ハリー王子の回顧録 ‘Spare’ での人物別 登場回数。
‘Mirror紙’ 電子版 Jan.16, 2023付けに
“Who Prince Harry mentions most in Spare - with surprising snubs and obsessions”
「ハリー王子が‘Spare’で最も言及しているのは誰か - 驚くべき冷笑と執着で」
のタイトルで 調査結果が掲載されていました。一生懸命カウントしたようです。
おそらく エピソードの回数ではなく 名前が載っている回数を多い順に示しています。
下記,拙訳・転載します。
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ハリー王子は新しい本で明らかに彼の妻のメーガン・マークル(Meghan Markle)について最も多く語っている - が,彼の子供の一人はほとんど言及されていない。
ハリー王子は新刊‘Spare’で多くの家族の秘密を暴露した - が,彼が最も多く言及しているのは誰だろうか? 待望の自伝(autobiography)‘Spare’で,ハリーは多くの親族を告発し(makes allegations),カリフォルニアでの新しい生活について語っている。
サセックス公爵はスター達の友人であることがよく知られているが,彼のプライベートについての15人の言及があるのに対して,明らかに多くの有名人の名前を落としている。
当然のことながら,妻のメーガン・マークルは誰よりも多く語られているが,非常に驚くべき結果がいくつかある。
以下は,‘Spare’でハリーが最も多く言及した人物である。
Meghan Markle – 435
リストのトップにいるのは明らかにメーガンで,彼女は愛情を込めて「メグ(Megs)」と呼ばれている。彼らがどのように恋に落ちたか,最初の数回のデート,そして子供たちの誕生が読める。ハリーは,妻をさまざまな王族(royals)に初めて紹介したこと,家族との彼女の喧嘩,初期の苦労について語っている。彼はまた、妻の‘Suits’(ドラマ)のセックス・シーンを見たのは‘mistake’であり,自身の頭からイメージを取り除くために電気ショック療法(electric shock therapy)が必要だったことを生意気に(cheekily)認めている。
Prince William – 358
‘Spare’での評判があまりよくない人物の 1人は,ウィリアム王子として知られているウィリー(Willy)である。王位継承者(the heir)は,349回 ウィリーと呼ばれたのとは対照的に,実際には 9回だけウィリアムと呼ばれる。
ウィリアムは,ケンジントン宮殿の言い争いをしていたときに彼を床に押し倒し,ネックレスを引き千切り,あざを残して去って行った言われている。
ハリーは,2005年の仮装パーティーで,ウィリアムとケイトがナチスの衣装を着るように勧めたと言う。
公爵は,イートンで知らなかったふりをするようにウィリアム言われたことと,彼の兄の「驚くべき」薄毛について説明している(discusses)。
Princess Diana – 342
本の多くは,ハリーの母親を中心に展開しており,'mummy' を206回,'mother' を112回,'mum' を19回,‘Diana’ を5回 呼んでいる。ハリーは,彼女の死の結果(in the wake of),彼女の棺の後ろを歩き,一般の人々に挨拶したとき,政治家のように感じた。
彼は運転手(chauffeur)に,母親が亡くなった夜を再現してもらい,パリのアルマ橋のトンネルを通り抜けてもらうよう頼んだ。
ダイアナ妃の死から20周年を迎えて,メーガンは,ひざまずいて墓石に手のひらを置き,「明確さと導き(clarity and guidance)」を求めた。
ハリーは,亡くなった母親が幼少期を過ごしたオルソープ邸に,彼女と一緒に埋葬されることはできないと告げられ,力を持つある超能力者は,彼に,母親が見守っていて,彼は「彼女ができなかった人生を生きている(living the life she couldn't)」と告げた。
King Charles – 310
ハリーはチャールズ王を‘father’,‘dad’ 又は ‘daddy’ とも書かず,全体を通して 'Pa' を使用している。
チャールズ王は明らかに本の中で多く登場し(crops up),ハリーは父親が,母親が亡くなったと彼に言った夜と,彼がどのように彼を抱きしめなかったかについて書いている。
ハリーはまた,チャールズが息子たちとの間の平和を維持しようと努めたこと,彼が最初にメーガンに会った夜のことを話している。
チャールズは息子たちに 彼の晩年を惨めにしないでくれと言い,ハリーが生まれた後,ダイアナに冗談で 後継者とスペアを持てて,自分の仕事は終わったと言った,と言われている。王はまた,自分がハリーの父親かどうかを冗談めかして質問し,ジェームズ・ヒューイット(James Hewitt)がハリーの本当の父親であるという噂についての「趣味が悪い」冗談を言ったと伝えられている。
