大谷翔平,満足と不本意が混じる(?)試合
MLB公式サイト,May 15, 2023付け
“Ohtani puts together another incredible night only he can pull off”
「大谷は彼にしか成し遂げられない素晴らしい夜をまた一つやりとげる」
の見出し記事がありました。
5月15日,対オリオールズ戦の記事です。
下記,拙訳・転載します。
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Superstar hits epic fourth-inning homer, nearly cycles and picks up the win
「スーパースターが4回に最高の(epic)本塁打を放ち,ほぼサイクル・ヒットして勝利を掴んだ」
ボルティモア – 大谷翔平はどこに行こうと,ファンにこれまで見たことのないショーを見せてくれる。
月曜日(5月15日)の夜,エンゼルスが9対5で勝利した試合で,彼は再びカムデン・ヤーズ(Camden Yards)の観客の前でそれを行った。センターに,オリオールズの放送局が本塁打がそこに到達することはないことを確認した球場の柵の一部に到達する本塁打を放った。
大谷は5打数4安打,3得点,3打点を記録し,先発投手として始めてサイクル・ヒットを完成させる最初の選手となる2回目のチャンスを惜しい結果で終え,スーパースターの打席での素晴らしい夜の一部となった。4月27日にサイクル・ヒット1歩手前で本塁打を決めており,大谷がこの驚異的な偉業を成し遂げそうになったのは今季2度目だ。
大谷は,1964年9月のワシントン・セネターズ(the Washington Senators)戦でヤンキースのメル・ストットルマイヤー(Mel Stottlemyre)が5安打を放って以来,5回出塁した初の先発投手となり,更なる歴史を作った。
大谷(5勝1敗)は試合後,この偉業を重要視しようとせず,7回を投げて4安打2四球で3本塁打5失点を許したマウンド上での努力が不完全だったことを指摘した。
「サンプルサイズが非常に小さいから,これらの記録はすべて得られると確信している。」と彼は通訳を介して語った。「だから,あまり深く考えていない。しかし,今日は試合の立ち上がりが悪く,失点してしまった。それが今日の試合に関する感想だ。」
大谷の壮大な(majestic)4回の本塁打(blast)は,スタットキャスト解析(Statcast-projected)で 456 ftを飛翔し(soared),114.6 mphの初速で打たれた。まさにこの強打者の驚くべき(eye-popping)高度な指標だった。
この本塁打は,今年のボルチモアの平日の夜としては最多となる2万148人の観衆が,球場のほんの数ブロック先で生まれたベーブ・ルース以来の真の二刀流スターを見ようと集まったカムデン・ヤーズでのシーズン最長タイとなった。
オリオールズのブランドン・ハイド(Brandon Hyde)監督は「彼は我々がこれまで見てきた選手の中で最も偉大な選手の一人だ。」と語った。「彼は特別な才能の持ち主で,マウンドと打席で彼がすることができる,あれほど才能のある選手を見ることはおそらくないと思う。」
序盤の投球の乱れ(hiccups)はあったものの,エンゼルスの5点を追う4回に大谷は3ラン本塁打(shot)を放って 自身に点をプレゼントした。これは彼がMLBキャリアで投手として出場しながら打った本塁打の6本目で,今年初めてのことだった。
「あのスイングの裏には,ちょっとした怒りがあったと思うよ。」とエンゼルスの監督フィル・ネビンは語った。「ただただ,印象的な夜だった。本当に印象的な夜だった。」
そして,大谷が3本塁打を許したのはキャリアで3度目,そしてボルティモアでは2度目だが,マンモス本塁打(mammoth blast)でエンゼルスをリードさせた後,かなり落ち着いた。
大谷は,最初の4回で防御率 6.12という不規則な投球期間が続いたにもかかわらず,最後に対戦した打者15人中13人を凡退に仕留め,4失点で降板することができた。
彼の最高のイニングは,本塁打(round-tripper)の直後の,わずか8球でオリオールズを凡退に追い込んだ4回裏かも知れない。
「全力疾走したり,塁の周りを少し走ったりする必要がないときは助かる。」とネビンは語った。 「なぜなら,彼はしばらくそこ(ベースラインに)にいるので時々疲れるから。しかし,印象深い夜だった。彼が5失点したのは分っているが,先ほども言ったように,安打が少なくて塁に出ている選手も少なかったので,ダメッジは最小限にとどまった。」
エンゼルスはこの夜に17安打を放ち,その中には他にもいくつかの強力な個人パフォーマンスが含まれていた。
最初の9人はオリオールズの右腕グレイソン・ロドリゲス(Grayson Rodriguez)と対戦し(2勝1敗),ヴィジター・チームはわずか3回1/3で8得点を挙げた。
キャッチャーのチャド・ウォラック(Chad Wallach)は,7日間の故障者リストから復帰したその日,本塁打を放ち,3安打を打った。
そして、内野手のアンソニー・レンドン(Anthony Rendon)が鼠径部の張り(groin strain)で10日間の故障者リスト入りした後,ジオ・ウルシェラ(Gio Urshela)(レンドン不在でより重い荷物を背負うことになる選手)が二塁打を含む4打数2安打,2打点を記録した。
(転載了)
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