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2022年3月20日 (日)

建設中にマンション壁が崩落した,韓国の1月に発生した事故原因

2022年111日,韓国光州で建設中だったマンション(39階建て)の工事現場で,23階から38階部分の外壁とスラブ(床)が連続的に崩落する事故が発生し,現場作業員6人が死亡しました。
主な事故原因はコンクリートの乾燥時間不足,すなわち,35階-38階の床コンクリートの養生期間が冬場にもかかわらず610日ほどで,これは本来必要とされる養生日数の半分しかなく,十分なコンクリート強度が出ないうちにさらに上層のコンクリートを打設していたこと-と推測されましたが,他にも 重大な瑕疵があったようです。

朝鮮日報・日本語版 315日の社説を転載します。
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光州マンション外壁崩落事故の原因は無断設計変更,27年前の三豊百貨店崩壊事故とそっくり

マンション建設中に6人の作業員が犠牲になった現代産業開発の光州花亭アイパーク崩壊事故は設計を無断で変更したことによる予想された惨事だった。国土交通部(省に相当)の調査で明らかになった。工期を短縮し工事を簡略化するため39階の床の施工・支持の方法を当初の設計とは異なった形で勝手に変更し,増加した重さに耐えられず崩壊したのだ。工期を短縮し費用を節約しようとする安全に対する現場の意識の低さが人命を奪う大規模惨事につながったのだ。

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 工事の過程ではさまざまな部分で不法や手抜きが発見された。当初の設計だと床の工事には鋼管の支持台をしっかりと設置することになっていたが,現代産業開発はこの支持台を勝手にコンクリート製の仮壁に変更していた。そのコンクリート強度も設計の基準が満たされておらず,また構造物が十分に固まるまで必要なこの支持台も早期に撤去されていた。その結果,上層階の床が崩壊し,16階が連鎖崩壊するというあり得ない事故につながったのだ。

 工事監理は機能していなかった。現場の不法行為と手抜きを監視するはずの監理者は一連の問題を設計者や管轄の自治体に報告しなかった。監理者は問題が発見された場合,直ちに工事を中断させることができる。ところが事故現場のあちらこちらに問題があったにもかかわらず,監理者は何もしなかった。不法や手抜きから顔を背けたと言わざるを得ない。監理に対する施工者や建設会社からの圧力などについては今後の捜査で全て解明しなければならない。

 全世界で韓国のイメージに泥を塗った1995年の三豊百貨店崩壊事故(死亡・行方不明者 508人)も設計の無断変更が主な原因だった。複合商業施設として計画されていた本来の設計をデパート用途に勝手に変更し,これが全体的な手抜きにつながった。この事故をきっかけに建設関連の制度や慣行を見直すなど大騒ぎだったが,27年が過ぎた今も同じような後進国型の手抜き事故が繰り返されたのだ。

 現場の監理さえしっかりと機能していれば手抜き工事はほぼ防ぐことができる。しかし今の制度だと監理者は施工者から報酬を受けるためその顔色をうかがうしかない形になっている。地方自治体が施工者から管理費の委託を受けて費用を監理者に支払うなど,監理の独立性を強化する仕組みを導入すべきだろう。

(転載了)
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このマンションは全て壊して 建て替えるのでしょうね。
又,同じ団地の同じ建設会社が建てた他の棟をどうするのか不明です。

制度の問題に加えて,韓国の風土,韓国人の民族性によるものではないことを願うばかりです。

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