43歳で溺死したナタリー・ウッド事件,その41年後-
1981年に発生した,ナタリー・ウッド溺死事件は 夫 ロバート・ワーグナーの犯行が疑われながら 決め手がないまま41年の月日が流れていますが,時折り,思い出したように関連の報道があります。
今回は‘Salon.com’のサイト,MAY 28, 2022付けで掲載された-
“Will we ever know what really happened to Natalie Wood?”
「ナタリー・ウッドに実際に何が起こったのかを知ることはあるのだろうか?」
と題する記事を読んでみましょう。
下記,拙訳・転載します。
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“All leads in the Natalie Wood case have been exhausted, and the case remains an open, unsolved case”
「ナタリー・ウッド事件のすべての手がかりは尽きており,事件は保留されたままの未解決である。」

「理由なき反抗(Rebel Without a Cause)」,「ウエスト・サイド物語(West Side Story)」,「草原の輝き(Splendor in the Grass)」などの古典的なハリウッド映画のスターであったウッドは,ワーグナーと,彼女の最後の映画「ブレインストーム(Brainstorm)」の共演者だった クリストファー・ウォーケン(Christopher Walken)と共に,亡くなった日にスプレンダー(Splendour)と呼ばれる 60フィートのヨットに乗っていた。
警察の報告によると,1981年11月28日の夜,ウッドはボートに乗っている他の 2人の男性よりも前に就寝したと言われ,翌朝、うつぶせで(face down)水面に浮いているのが発見された。彼女の死は当初「偶発的な溺死(accidental drowning)」と判断されたが,「溺死およびその他の未確定要因(undetermined factors)」に変更された。ウッドの死のタイムラインは,彼女がどのように船外で落水したかを説明しているようには見えず,2011年に彼女の事件捜査が再開された。
検視官(coroner)の報告書に記載された新しい擦り傷やあざは,ウッドが死ぬ前に暴行を受けたことを示しているように見えたが,誰か一人が責任を負うのに十分な追加事項はなかった。ワーグナーとウォーケンは その夜の出来事について何度も尋問され,彼らの説明はしばしば対立したが,起訴されることはなかった。
「我々の最大の課題は時間である」と,ロサンゼルス郡保安官局殺人課(the Los Angeles County Sheriff's Department's Homicide Bureau)のジョン・コリーナ警部補(Lt. John Corina)は,ロサンゼルス・タイムズに提供した2018年の引用で述べた。「近くのボートに乗っていた多くの目撃者は亡くなった。元の捜査官は亡くなった。人々が情報を提供してくれるかどうかを確認するために,もう一度連絡を取り合っている。」
人々は,1981年のあの夜,ウッドに何が起こったのか,ずっと不思議に思っていた。 ワーグナーとウォーケンはまだ生きているが,彼らの申し立て(stories)は変わっていない。この謎は永遠に続く可能性が高い。
「ナタリー・ウッド事件のすべての手がかりは使い果たされており,保留された未解決事件のままだ。」ヒューゴ・レイナガ警部補(Lt. Hugo Reynaga)は金曜日にゴシップ欄(Page Six)を引用して述べた。「将来,まだ捜査されていない新たな手掛かりが明らかになった場合,事件は新しい手掛かりを捜査するために捜査員に再割り当てされる。」
ウッドが最後の瞬間を過ごしたヨットは,1986年,ロン・ネルソンという男に購入されたが,後に彼は女優の幽霊に取り憑かれている(haunted)と言って売却した。
(転載了)
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