舛添さんも指摘,「サンモニ」 有識者発言の 「たにんごと」。
東スポWeb(2022年03月13日) に次の記事がありました。
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“舛添要一氏がサンモニの読み間違いを指摘 「『他人事(ひとごと)』を 『たにんごと』と言っている」”
国際政治学者の舛添要一氏が13日,ツイッターを更新。13日放送のTBS系「サンデーモーニング」で言葉の使い方に間違いがあったことを指摘した。
舛添氏は「他人事」の読みについて「今朝のサンモニ、出演者が『他人事(ひとごと)』を『たにんごと』と言っている。この前も別の出演者が同じ間違い。二人とも有識者」と指摘した。
続けて「文字を見ながらだと 『たにんごと』と読みたくなるので 『ひと事』と書いたほうが良いかもしれない。TVを見て間違いを信じる人も多いので要注意。日本語を大事にしよう!」と呼びかけた。
確かに国語辞典では「他人事」は 「ひとごと」。またNHKのHP内の放送文化研究所の中では「『他人事』『たにんごと』という表記と言い方・読み方はどちらも原則用いない」「伝統的な言い方は『ひとごと(人事)』」と記されている。
つまり 「たにんごと」は俗用と言えるが,こう読む人が増えているのも確かで 「たにんごと」が 「ひとごと」を凌ぐ日が来るかもしれない。
(転載了)
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弊ブログでも 2月16日に 同じ「サンデーモーニング」の出演者が言った「たにんごと」について書いています。(下記)
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TVでの面白い発言(その 81)
〇 2月13日 「サンデーモーニング」を偶々 見ていてー
コメンテーターの 寺島実郎氏が
「ウクライナ問題は 日本にとって 『タニンゴト』では無い ・・・ 」
と,複数回『タニンゴト』と言い,耳障りでした。
他人事を「タニンゴト」と言う教養,あるいは日本語は
私にとって 発言を まじめに聞く気を削(殺)ぐレベルです。
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舛添さんは 「有識者」と書いていますが,有識者に対しては TV局は注意し難いのでしょうか?
それにしても 「有識者」としては 恥ずかしい。
これは「読み間違い」と言うより,「言い間違い」。
有識者の言葉を そのまま信じてはいけません。
もともと「他人事」は 「人事」と書いていましたが,「人事(じんじ)」と混同するので 「他人事」と書くようにした(誰が?)と聞いた(読んだ)ことがあります。読み方は変わっていません。
それにしても 言葉は ほぼ多数決で変化していくようです。
尚,舛添さんは 私と同じ 1948年生まれ,73歳です。
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