The Queen – 192
ハリーは,特にバルモラル(Balmoral)での祖母の思い出が好きで,彼女を 'Granny' と呼んでいる。
彼がどのように女王にメーガンとの結婚の許可を求めたかについての面白い部分がある - そして彼は,有名なサンドリンガム・サミットの間,彼女は「黙っていた(stayed silent)」と言う。
彼はまた,バルモラルに飛んでいる間,オンラインでニュースを見て祖母が亡くなったことを知ったと言う。
メーガンはチャールズから来ないようにと言われていたため,侯爵はメーガンと一緒にいなかった。彼女は,彼に,飛行機が着陸したときに電話するよう促すメールを送った。彼女の死の床に到着すると,彼は女王に「彼女が幸せになることを望んでいる」とささやいた。
Kate Middleton - 104
ハリーの義理の姉は ほとんど兄と一緒に言及されている - そして彼は彼女を笑わせるのが好きだと言っている。しかし,その後,関係が悪化し始め,彼はメーガンとウェールズ王女の間の多くの口論について詳述している。
メーガンは,2018年に出産した後,ホルモンのせいで「赤ちゃんの脳(baby brain)」を持っているに違いないと言って,ケイトを動揺させた。
ハリーは,ケイトが結婚式の前にブライズメイドのドレスをめぐってメーガンを泣かせたことを認めたと主張し,シャーロットは突然涙を流した。
サセックス公爵と公爵夫人(Duchess of Sussex)は,又,ウィリアムとケイトが自宅に持っていた家具に嫉妬し,イケアで買い物をしなければならなかった。
Queen Consort Camilla – 62
ハリーは,継母の,カミラとも呼ばれる(aka=also known as)「愛人(the Other Woman)」に対する嫌悪感を抑えない。
本の冒頭に際し,ハリーは母親のダイアナ妃が亡くなった後の生活がどのようなものであったか,そして父親,チャールズ王がどのように動き始めたかを説明する。
ハリーは,「愛人」の存在を感じたと言い,彼の兄であるウィリアム王子は,彼を混乱させ、苦しめる彼女の疑いに苦しんだと言う。ページの半分でこのフレーズを 4回使用した後,ハリーは最終的に「愛人」が実は王妃カミラであることを明らかにする。ハリーはかつて,彼女が自分の「意地悪な継母(wicked stepmother)」になるのではないかと考え,彼女が王座に座るためにバスの下に人を投げ込み – 彼の寝室を自分の洗面所に変えたりしたと語っている。
彼とウィリアムはチャールズにカミラと結婚しないように頼んだが,彼らは彼女を家族に迎えるだろうと言ったと主張する。
Marko - 64
本の中で ‘Marko’として知られるマーク・ダイアー(Mark Dyer)は,王室の側近(aide)であり,ハリー王子の信頼できる保護者だった。若い王子から「第二のお父さん(second dad)」と見なされていた彼は,ハリーの 10代の時代に,定期的に物語に登場する。
ハリーはマルコをメンターとして,"an extreme ginger and owning it" だったので 尊敬していた。
チャールズ王は補佐官に末っ子の世話をするように命じた - マルコはハリーが少年だったときにボツワナに連れて行った。
王室はマルコを送って,ハリーがイートンで麻薬を服用していたときにハリーに小言(telling off)を言った。
The Queen Mother – 48
(皇太后)
ハリーの曽祖母である「女王の母(the Queen Mother,皇太后)は,‘Gan-Gan’と呼ばれている。
公爵は彼女が衰弱していったことを覚えており,2002年3月に皇太后が亡くなったことを知った瞬間を思い出す。彼は恐ろしい(dreaded)「電話」を受けたとき,イートンの学校での「明るく暖かい(bright and warm)」天気について詳しく説明している。しかし,当時の報道によると,当時17歳だった王子は英国にさえおらず,父と兄と一緒に雪のスイスでスキーをしていたという。当時の王の声明によると,彼はできるだけ早く英国に戻る予定であり,ハリーは1日後に戻ってきた写真が撮られている。
Prince Philip - 37
ハリーの最愛のおじいちゃん(Grandpa)は,冒頭の章で多く言及されている - 本は彼の葬式の日から始まる。
チャールズはウィリアムとハリーに,エジンバラ公の葬式の後,ウィンザーでの戦い(fighting)をやめるよう懇願した(pleaded)。
ハリーは,フィリップ王子の「氷のようなユーモアのセンス」と,家族の諍いの中でひげについて冗談を言ったことを懐かしく振り返る。
Archie – 26
