東大・京大を除く 旧帝大の学生の就職先- 20位
‘DIAMONDonline’,2022.5.24付けで
「主要国立大 『就職先企業・団体』 ランキング2021!」に見出し記事がありました。
その前書きは-
「コロナ禍の最中に行われた就活で,主要大学の学生はどのような企業・団体を選んだのだろうか。国公立・私立主要27大学別の2021年就職先ランキングを作成した。第4弾は主要国立大学の就職先をお届けする。アフターコロナが見え始めた足もとで,就活戦線を戦う学生とその親は参考にしてほしい。・・・
今回は,別の記事で取り上げた東大・京大を除く 旧帝大の学生がどんな企業・団体に就職しているのかについて、分析しよう。」
とあります。
その分析は-
まず北大を見ると、1~4位にランクインした企業・団体の顔ぶれは,北海道大学,北海道大学病院,札幌市役所,北海道庁と20年から全く変わっていない。北大卒の学生が,いかに出身大学や地元の行政機関を就職先として重視しているかが、よくわかるだろう。
東大や京大でも同様の傾向が見られるが,国立大は研究・労働環境が恵まれていること,長引くコロナ禍によって就職活動をセーブしたり,民間企業への就職を様子見したりする学生が増えている可能性があることが考えられる。本州から離れているぶん地元志向が強いという,地理的な要因もありそうだ。
地元志向という意味では、北海道に本社を置くニトリへの就職数も23人と前年に続いて多い。富士通,日立製作所など電機メーカーも根強い人気がある。
次に東北大も,1位が東北大学病院,2位が東北大学と,やはり出身大学関連への就職が目立つ。3位以下を見ても,東北電力,大崎市民病院,仙台市役所,国立病院機構仙台医療センター,宮城県庁,仙台市立病院と,地元の企業・団体がかなり多い。楽天イーグルスを運営する楽天グループが民間企業でランクインしているのも,地元愛の強さといったところか。
名大は,20年に続きデンソーが1位,トヨタ自動車が2位となった。同じくトヨタ系の豊田自動織機やアイシン精機(現アイシン)といった地元企業をはじめ,三菱電機,富士通,ブラザー工業,三菱重工業,川崎重工業,パナソニック,ソニーグループ,本田技研工業と,製造業への就職が多いのが特徴だ。「モノづくり王国」といわれる愛知県に立地するだけあって,多くの卒業生が産業界へ進むようだ。
阪大は、20年に1位だったパナソニックが5位にランクを下げ,三菱電機が就職先1位となった。関西電力,NTT西日本など上位には地元企業が多いが,全体として様々な企業に卒業生を送り出している。東京に次ぐ大都市に立地しているためか,地元志向はそれほど強くないように見える。
そして九大は,前年に続いて九州大学病院が断トツとなった。その数は158人。次いで九州大学,九州電力,福岡県,福岡市,福岡銀行と,トップ10のうち6つの就職先が地元の企業・団体で占められている。北大と同じく,本州から離れているぶん地元志向が強いのかもしれない。民間企業では製造業への就職が多い。
主要国立大の就職先は、これまでと変わらず「地元志向」を反映する結果となった。ただし、その強さは地域によって濃淡があるようだ。
(転載了)
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北大,東北大,名大,九大の学生は元々 地元出身が多く,地元に就職したいと思うのでしょうか?
地方大学色を強く感じます。
九大の1位,2位の九州大学病院:158名,九大:86名が意味するところを考えると 地方大色を益々強め 純血すぎる歪さ発生などの危惧は-と心配になります。
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