporter.comで
6/10 SAINT LAURENT
サン・ローラン
文字通り夢中にさせられ(consumed),コートに遣い尽くされたい(swallowed up)と思ったことはかつてなかった。非の打ちどころのない(impeccable)黒いウールとフェイク・ファー(wool-faux fur)のブレンドのおかげで,とても落ち着きがあり(suave),とても暖かい。これをクラシックな木製のトグルと組み合わせて,「サン・ローラン」を上品に刻印し,その中に溶け込みたいという本来の欲求を確認することができる。 £3,195。 matchesfashion.comで
7/10 JACQUEMUS
ジャックムス
“Jacquemus”は,エキサイティングな発散的な(divergent)デザインのモチーフをこのダッフル・コートにまとめている。そのスタイルは,ダウン・ジャケット(puffer jacket)の要素を宿し(harbours),特大のフィット感をもたらす。フロントを通る3つの誇張された(exaggerated)トグルは,これを冬の熱烈な(exuberant),流行に敏感な仲間として際立たせる(marks)。 £940。 mytheresa.comで
8/10 DESA 1972
デサ1972
それが,あなたが望むニューヨーク・ビートの詩人(the New York Beat poet)の見た目なら,もう探す必要はない。確かに “Howl” は古典的だが,それを私たちの文化に実際に定着させたのは,ムーブメントの仕立ての腕前(the movements sartorial prowess)である。このスエード・ジャケットの絹のような滑らかな外観は,シャーリングの裏地とあふれんばかりの毛皮の襟と組み合わされて,この詩を衣服の形にしている。 (£1,774)£1,455。 farfetch.comで
9/10 GLOVERALL
グローバーオール
第二次世界大戦が終わったとき,ほとんどすべての人が,世間に出回るのに十分な余剰の軍用ダッフル・コートがあることに集合的に(collectively)同意したが,“Gloverall” は他のアイデアを持っていて,代わりにそれらを生産し始めた。それ以来,そのスタイルがブランドのシグネチャー・ルックになった。ここで詳細を確認してほしい:クラシックな大きな四角いポケット,バッファロー・ホーンのトグル,フード,そして特上の(extra)豪華さ(flourish)のための居心地の良い(cosy)チェックの裏地。 £425。 gloverall.com
10/10 PRIVATE WHITE VC
プライベートホワイトV.C.
“Private White VC” は,ダッフル・コート・デザインの本来の輝きを変更する(tamper)ことはほとんどない。肩,腕,背中に綿の色調の上張り(overlays)が施され,摩耗の激しい部分に追加の粘り強さ(tenacity)をもたせている。より繊細なディテールにより,マットなラバーのトグルが現代性の閃光をもたらし,‘copper popper’ が人間工学に基づいた(ergonomic)滑らかさを追加している。 £995。 privatewhitevc.comで
(転載了)
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‘copper popper’ が何か分からない。
ダウン・ジャケットを ‘puffer jacket’ とも言うようです。‘puffer’ は河豚です。
‘don’ は ‘do on’ から,「着用する」です。
今冬は寒そうなので,着ましょうか。
右が 保有している,2008年に購入した ‘Gloverall’ の “Monty” です。
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