英国のボリス・ジョンソン首相辞職
ファッション雑誌 ‘GQ’ のUK電子版が7 July 2022付けで
“Goodbye to Boris Johnson, the worst-dressed Prime Minister of all time”
「史上最悪の着こなしの首相,ボリス・ジョンソンに別れを告げる」
の見出しで,そのだらしないスタイルと絡めて伝えています。
下記,拙訳・転載します。
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Some things never go out of style, but Boris Johnson is not one of them
流行おくれにならないものもあるが,ボリス・ジョンソンはその1つではない
過去10年間にわたって,彼の政治的選択は別として,在職4年経って,本日遅くに辞任する予定の英国のボリス・ジョンソン首相から終わりのないスタイルの大失敗(blunders)が見られた。ジョギング中に身に着けていたバッカニア(buccaneer)のバンダナと薄暗いフリース,または金色のドラゴンで飾られたサテンのショートパンツ(前後逆に着用)を忘れることができる人がいるか。最良の時代での,おどけた(buffoonish),体に合ってない,しわが寄ったスーツ,陽気な(jaunty)ネクタイ,だぶだぶのズボン,サイクリング・ソックスなどがある。 それは,彼が在職中に実施した政策と同じくらい無秩序な(shambolic)スタイルである。
その見た目が,カメラに対して完璧な身なりで、スマートに見えるように ボタンで留めるように努力する他の政治家とは一線を画す時期があった。ロンドンの市長として2014年に彼がシーンにぶつかったとき,それは確かに彼が英国の政治で前進するのに役立った。当時,その上流階級風で(toffish),乱れた(dishevelled),間抜けな(goofball)スタイルは彼に国民の味方(man-of-the-people)の地位をもたらした。
それは、英国の大衆に彼を好きにさせるための首尾一貫した愛情のこもったキャンペーンの一部だった(そのジップ・ライン事件は私たちの頭の中で永遠に家賃なしで生きる)。 そしてそれはうまくいった。
しかし、ボズ(Boze)が首相として ‘the big boy table’ に着くと,その風変わりで(eccentricity)見苦しい(shoddy)ヘアカットはすぐに悪臭(rancid)を放った。 攻撃的ですらあった。
高官の男性はその部分に服を着なければならない。フィットしたスーツ,磨かれた靴,そしてこぎれいなシャツは,強力な政治的武器になり得る。
それは,目の前の仕事に対するコントロール,ケア,そして敬意を示している。しかし,ジョンソンは立派なドレス・コードをあからさまに(blatant)無視し,資格を失った。そのずさんな(sloppy)ドレス・センスは,手元の仕事に対する彼のケアの欠如を反映していた。ジョンソンは,特権(privilege)が彼を偉大さへの道にとどまらせるので,彼が見栄えがするように見える必要があるとは思わなかった。
ボリス・ジョンソンは,すべての規則を破った首相として歴史に残るだろう。政治的な服装規定が関係するものを含む。
次の人が国の状態とそこに住む人々だけでなく、私たち全員の代表としての自信の姿にも,もっと注意を払うことを願っている。
(転載了)
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英国の首相らしくない首相と思っていましたが,英国民もそう思っていたようです。
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