米国で アジア料理店は12%,そのうち日本料理店は28%
‘Pew Research Center’,MAY 23, 2023付けで
“71% of Asian restaurants in the U.S. serve Chinese, Japanese or Thai food”
「米国のアジア料理レストランの 71% は中華料理,日本料理,またはタイ料理」
と題する調査報告がありました。
下記,拙訳・転載します。
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ピュー研究所の新たな分析によると,米国内の全レストランのうち約12%がアジア料理を提供している。 この割合は,米国人口の7%を占めるアジア系米国人よりもわずかに高い。
米国のアジア料理レストランの 10軒中7軒ほどが,3つのアジア系の料理:中華料理,日本料理,タイ料理である。これらのグループを合わせても,米国のアジア系人口の 33%にすぎない。
以下に,世界中の何百万もの場所の高精度データを収集するデータ会社:‘SafeGraph’ のデータに基づく分析から得られるその他の重要なポイントをいくつか示す。
米国で中華料理店は 最も一般的なタイプのアジア料理レストランである。アジア系レストランの 10軒中4軒近く (39%) は,米国で長い歴史がある中華料理を提供している。これに対し,中国系米国人の数は米国在住のアジア人の約4分の1 (24%)を占めるに過ぎない。
日本料理とタイ料理は,米国の人口に占めるこれらのグループの割合が比較的小さいにもかかわらず,広く普及している。米国で最初の寿司レストランがオープンしたのはわずか 50年ほど前だが,現在では寿司は米国中(from coast to coast)に広く普及している。日本料理を提供するレストランは米国のアジア料理レストランの 28%を占め,2番目に多いアジア料理となっている。これに対し,日系米国人は米国で6番目のアジア系人口であり,米国のアジア系人口の7%である。
同様に,タイ料理店のアジア料理レストラン全体に占める割合は 11%で,中華料理と日本料理に次いで 3番目に多い料理で,アジア系米国人でのタイ人はわずか 2% である。タイ政府は歴史的に,外交の一形態として世界中でタイ料理レストランの数を増やす取り組みを支援してきた。
アジア料理レストランの中でインド料理とフィリピン料理の占める割合は比較的小さい。インド系米国人とフィリピン系米国人を合わせると,米国のアジア人の約40%近くを占めているにもかかわらず,インド系レストランとフィリピン系レストランは,米国内のアジア系レストラン全体のそれぞれ 7% と 1% を占めるだけである。
アジア系米国人の人口と同様,米国のアジア系レストランはいくつかの州に集中している。米国のアジア人の半数以上 (55%) は,カリフォルニア,ニューヨーク,テキサス,ニュージャージー,ワシントンの 5つの州に住んでいる。そして,アジア料理レストラン全体の半分弱 (45%) がこれら 5つの州にある。
ハワイ,カリフォルニア,ワシントン,ネバダ,ニューヨークの全レストランの 15% 以上がアジア料理を提供しており,各州はアジア系米国人の人口が多い。一方,モンタナ州,ノースダコタ州,サウスダコタ州,ウェスト・バージニア州では,アジア系レストランが全レストランに占める割合は6%のみである。
米国のすべての郡(county)の約4分の3 (73%) に,何らかの種類のアジア料理レストランが少なくとも 1軒はある。また,あらゆる種類のレストランが少なくとも 15軒ある 8つの郡では,アジア料理レストランが全飲食店の少なくとも4 分の1 を占めている。これらの郡の半分はカリフォルニアにある。
中国料理レストランはすべての州と米国の全郡の 70%にある。すべての州と全郡の3分の1以上に,少なくとも1軒の日本食レストラン(45%) またはタイ料理レストラン(33%) がある。
ただし,他の種類のアジア料理を提供するレストランはあまり広く分布してない。米国の郡の約5分の1 にベトナム料理とインド料理のレストランがあり,フィリピン料理,パキスタン料理,モンゴル料理,ビルマ料理のレストランがある郡は 10%未満である。
米国のアジア料理レストランの約9%は,複数のアジア起源グループの料理を提供している。これらの施設のうち 10軒中ほぼ7 軒は,中華料理または日本料理との組み合わせ (36%),または他の料理と組み合わせている:18% は中華料理とタイ料理を提供し,15% は日本料理とタイ料理を提供し,10% は日本料理と韓国料理を提供している。ただし,これらの関係は常に均等であるとは限らない。たとえば,米国のパキスタン料理レストランの78%はインド料理も提供しているが,インド料理レストランの中でパキスタン料理を提供しているのはわずか10% である。
(転載了)
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かつて 朴大統領は 国費を使って朝鮮料理の世界化を目指しましたが,税金の無駄遣いと言われ,失敗した実績がありました。外国の食べ物が浸透するのは時間がかかり,かつ実力が必要です。半世紀以上前の米国で,寿司は見向きもされませんでした。
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