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2022年3月 3日 (木)

大西洋で火災を発生させた自動車運搬船「フェリシティ・エース」,沈没。

2月16日に 大西洋で火災を発生させ,近くの港に曳航中だった,(株)商船三井(MOL)が実質船主の,米国に 約4000台の新車を運搬中の自動車専用運搬船「フェリシティ・エース」が沈没したとのことです。

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世界最大の海事・海洋 ウェブサイト‘gCaptain’ は March 1, 2022の日付で 次のように報じています。
拙訳・転載します

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Felicity Ace Sinks in Atlantic Ocean
フェリシティ・エース,大西洋で沈没

自動車運搬船「フェリシティ・エース」が大西洋で沈没した。

この船の管理会社のMOL Ship Management(シンガポール)は,現場のサルベージ・チームからの最初の報告を引用して,火曜日(31日)の現地時間午前9時頃にアゾレス諸島から約220海里沖で沈没したことを確認した。

複数のサルベージ船が状況のモニターにため現場に留まる。

フェリシティ・エースは,貨物エリアで火災が発生してから約2週間後に沈没した。

報告によると,フェリシティ・エースはVWやアウディに加えて,ポルシェ,ベントレー,ランボルギーニなどの高級車を含む約4,000台の車両を運んでいた。貨物の価値は4億ドルを超えると推定されている。

パナマ籍の本船の火災は216日水曜日に発生し,フォルクスワーゲンAGが製造工場を持っているドイツのエンブデン(Embden)から米国東海岸に向けて航行中で,アゾレス諸島の南西約90海里にあった。

22人の乗組員全員が船から離脱し,安全を確保している。

先週,サルベージ・チームがヘリコプターで漂流中の本船に乗り込んだと報じられた。曳航索が接続され,サルベージ・タグ「ベア(Bear)」は,「ALPガード(ALP Guard)」と「ディアン・キングダム(Dian Kingdom)」の2隻の追加タグと,‘V.B. Hispanic’という名前の追加の消防機能を備えた大型アンカー処理タグ(anchor handling tug)による,護衛の下でアゾレス諸島に曳航し始めた。

2月25日の情報更新によると,フェリシティ・エースの復元力は安定しており,煙は見えなくなっていた。 しかし,今日の更新では,船は右舷への傾斜が進んでいる(developed starboard list)と述べていた。

2月18日に公開された船の写真は,船首から船尾までの焼け跡を示しており,火災が貨物区域全体を飲み込んだ可能性があることを示している。本日公開された上部のリード写真は,火災がさらに大きな被害をもたらしたことを裏付けている。

積載車の中には,消火活動を複雑にするリチウム・イオン電池を搭載した電気自動車があったとのことである。残念ながら,船が海底にあるため,最初の火災発生原因や延焼の原因がわからない場合がある。

「さらなる情報は,入手次第提供される」とMOLは最新情報で述べている。

2005年に建造されたフェリシティ・エースは,日本の海運会社MOLによって運営されており,その子会社の1つである ‘Snowscape Car Carriers S.A.’ が所有している。

オランダの海洋会社ボスカリス(Boskalis)の一部であるSMITサルベージが 指名されたサルベージ業者だった。

(転載了)
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沈没前に右舷に傾斜していたとのことですが,転覆した後の浸水による沈没なのか,傾斜したまま沈没したのかは不明です。
沈没時の写真が公開されていません。

本船の 事故情報サイト ‘Felicity Ace Incident Information Centre’ は最新情報として次のように報告しています。

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2022年3月2日付(続報8) 

MOL Ship Management (Singapore)(以下「船舶管理会社」)が管理する自動車運搬船 “FELICITY ACE”(以下「本船」)に関し、情報を更新します。

本船は右舷への傾斜が見られた後、アゾレス諸島から220海里程度離れた地点で現地時間の3月1日午前9時頃に沈没しました。
本船の沈没時にわずかな油膜が確認されたため、現地では引き続き状況の監視を続けています。

追加の情報があり次第、更新いたします。

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水圧による 燃料タンクの破壊は免れないので 油の流出は必ずあります。
船級協会 NK の資料によると,本船の Fuel Oil Tank Capacity:2991㎥ とあるので 消費分が差し引かれても 2,000ton程度の燃料油(重油)は積んでいたでしょう。

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