見出しに見る勘違い（その８５５）

「ソウル転倒事故の死者 151人に　うち外国人は 19人＝消防当局」  2022/10/30 聯合ニュース・日本語版
   ‘韓国・ソウルの繁華街，梨泰院で29日夜，ハロウィーンイベントに押し寄せた多数の人が転倒し多くの死傷者が出た事故で，消防当局は30日午前９時現在，151人が死亡し，82人が負傷したと発表した。
   午前６時時点の死者は 149人だったが，重傷者のうち2人の死亡が確認された。
   死者のうち 97人が女性で，男性は 54人だった。幅約４メートルの狭い道に大勢の人が殺到し，小柄な女性の被害が大きかった。
　２人と発表されていた外国人の死者は 19人に増えた。外国人死者の国籍は中国，イラン，ウズベキスタン，ノルウェーなど。日本人はいないことが確認された。
　負傷者 82人のうち 19人が重傷のため，死者がさらに増える可能性がある。’ との報道です。
（その後の情報，死者 153人，日本人 2人を含む。）
2014年に発生し，修学旅行中の高校生 250人を含む304人の死者を出した，フェリー「セウォル号」の転覆事故の原因は，明らかに人為的ミス，怠慢，無知・無能によるものでした。
  これに 匹敵する大きな人身事故と言えます。しかし，「セウォル号」事件と違って 事件の容疑者が誰なのか，難しい問題ですが，誰に/どこに責任があるのか，明確にすべきでしょう。主催者不在の場面における混雑の予想と警備に対する警察の責任は免れないと思います。

死者は 10代 および 20代の若者，この予想もしなかったであろう「死に様」は･･･ 辛く，無念でしょう。