大谷翔平の受賞がまだ続く,”Athlete of Year award”。
大谷翔平の ‘21年最後の受賞発表は ‘AP’,Dec. 27,2021付の-
“One of a kind: Ohtani wins AP Male Athlete of Year award”
「類のないもの:大谷がAP通信の 男子アスリート・オブ・イヤー賞を受賞」でした。
下記,拙訳・転載します。
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カリフォルニア州アナハイム(AP)—プロスポーツにおいては,ほとんどの場合,すべてが以前に行われたものと考えるのは簡単である。
非常に多くの微調整された(finetuned)アスリートが絶えずお互いを人間の可能性のピークに押し上げているので,私たちは私たちの生活の毎週,スポーツの輝く前例のないデモンストレーションを体験することができる。しかし,基本的に,私たちがすでに見たものの,より良い,より多作なバージョンではないものを目撃することは本当にまれである。
大谷翔平の驚異的な現代野球の再定義が,2021年に世界の注目を集めたのはそのためである-そのため,ロサンゼルス・エンゼルスの二刀流スーパースター(two-way superstar)は,AP通信の年間最優秀男性アスリート賞を受賞する。
満場一致のアメリカン・リーグMVPは,彼のスポーツの過去1世紀に比類ないシーズンのまとめだった。何十年もの間,日常のツーウェイ・プレーヤーであった人はほとんどいなかった - ベーブ・ルースが1919年,ボストン・レッド・ソックスのプレートとマウンドで主役を演じて以来,誰も,野球のトップパワー・ヒッターの1人であり,最高の先発投手の1人の両方だったことはなかった。
「彼は私たちの生涯で見たことのないことをしているが,彼はまた,最高レベルの打撃と投球でそれをしている」とエンゼルスの監督 ジョー・マドンはレギュラー・シーズンの後半に言った。「彼は他の選手よりも多くのことをやっているが,その分野の他のほとんどの選手よりもうまくやっている。彼らは試合の中で最も偉大な選手達であり,彼の同時代の人(contemporaries)である。彼は彼らの試合でプレイしており,異なる試合でもプレイする。」
大谷はシルバー・スラッガー賞で証明されているように,ALの指名打者として126試合でプレイして,46本塁打を放ち,.965 OPS(On-base plus slugging,「出塁率+長打率」)で100得点(runs)をあげた。彼はシーズンの大部分でリードした後,メジャーで3位の本塁打数で終えた。
大谷はまた,投手で23試合を先発し,エンゼルスのエースであり,ALの右投げ投手のトップの1人として,防御率:3.18,三振:156で130-1/3イニングを投げた。彼は100mphの速球を投げるが,彼のスプリッターは,テーブルの端から転がるボールに似た動きで,野球で最高の投球かもしれない。
6フィート4のスターは,メジャーで最速のベースランナーの1人であり,26の盗塁をし,103得点を記録した。彼は8つの3塁打でリーグのトップとなった — そして彼はまた頼まれて少し外野でプレイした。
日本からメジャー・リーグに移籍して以来, 4シーズン目に最高を打った27歳の彼にとって,これらの成果のいずれも印象的である。それらすべてを同時に行うことは,現在生きている人のほとんどがこれまで見たことがないことである。
大谷は,野球の歴史家とスタットヘッドを,20世紀初頭の年代記を掘り下げて,大谷が現在燃えている統計上の最上級を達成した最後の選手を特定するため,ほこりっぽい記録簿に,たとえて言えば,ひと夏中,埋め込んでしまった。
3度のAL MVPを獲った,大谷のチームメイトであるマイク・トラウトは,大谷のシーズンを「電撃的なものにほかならない(nothing short of electric)」と語った。「時々,私はリトル・リーグに戻ったように感じた」とトラウトは付け加えた。「選手が8イニングを投げ,ホームランを打ち、盗塁し,そして右翼手でプレイするのを見るのは信じられないことだった。」
世界中のファンが同意した:彼の穏やかな話をする(soft-spoken)パーソナリティと彼のスポーツへのひたむきな集中もかかわらず,大谷は野球が行われる場所ならどこでも憧れの人(icon)になり,試合の伝統的な境界を越えて有名な人物になった。
「ファンがこんなに早く野球場に行き,最後まで居続けるのを見たことがない」とレッド・ソックスの監督 アレックス・コーラは7月に語った。「それが,彼が方程式(equation)にもたらしたものです。大好きです。 彼が打席に立っている時,すべての投球に対して,“oohs” とか “aahs” を聞くことになる。 野球の醍醐味だと思う。」
大谷の成功は,太平洋の両側でファンの注目を集めただけでなく,若いアスリートが10代になる前でさえ,複数の分野での競争をやめることがしばしば奨励されている国で,スポーツの専門化のメリットについて長い間,終わったと考えられていた議論を再燃させた(reignited)。現在,大谷のような総合的な才能を持っている人は誰もいないが,大リーグのチームは,組織全体で双方向の(two-way)貢献者の可能性にますますオープンになっている。
大谷はアナハイムと日本の両方で静かな生活を送っているが,彼のユニークな業績が称賛される(lauded)とき,彼は間違いなく丁重である(gracious)。時々,彼は他の世界と同じように,自身の多面的な成功に驚いているように見えることもあれば,そもそも(in the first place)そのようなことをするために必要な静かな自信を表明していることもある。
「私は試合の研究生(student)なので,毎年成長する必要があると感じている。それはできたと思う。」と大谷は通訳であり,常に仲間である水原一平を通して語った。
大谷の業績は,エンゼルスで起こったため,さらに印象的である。エンゼルスは,太陽の光が降り注ぐ南カリフォルニアでの多額の給与とエリートの才能にもかかわらず,間違いなく過去5年間の,メジャーの最も失望したフランチャイズである。トラウトが怪我のためにシーズンのほぼ全体を欠場し,ロサンゼルスは大谷のヘラクレスの努力にもかかわらず77試合しか勝つことができず,7年連続 プレーオフを逃し,6連敗の記録を残した。大谷は しばしば打順で彼自身を守る恐ろしいラインナップで,投手としての偉業を成し遂げた。
2022年に刷新されたエンゼルスにとってより良い時代が可能であるように思われ,大谷は彼の最大の目標はクラブでの次の2年間で勝つことであると言う。彼の将来がどうであろうと,大谷は,スポーツ界の集団の心(collective mind)を吹き飛ばした(blew)2021年のシーズンは 常に記憶に残るだろう。
「実に素晴らしい(fabulous),素晴らしい年だった」とマドンは言った。 「それを繰り返せる(duplicate)のは1人だけしかいない。それは彼だ。」
(転載了)
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