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2022年10月15日 (土)

米国人の8割以上が好意的な四ヶ国は - 加,英,仏,日。

GALLUP’ の MARCH 14, 2022 付けの調査報告-
Americans Rate Canada, Britain, France, Japan Most Favorably
「米国人はカナダ,英国,フランス,日本を最も好意的に評価」
を読みました。

下記,拙訳・転載します。
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STORY HIGHLIGHTS
報告要旨

・カナダの好感度(favorable rating)は87%,英国86%,フランス84%,日本82%
・北朝鮮,アフガニスタン,イラン,ロシア,イラクが最悪の評価
・今年は 7ヶ国で好感度が大幅に低下した; 改善なし

ワシントン D.C. -- カナダ,英国,フランス,日本は,ギャラップの年次世界情勢調査で今年,米国人の 10人中8人以上が好意的に評価している。
2月24日にロシアがウクライナに侵攻する前に実施されたこの調査では,北朝鮮,アフガニスタン,イラン,ロシア,イラクの5ヶ国が20%未満の好意的な評価を得ていることが分かった。

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2月1日から 17日の調査で質問された 19の国と地域のうち 10ヶ国が,米国の一般大衆から多数派レベルの好意的な評価を受けている。肯定的評価 80%以上の4ヶ国に加え,ドイツ(78%),インド(77%),イスラエル(71%),エジプト(64%),メキシコ(63%),ウクライナ(62%) が 多数派によって好意的に見られている。

ロシアとウクライナの評価は,ロシアがウクライナ国境に沿って軍隊を増強し,バイデン政権が攻撃が差し迫っている(imminent)と警告していたときに収集された。投票が今日実施された場合,ウクライナの格付けはより肯定的になり,ロシアの格付けはより否定的になる可能性が高い。

一方,好意的な評価が20%未満のリストの最下位5ヶ国に加えて,中国(20%),パレスチナ自治政府(Palestinian Authority(27%),サウジアラビア(33%),キューバ (40%) 4ヶ国は好意的な評価が半分以下である。米国人が国を好意的に見るか,好ましくないと考えるかは,通常,米国とその国との関係に依存する。ギャラップは歴史的に,米国の同盟国は米国人に好意的に見られていることを見出しており,一方,米国との関係に問題を抱えている国は,全体として否定的な評価を受けている- そして,これらの評価は歴史的に米国との関係の変化に対応してきた。たとえば過去には,大多数の米国人はロシアと中国に対して肯定的な意見を持ち,フランスとエジプトに対して否定的な意見を持っていた。

Favorable Ratings Mostly Lower or Stable
好意的な評価は ほとんどが低いか安定している

ギャラップは,ウクライナを除いて,過去 2030年間,これら 19ヶ国に対する米国人の好意的な評価を追跡してきた。2021年以降,好感度が大幅に上昇した国はないが,7ヶ国の評価が大幅に低下した。

・アフガニスタンは,昨年8月に米軍がカオス的なアフガニスタン撤退を行った後,1年前から9パーセンテージ・ポイント低下し,好感度が最も低下した。現在の 12% は,過去最低の水準である。

・ロシアの好感度は,最新の(侵略前の)集計値で7ポイント低下し,15%の新たな低値となった。
・キューバとイラクに対する米国人の評価は,この1年でそれぞれ5ポイント下がった。
・米国の同盟国3ヶ国 ―ドイツ(6ポイント減),カナダ(5ポイント減),英国(5ポイント減)― の好評価もわずかに低下; ただし,その評価は引き続き堅調(robust)である。

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昨年,コロナウイルスのパンデミックの中で急激に(precipitously)下落した後,中国の 20% の評価は記録的な最低のままである。

2021年以降,支持率が大幅に上昇した国はないが,インドの 77% は昨年から過去最高を記録している。

Partisans' Ratings of 11 Countries Differ Significantly
政党の,11ヶ国の評価は大きく異なる

政党は,インド,アフガニスタン,北朝鮮,日本,サウジアラビア,エジプト,英国,ロシアの 8ヶ国について同様の見解を持っている。

同時に,民主党および民主寄りの無党派層は,共和党および共和党寄りの無党派層よりも,メキシコ,パレスチナ自治政府,キューバ,フランス,カナダ,中国,ドイツ,ウクライナ,イラク,イランの 10ヶ国を好意的に見る可能性が大幅に高くなっている。メキシコの支持率は民主党が 77%,共和党が 49% で,28 ポイントの差がある。パレスチナ自治政府の支持率の差は 21 ポイントで,民主党が 38%,共和党が 17% である。

ただ一国だけ - イスラエルだけが民主党よりも共和党の支持率が高い。どちらの政党もそれを肯定的に見ているが,共和党の評価は 15 ポイント高く,80% である。

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(転載了)
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それでも 過去最低と言う中国の好感度 20% の高さは不思議です。

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