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2022年10月14日 (金)

キャッシュレス化が進む米国でも,50歳以上の71%は 現金を持ってないと心配。

キャッスレス化が進む日本よりも さらに進んでいると思われる米国の現状に関して‘Pew Research CenterOct. 5, 2022 付けで -
More Americans are joining the ‘cashless’ economy
より多くの米国人がキャッシュレス経済に加わりつつある
と題する調査報告を掲載していました。

下記,拙訳・転載します。
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001m_20221014042801 10年足らずで,典型的な1週間で「キャッシュレス」になる米国人の割合は 2桁増加した。ピュー研究所の新しい調査によると,現在,米国人のおよそ 10人に4 (41%) が,典型的な週の買い物の支払いに現金を使用していないと答えており,2018年の 29%2015年の 24% から増加している。

逆に,通常の週の買い物の全てまたはほとんどすべてを現金で行っていると答えた米国人の割合は,2015年の 24% から 2018年の 18%,そして今日の 14% に着実に減少している。それでも,およそ 10人中6人の米国人 (59%) が,典型的な週に少なくとも一部の買い物は現金で支払っていると言っている。

002m_20221014042801 低所得の米国人は,より裕福な人々よりも現金に依存し続けている。世帯収入が年間 30,000 ドルを下回る米国人の 10人に3人は,通常の 1週間の買い物のすべてまたはほとんどすべてを現金で行っていると述べている。その割合は,年収が 3万ドルから 49,999ドルの世帯では 20%,年収が 5万ドル以上の世帯では 6% に低下する。

とはいえ,所得層全体で増加している米国人の割合は,以前よりも現金への依存度が低くなっている。これは特に高所得層に当てはまる:年間世帯収入が 10万ドル以上の成人の約10人に 6(59%) が,毎週の典型的な買い物を現金で行っていないと答えており,2018年の 43%2015年の36% から増加している。

また,人種や民族による現金の使い方の違いもある。黒人成人の約4分の1 (26%) とヒスパニック系成人の 21% が,通常の 1 週間の買い物のすべてまたはほとんどすべてを現金で支払っていると答えている。

003m_20221014042801 人々の毎週の買い物で現金が果たす役割は少なくなっているが,この調査では,大多数の米国人が手元に現金を持とうとしていることがわかった。

10人中6人の成人 (58%) は,現金を常に手元に置いておくように心がけていると答えている。一方,42% は,他の支払い方法があるため,現金を持っているかどうかについてあまり心配していないと答えている。これら
のシェアは,年月を経てわずかに変化している。

以前の調査と同様に,現金の持ち運びに関する米国人の習慣は年齢によって異なる。

50歳未満の成人は,50歳以上の成人よりも,現金を常に手元に置いておくようにしている傾向が低くなっている (45% 71%)。また,50 歳未満の成人の半数強 (54%) は,現金を持っているかどうかについてあまり心配していないと答えているが,50歳以上の成人では 28% である。

(転載了)
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さて 日本は?

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