英国,今夏2回目の熱波襲来
7月中旬に英国の最高気温 40.3℃を記録した 熱波に続き,この週末,第二波が襲来するようです。
‘BBC’ Aug.11,2022付け
“UK heatwave: Four-day extreme heat warning comes into effect”
「英国の熱波: 4 日間の極端な暑さの警告発効」
下記,拙訳・転載します。
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イングランド南部と中央部,およびウェールズの一部に対する気象庁のアラートは,木曜日の深夜から日曜日まで実行される。また,週末に火災の深刻度について最高の警報を発し,多くの場所で炎が広がる「例外的な」リスクがあると警告している。熱波は,健康,輸送,労働条件に影響を与える可能性がある。
気象庁は,水の安全に関する事故のリスクも高まっていると警告している。
水銀柱が初めて 40℃ (104℉) を超えた 7 月に見られた記録破りの気温は,今週は予想されていないが,一部の地域の暑さは,地方(local)または地域の(regional)記録に近づく可能性がある。
「この熱波,気温はそれほど高くないだろう。しかし,現在の熱波との大きな違いは,それがはるかに長引くということだ」と,BBC天気予報士のマット・テイラーは述べた。「今週は月曜,火曜,水曜と毎日30℃を超える気温が続いており,それは日曜まで続くだろう。」
ミッドランドとロンドンの間の一部の地域では,気温が 35℃に達し,最高気温が 37℃に達する可能性があると彼は述べた。ウェールズのカーディフでは,気温が 30℃を超えることがある。気象庁によると,スコットランドと北アイルランドでは気温が下がり,最高気温は 20℃台半ばになる見込みである。
火災がどの程度深刻になる可能性があるかを評価する気象庁の火災強度指数(fire severity index)は,現在,イングランドとウェールズのほとんどで「非常に高い」。
これは,週末までにイングランドとウェールズの一部で「例外的」(最高レベルのリスク)に上昇し,スコットランド南部と東部で山火事のリスクが「非常に高い」という警告が月曜日まで出されている。
今年の 1 月から 6 月までの期間は,イギリスで 46 年間で最も乾燥した期間であり,農業,自然,野生生物への影響について警告が発せられた。イングランド南部の一部の乾燥した状態を克服するには、通常予想される量に加えて 3 インチ以上の追加の雨が必要だが,すぐに雨が降るという予報はない。
英国生態学水文学センター(the UK Centre for Ecology and Hydrology)の分析によると,イングランド南部とウェールズでは,今後 3ヶ月間,河川流量と地下水位が低いか,極端に低い状態が続く可能性が高いことがわかった。水道会社は,乾燥した秋に備えて必要な供給を確保するよう求められており,3 つの会社はすでにホースパイプの使用禁止を実施している。
(転載了)
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因みに “Amber warning” は 3段階 ‘Yellow,Amber,Red’ の中間です。
“Amber” は琥珀(色)で「黄褐色」を指します。英国では交通信号の「黄」を “Amber” というようです。
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