ハリー王子の息子は,あなたが想像するよりもこのリストの下位にいるかもしれない - しかし,本のほとんどは彼が父親になる前に書かれている。メーガンがアーチーで,陣痛を起こしている(in labour with)間,ハリーはボディーガードによって病院に運ばれた‘Nando's’(peri-peri style chicken)をむさぼり食った(devoured)。
ハリーは病院のベッドの横で笑気ガス(laughing gas)を吸って落ち着いた - そしてメーガンは,エクササイズ・ボールで跳ねながら面白いと感じた。
Tiggy – 17
ウィリアムとハリーの元乳母(nanny)アレクサンドラ・ペティファー(Alexandra Pettifer)は,ティギー・レッグ=バーク(Tiggy Legge-Bourke)としてよく知られている。
ティギーは 1993年から1999年まで,彼らのお気に入りの乳母であり,チャールズの個人秘書だったが,ハリーは母親がファンではなかったことを認めている。彼は,ダイアナがティギーをライバルと見なし,ティギーが彼女の代わりになるように仕込んでいた(groomed)のではないかと疑っていたと信じている。
ハリーはまた,ティギーが,2021年に衝撃的な(bombshell)オプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)のインタビューを行ったことで彼を非難した(chastised)愛する人の一人だったことを明らかにする。
Prince Andrew – 5
ハリーの不名誉な(disgraced)叔父はほんの数回しか言及されていない。
‘Spare’ では,サセックス公爵のヨーク公についてのコメントが,彼自身のセキュリティ対策について話し合っているときに出てくる。
昨年,アンドリューは告発者のバージニア・ジュフリー(Virginia Giuffre)が起こした米国の民事訴訟を解決するために数百万ドルを支払った。62歳の彼は,エミリー・メイトリス(Emily Maitlis)との悲惨なBBCインタビューからの影響を受けて公務を辞任し,小児愛者(paedophile)の億万長者ジェフリー・エプスタイン(Jeffrey Epstein)との友情について質問された。
彼は常に疑惑を否定しており,ジェフリーに会った記憶はないと述べている。
デイリー・メール紙によると,ハリーは叔父について次のように書いている。「彼は恥ずべきスキャンダルに巻き込まれ(embroiled),若い女性への性的暴行で告発されたが,誰も彼が安全を失うことをほのめかすことはなかった。「人々が私たちに対してどんな不満を抱いていようと、性犯罪はリストに載っていなかった。」
他の場所では,ハリーはまた,メーガンはアンドリューが女王のハンドバッグを持っていたので,最初の会議中,故女王のパーソナル・アシスタントであると信じていたと言う。
Lilibet – 3
リリベットは本の中でほとんど言及されていない - 主に彼女が最近生まれたという事実のためである。
ハリーは家族の新しい誕生に熱心であり,ハリーは彼女の誕生について詳しく説明している。
ハリーは,2冊目の本のためにもっと多くの資料があると主張しているので,それがリリースされれば,リリ(Lili)についてもっと多くのことを聞くことが期待できる。
(転載了)
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タイトル “Who Prince Harry mentions most in Spare” の “who” は 日本の中・高校で英語を習った者としては 目的格なので “whom” ではないかと思います。
英語のテストで “who” と書けば 間違いになりそうです。
しかし,英語教師の免状を持つ家人に言わせると「英米では 普通 そう書く(言う)のよ。」とのことでした。
調べると-
「目的格の whom の代わりに who を使うようになったのは、最近のことではありません。15世紀の中頃には目的格としての who の使用が見られるようになり,17世紀には目的格で who を使うことが標準になっています。その後は文法的な正しさを求める動きもあって whom が巻き返した時期もありましたが,現代英語では目的格でも who を使う場合がほとんどという状況です。」とのことです。
但し 前置詞の後では “whom” を使うようです。
例えば 投票所の出口調査で
“For whom did you vote?” となることはあります。
しかし,通常は -
“Who did you vote for?” で済ますようです。
もし テストで×を付けられたら 速やかに抗議しましょう。who でも whom でいいのです,中高生諸君。
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