時計店強盗事件の英国での報じられ方
‘dailymail.co.uk’,‘Mail Online’ は 13 May 2023付けで 銀座の時計店強盗事件を伝えています。
下記,拙訳・転載します。
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“Shocking moment Japanese teenagers rob Rolex store after being recruited for crime online in sinister new trend known as 'dark gigs'”
「『ダーク・ギグ』として知られる邪悪な新しいトレンドで,オンラインで犯罪に勧誘された後,日本の十代の若者たちがロレックス店に強盗する衝撃的な瞬間」
・仮面をした十代の少年らが数十本のロレックスを盗み 東京警察に捕まった
・日本における 'yami baito' または 'dark gigs' の流行(trend)で,若者が犯罪を行うために雇われている
通行人が撮影したビデオには,厚かましい(brazen)強盗たちが高級時計店のショーケースを粉々に砕き(smash up),数十個のロレックスを盗む衝撃的な瞬間が映っている - その後,彼らがオンラインで募集された可能性が高い10代の少年であることが判明した。
報道によると,仮面とフードをかぶった少年3人組が白昼堂々(in broad daylight),店から70本のロレックスを盗んだ,その価値は150万ポンドという驚異的な(staggering)価値があったという。
仮面をした若者たちは,日曜日の夕方に東京・銀座の高級時計店「クォーク」に押し入り,ショーケースを破壊する襲撃を行った。強盗(the smash and grab)は当惑した(bewildered)買い物客の丸見えの中で行われ,通り過ぎながら混沌とした現場をただ眺めているだけの人もいれば,強盗を撮影したり止めようとしたりする人もいた。
この強盗未遂事件は,犯罪首謀者の命令を実行するためにオンラインで若者を雇う、日本の 'yami baito' または「闇の仕事(dark gigs)」の流行のすべての特徴(hallmarks)を備えている。
一連の強盗と少なくとも1件の殺人事件は,通常,テレグラムなどのアプリを通じて構築され,通信しているこのようなグループによるものであるとタイムズ紙は報じている。この例では,大胆な時計強盗がカメラに捉えられており,一見素人の泥棒たちがゆっくりと不器用に作業している様子が映っている。当時店内に客はいなかったようだが,スタッフらは強盗が起きて恐怖を感じていたという。
強盗らは襲撃後,盗んだ車のナンバー・プレートを付けたレンタ・カーのバンの逃走用車両に向かって進んだ。警察は犯行現場からわずか距離にいたため,数分以内に追跡することができた。
少年らは全員,近隣の横浜市出身だったが,警察の調べに対し,お互いのことは知らず、「仕事(job)」で初めて会ったと供述している。オンラインで犯罪に勧誘された人々の多くは,拡大する 'dark gigs' の流行の中で互いに面識がない。
伝統的なヤクザ組織に対する警察の取り締まりが進む中,‘hangure’ または「準不良(quasi-delinquents)」として知られる犯罪組織が日本全国に出現している(popping up)。かつて日本の都市全域で麻薬と性売買を支配していたマフィア・グループは,過去10年間で当局によって壊滅させられた(decimated)。しかし,これにより,インターネットを利用して大量募集(mass recruitment)を行う新世代の暴力団員(mobster)が入り込む余地が残された。
彼らは闇バイトの広告で「高額報酬」を約束されており,「初心者でも参加してすぐに現金(fast cash)」を獲得できると書かれている。多くの場合,貧しい家庭出身の若者は,両親の名前や住所などの個人情報を暴力団に提供することで、上司への忠誠を保証する。このように詐欺(scams)をアウトソーシングすることで,日本国外に拠点を置く犯罪の中心人物(kingpins)は,その結果(consequences)に直面することなく犯罪の利益を享受する(reap)ことができる。
(転載了)
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