映画「マイ・ニューヨーク・ダイアリー」を観た。
映画「マイ・ニューヨーク・ダイアリー」(“My Salinger Year”,2020)を観ました。
邦題が英語っぽいのですが 原題は “My Salinger Year” です。

「マイ・サリンジャー・イヤー」の方がいいと思いますが,・・・ 。
現代日本人には「サリンジャー」は遠い,あるいは縁がないと判断されたのでしょうか?
英文Wikipedia での記述を紹介します。
(以下,拙訳・転載。)
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My Salinger Year
“My Salinger Year”(“My New York Year” としても知られる)は,ジョアンナ・ラコフ(Joanna Rakoff)による同名の回想録に基づいて,フィリップ・ファラルドー(Philippe Falardeau)の脚本・監督で制作された2020年のドラマ映画である。 マーガレット・クアリー(Margaret Qualley),シガニー・ウィーバー(Sigourney Weaver)などが出演している。
この映画は,2020年2月20日の第70回ベルリン国際映画祭で世界初公開された。2021年3月5日にカナダと米国で,それぞれ Mongrel Mediaと IFC Filmsによって公開され,5月21日にアイルランドで公開された。
Plot
1995年,作家・詩人志望のジョアンナは,カリフォルニア州バークレーと,ボーイフレンドであるカールを離れ,ニューヨーク市に移り,マーガレットが運営するニューヨーク最古の著作権代理店(literary agency)の1つに就職した。ジョアンナは知らなかったが,代理店は,悪名高くも(notoriously)人前に出ない(reclusive)作家 J.D.サリンジャーの利益を管理している。彼女はサリンジャーの本,「ライ麦畑でつかまえて」(The Catcher in the Rye)でさえ 読んだことがなかった。
彼女は新しいボーイフレンドのドンと一緒にアパートに引っ越す。マーガレットはコンピューターが役立つとは信じておらず,タイプライターを使ってジョアンナに手紙をタイプさせる。
代理店にいる間,ジョアンナの仕事の責任範囲には,サリンジャーに送信される大量のファンメールへの対応が含まれた。代理店の方針によって,ジョアンナはサリンジャーがファンのメールを読んでいないことを説明する一般的な(generic)応答で対応する。
しかし,彼女はサリンジャーのファンの何人かに適切な返事をしたくなる。
代理店での彼女の期間,以前に「ニューヨーカー(The New Yorker)」で連載された短編小説「ハプワース16,一九二四(Hapworth 16, 1924)」の,サリンジャーからの単行本としての出版提案と一致する。彼女は小さな出版社との連絡を手伝い,サリンジャーと出版社の間の会議のためにジョージタウン大学に行くが,これは,彼女の古いボーイフレンドであるカールがワシントンD.C.で行っているコンサートと一致する。
ジョアンナは代理店のために彼女の最初の本を販売し,代理店でより大きな役割を提案される。
しかし,彼女は作家になるという夢を追いかけたくて代理店を辞めた。
*casting 等省略。
(転載了)
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主演のマーガレット・クアリー(“Margaret Qualley”,1994~ )を初めて見ました。とび抜けた美女と言うほどではありませんが,好感が持てました。はっきりとした眉が印象に残ります。

映画は1995年の1年の話で,サリンジャー(“Jerome David Salinger”,1919年1月1日 ~ 2010年1月27日)は 電話の声,顔を見せない後姿等で登場します。
この映画の原作,ジョアンナ・ラコフ(Joanna Rakoff)の回想録 “My Salinger Year” (2014)の翻訳版は 2015年に「サリンジャーと過ごした日々」のタイトルで柏書房から出版されています。
5月6日から全国公開ですが,地味な映画で集客が期待できないためか,2年遅れ,全国で30数館,広島県は1館(イオンシネマ広島西風新都/ THE OUTLETS HIROSHIMA内)のみの上映で,初めて行くシネマ・コンプレックスで観ました。
スクリーンは最も小さい 79席,中央通路の横に 3席と4席(後部は別)で,月曜日 11:50からの回の観客は 我々夫婦を含め9人(男:3,女:6)でした。コロナ対策で座席は 一つおきなので 有効座席 約40席で 約25%の入り?

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