WBC 韓国戦を伝える MLB公式サイトの記事-
‘MLB.com’,Mar.11,2023付け
“Japan uses dominant offense to put Korea on ropes”
「日本,圧倒的な攻撃で韓国を窮地に追い込む」
の見出しで伝えています。
下記,拙訳・転載します。
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東京 -- 金曜日(3月10日)の夜,満員の騒々しい(boisterous)東京ドームで,韓国チームは日本チームのバットを静めることができるピッチャーがいないこと,そして連続するピッチングがないことを自覚した。10人という驚異的な数の投手が使われ,どの投手も速球も変化球(breaking pitch)も,日本の打者を止めることができないことを悟った。
日本のラインナップは,ワールド・ベースボール・クラシック・トーナメントで常に最も恐ろしいもの(fearsome)の1つに見えた。1番から9番まで,途切れることがない。先頭打者のラース・ヌートバー(Lars Nootbaar)から唯一無二の(the one and only)大谷翔平,そして 5シーズン連続で 30本以上の本塁打を打っている 6番打者の岡本和真まで。
13-4 で韓国に勝利した試合で,日本の攻撃的優位性は より明白ではなかった。
韓国にとっては 少なくともスタートは良かった。驚くべきひねりを加えて,何週間もリリーフとして投球することをほのめかした後,元カージナルスの投手であるクァン・ヒョン・キムに先発をさせた。しかし,木曜日の午後にオーストラリアに 8 - 7 で敗れた後,このライバルとの対決戦は必勝の試合になった。
韓国は3回裏まで3 - 0とリードしていたが,侍ジャパンが目を覚ましたのはその時だった。ホームチームは 3回に4点を上げ,5回にさらに 2点を追加し,6回に5点,7回にさらに 2点を加えた。
ヌートバーは4打数2安打でヒットで走者を生還させた。 近藤健介は序盤のミスを2安打1本塁打3打点で挽回した。
近藤は3回の失点について「自分の投球が前に出て失点につながったので,挽回したかった」と振り返った。「チームメイトが作ってくれたチャンスを生かすことができてうれしい。」
レッド・ソックスのフリー・エージェント契約である吉田正尚は鞭のようなスイングを見せ,3打数3安打で 5打点を記録し,大谷は2安打,1打点,2四球だった。
日本の攻撃が試合を支配したが,別の理由でも注目に値した:2009年のワールド・ベースボール・クラシック以来初めて,ダルビッシュ有がチーム日本に戻ってきたのだ。
彼はWBCの最初の報告日よりも前にチーム日本に合流していたが,金曜日の夜はダルビッシュにとって この春の最初のゲーム・アクションだった。彼は 3イニングを投げ,3点(自責点2)を与えた。
「ここは私の母国であり,ここは私が生まれ育った場所だ。」とダルビッシュは語った。「多くの日本のファンが見ている。私は過去数年間 米国でピッチングしていたので,これはとても特別な機会だ。日本で野球をしてなければ,このキャリアはありえなかったので,今夜は感謝の気持ちを込めて投球した。
「母国で投球するのは,これが最後の機会かもしれない。」
日本代表の栗山英樹監督は「野球はとても難しいゲームだ。いい投球をしても,安打される,点を獲られる。それが野球だ。ダルビッシュは日本代表の象徴だ。」と語った。
彼らの最大のライバルのこの種の完全な崩壊(decimation)は,日本のチャンピオンシップの本物(bonafides)を強化するのに役立つだけだ。
韓国のイ・ガンチョル(Kang-Chul Lee)監督は「試合全体が非常にタフな戦いだった」と語った。 「試合の序盤は我々がリードしていたが,ピッチャーを変えたとき,いくつかのミスを犯したと思う。」
韓国にとっては,これはほぼ間違いなく,3回連続のトーナメントで,1回戦で終了することを意味する。
トップに 2人のメジャー・リーガー,中堅手にスーパースターのジョン=フー・リーを擁するラインナップ,そして若く有望なローテーションと考えられていたものは,準々決勝進出がほぼ確実であると考えられていた - マイアミでの準決勝以降ではないにしても。
「良い状態の投手が何人かいる。」とリーは言った。 「主に彼らを使って,ベストを尽くす。まだ2試合残っている。」
日本は次に,WBCで初勝利を収めたばかりのチェコ共和国と土曜日 (午前5時 東部標準時 FS1)に対戦する。一方,韓国は,日曜日 (土曜午後10時 東部標準時間 FS1) にチェコ・チームと対戦する前に,敗戦について反省する時間がある。
(転載了)
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(略語)
・BB(Bases on Balls)四球
・RBI(Runs Batted In)打点
・R(Run Scored)得点
・TB(Total Bases)塁打数
・SB(Stolen Bases)盗塁
・LOB(Left On Bases)残塁数
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