「3時10分,決断のとき」を観た。
NHK BSプレミアムで 西部劇「3時10分,決断のとき」(‘3:10 to Yuma’,2007)を観ました。
物語はー
ラッセル・クロウ(‘Russell Crowe’,1964~ )が 強盗団の頭目として西部に悪名を轟かせる無法者 ベン・ウェイド を,クリスチャン・ベール(‘Christian Bale’,1974~ )が 北軍の狙撃兵として従軍し,切断には至らなかったが片足を不具にし退役し,借金を抱えて嫌がらせを受けながら牧場を経営するダン・エヴァンスを演じています。
ある日,ダンは有力者と交渉するためにビスビーの町に赴く道すがら,ベン・ウェイド率いる強盗団と遭遇,そして彼らに襲撃された駅馬車を発見する。ダンは ただ一人生き残ったピンカートン探偵社に所属する賞金稼ぎを助け,町に運ぶ。
有力者との交渉は惨憺たる結果に終わったものの,ダンは酒場で寛ぐベンが保安官たちに捕まる現場に居合わせる。ベンの強盗団によって度々損害を蒙っていた鉄道会社の重役は,彼を縛り首にするため明後日の コンテンション駅「ユマ行き3時10分発」の汽車に乗せようとする。ベンを駅まで護送する一団に,借金額 $200の報酬でダンは同行を願い出る。
ボスを取り戻そうとする強盗団の追跡を 犠牲者を出しながら躱してコンテンションの町に着き,汽車の到着をホテルで待つが,追い付いた強盗団の副頭目は,一行が籠もるホテルを包囲,更に護送班を殺害した者に報奨金を出すと群衆を扇動する。
強盗団のみならず町中を敵に回したダンとその一行。保安官や鉄道会社の重役までもが絶望的な状況に屈し,役目を放棄する。ベンに降伏を仄めかされる,1人になったダンは,生活苦の真っ只中であっても息子らに父親としての尊厳と誇りを賭けて護送を成功させようと,孤独な戦いに挑む事を決断する。銃撃の合間を縫って,ベンを刑務所行きの護送車両に乗せ目的を達成した直後,ダンはベンの手下により致命傷を負う。ベンは 自らの身柄奪還に集まった手下を射殺する。父親ダンの後を追ってきた息子のウィリアムがベンに銃口を向ける中,ダンは息を引き取る。ベンは,命を賭けて 人間としての,父親としての尊厳を守ろうとしたダンへの敬意を示すかのように,刑務所へと向かう護送車両に乗り込む。
以下は 馬上でのダンとベンの会話です。
Your conscience is sensitive, Dan.
I don't think it's my favorite part of you.
Button it up, Mr. Wade.
ベン・ウェイドが ダン・エヴァンスを ファースト・ネイムで “Dan” と呼んでいるのに対し,ダン・エヴァンスは 手錠をした護送犯 ベン・ウェイドを ファミリー・ネイムに Mr. を付けて “Mr. Wade” を呼んでいます。
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