世界は国連をどうみているか?
‘Pew Research Center’ の SEPTEMBER 16, 2022 付けで
“International views of the UN are mostly positive”
「国連に対する国際的な見方は,おおむね肯定的」
と題する調査報告がありました。
下記,拙訳・転載します。
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世界の指導者たちが年次国連総会(the annual United Nations General Assembly)のために今後数日間ニューヨークに降り立つ中,世界をリードする多国間組織(multilateral organization)に対する国際的な態度はおおむね肯定的である。今春,ピュー研究所が調査した19の先進国全体で,中央値の65%が国連に対して好意的な見方をしていると答えている。それでも,機関はいくつかの国でさまざまなレビューを受けており,政治的右派の人々の間ではあまり人気がない。
調査対象国の 16ヶ国の過半数が国連に好意的な評価を与えており,10人中 8人以上がこの見解を持っているポーランド,韓国,スウェーデンで特に高い評価を得ている。国連を好意的に捉えている成人が半分以下の 3ヶ国は,ギリシャ,日本,イスラエルであり,イスラエル人のわずか 26%しか国連に肯定的な評価を与えていない。
米国では,国連は概して好意的な評価を得ており,米国人の 61% が肯定的な意見を示している。ただし、イデオロギーの線に沿って大きな違いがある:10人中 8人のリベラルが組織を好意的に評価しているのに対し,保守派で好意的なのは 10人中4人だけである。
米国は調査対象国の中で最大のイデオロギー格差を持っているが,他の国にも大きなイデオロギーの違いが存在する。たとえば,国連はイスラエルのどのイデオロギー・グループの間でもあまり人気がないが,右派では特に人気がない。自らをイデオロギー的右派に置くイスラエル人の中で,国連を好意的に見ているのはわずか16% である。カナダ,ハンガリー,オーストラリア,イタリア,ドイツ,ベルギー,ポーランドでも,左派と右派の間に大きなギャップが見られる。
ギリシャは,パターンが逆になっている唯一の国である。右派のギリシャ人の半数と中道派の 49% が国連を好意的に見ており,左派で好意的なのは 32% だけである。
ヨーロッパのいくつかの国では,右派のポピュリスト政党の支持者が特に国連に対して否定的な意見を表明する傾向がある。たとえば,「ドイツのための選択肢」党 (AfD) に好意的な意見を持つドイツ人の 44% が,国連に対して否定的な意見を持っているのに対し,AfD を支持しないドイツ人で否定的なのは 21% である。
調査対象国のうち 8ヶ国では,年齢による大きな違いも見られ,特に 18歳から 29歳の若者が国連について肯定的な見方を示している。
今年の調査は主にヨーロッパ,アジア,北米に焦点を当てていたが,以前の調査では,アフリカやラテンアメリカなど,2022年の調査に含まれていない地域での国連に対する評価が概ね肯定的だった。
以前の研究では,人々が一般的に国連を高く評価している理由のいくつかも明らかになった。2020年の 14ヶ国の調査では,国連はさまざまな目標を追求していることで広く称賛された。たとえば,どの国の過半数も,国連は人権と平和を促進すると述べている。ほとんどの国では,大多数が国連が経済発展,感染症対策,気候変動対策を促進していると述べている。しかし,この調査では,多くの人が国連がズレており(out of touch)無力である(ineffective)と批判していることもわかった。調査対象者の中央値の 53% が,国連は一般の人々のニーズを気にかけていると答え,51% だけが 国連が国際問題に効果的に対処していると答えた。
(転載了)
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日本が 他の先進国に比べ,国連への信頼度の低さが興味深く,その理由は?
常任理事国の拒否権?
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