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2023年2月23日 (木)

ベネチアの運河が干上がってゴンドラが航行できない。

イタリアが水不足のようです。
REUTERS’ が Feb.21,2023付けで
Italy faces new drought alert as Venice canals run dry
「ベネチアの運河が干上がり,イタリアは新たな干ばつ警戒に直面」
の見出し記事がありました。

下記,拙訳・転載します。
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[ミラノ 20日(ロイター)] - 科学者や環境保護団体によると,アルプスの降雪量は通常の半分以下で,冬季の乾燥した天候が数週間続いたことで,昨年夏の非常事態の後,イタリアが再び干ばつに見舞われるのではないかとの懸念が高まっている。
警告は,通常は洪水が主な懸念事項であるベネチアが異常な干潮に直面し,ゴンドラ,水上タクシー,救急車が有名な運河の一部を航行できなくなっているときに発せられる。ベニスの問題は,雨不足,高気圧,満月,海流などの要因が組み合わさったせいだとされている。

イタリアの河川や湖沼は深刻な水不足に苦しんでいる,と環境保護団体レガンビエンテ(Legambiente)は月曜日(220日)に国の北部に注目して述べた。北西部のアルプスからアドリア海に流れるイタリア最長のポー(Po)川の水量は,平年のこの時期より 61% 少ないと付け加えた。

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昨年7月,イタリアは,この70年間で最悪の干ばつに見舞われ,同国の農業生産の約3分の1を占めるポー川周辺地域に非常事態を宣言した。
イタリアの科学研究機関CNRの気候専門家マッシミリアーノ・パスキ(Massimiliano Pasqui)氏は,日刊紙コリエレ・デッラ・セラ(Corriere della Sera)に,「私たちは2020年から2021年の冬から水不足の状況に陥っている」と語った。「北西部では 500mm回復する必要がある:50日分の雨が必要である。」と彼は付け加えた。

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イタリア北部のガルダ(Garda)湖の水位が記録的な低水準まで低下したため,湖に面した小さなサン・ビアージョ(San Biagio)島に 露わになった小道を通って行くことが可能になった。高気圧(anticyclone)が 15日間にわたって西ヨーロッパの天気を支配しており,春の終わりに通常見られる穏やかな気温をもたらしている。

しかし,最新の天気予報では,数日中にアルプスに必要な降水量と雪が降る可能性があることを示している。

(転載了)
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ベネチアと言えば 最近は海面上昇による浸水で困っているとばかり思っていましたが ・・・ なかなか適正なレベルを保つのが難しい時代になったということでしょうか。
過去,干上がって ゴンドラの航行が出来なかった例はあったのでしょうか?

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