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2023年6月 2日 (金)

米国英語と英国英語の違い

半世紀以上前の中学,高校時代,米国と英国の英語の違いについて学んだ記憶はほとんどありませんが,その後 時折り接する英語でいくつかの違いは知っているつもりです ― が,・・・ 。

dictionary.com’,October 24, 2022
The Differences Between British English vs. American English”(英国英語と米国英語の違い)を読んでみました。

下記,拙訳・転載します。
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英語は世界で最も広く話されている言語の 1 つであり,10億人以上の英語話者がどこにでもいる。 (科学者たちが英語を南極に持ち込んだことの気づくのは興味深い!)

しかし,この記事では英語を話すグループが 2つあることに焦点を当てる。彼らは大西洋,つまり英国人(the Brits)が好んで「池」(the pond)と呼ぶ海の両側に住んでいるグループである。あなたが英国のフットボールを楽しんだことがあり,英国のビスケットに当惑し(puzzled over),あるいは最近子供たちと「ペッパ・ピッグ(Peppa Pig)」を少し見たばかりなら,米国対英国(the United States versus the United Kingdom)で。英語の機能(functions)にはいくつかの重要な注目に値する違いがあると言っても,おそらく驚かないだろう。

英語の語彙,スラング,スペリング,発音が,場所によってどのように異なるかについて,面白くて注目に値する(noteworthy)例をいくつか見てみよう。

British vs. American words: Vocabulary and slang
英国と米国単語:語彙とスラング

一般に,英国英語と米国英語では,ほとんどの単語が同じ意味を持つ。たとえば,‘apple’ と ‘chair’ という単語は,英語の両方のバージョンで同じオブジェクトを指す。ほとんどの場合,米国英語と英国英語を話す人は,語彙に関してはお互いを理解するのにそれほど問題はない。

ただし,米国英語を使用しているか英国英語を使用しているかによって,同じものを異なる単語で指す例がたくさんある。
よく知られた例として,英国英語では,米国人がサッカーとして知っているスポーツを指すのに ‘football’ という言葉を使用する。米国人が ‘footballとして知っているスポーツに対して,英国人は ‘American football’ という言葉を使う。

ただし,これは唯一の例ではない。同じものを指すのに,2つの異なる単語が使用されている例をさらにいくつか挙げる。

French fries / fries () vs. chips ():ポテトチップス
cotton candy () vs. candyfloss ():綿菓子
apartment () vs. flat ():アパート
garbage () vs. rubbish ():ごみ
cookie () vs. biscuit ():クッキー/ビスケット
green thumb () vs. green fingers ():園芸の才
parking lot () vs. car park ():駐車場
pants () vs. trousers ():ズボン
windshield () vs. windscreen ():フロントガラス
windscreen () vs. windshield ():園芸などの風よけ

スラングを見てみると同様の例が見つかる。米国英語と英国英語では,同じものを指すのに異なるスラングが使用されることがある。

A man / dude () vs. bloke ()
Very good / awesome () vs. ace ()
To chat / shoot the breeze () vs. chinwag ():お喋りする
An infantry soldier / grunt () vs. squaddie ():歩兵
A toilet / john () vs. loo ()
An anonymous man / John Doe () vs. John Smith ():匿名(無名)の男
To waste time / lollygag () vs. faff about ():時間を浪費する

最後に,米国英語と英国英語の両方に,排他的に使用される単語がある。たとえば、アメリカ英語には ‘bayou’(湿地帯)や ‘cleats’(クリート靴)などの単語があるが,英国にはこれに相当する単語がない。

その一方で,英国英語では ‘bunce’(分け前),‘niff’(悪臭),‘jiggery pokery’(ごまかし)などの用語が使用されるが,これらに相当する米国語はない。

British vs. American spelling
英米のスペリング

一般に,ほとんどの英語の単語は米国英語と英国英語で同じ綴りになる。ただし,使用される英語の形式に応じて,好まれる注目すべきスペリング・パターンがいくつかある。
以下に挙げるのは,あなたが遭遇するかもしれないスペリングの違いのほんの一例である。

-our (英) vs. -or ()
  ・Examples: colour vs. color, armour vs. armor, flavour vs. flavor

-ise or -ize (英) vs. only -ize ()
   ・Examples: apologise vs. apologize, fantasise vs. fantasize, idolise vs. idolize

-yse (英) vs. –yze ()
   ・Examples: analyse vs. analyze, paralyse vs. paralyze

動詞の活用における二重のL(英)とシングルLのまま(米)
   ・Examples: travelled vs. traveled, labelling vs. labeling

AE (英) vs. E ()
   ・Examples: leukaemia vs. leukemia(白血病), paediatrics vs. pediatrics(小児科)

-ence (英) vs. -ense ()
   ・Example: defence vs. defense

only -ogue (英) vs. -og or -ogue ()
   ・Examples: catalogue vs. catalog, dialogue vs. dialog

-re (英) vs. -er ()
   ・Examples: metre vs. meter, lustre vs. luster(輝き)

これらの一般的なパターンに加えて,いくつかの特定の単語は米国英語と英国英語で綴りが異なる。
例としては,‘airplane (各ペアの最初の単語が英語一般的な用語である) と ‘aeroplane‘,‘grayと ‘grey’,‘tireと ‘tyre, ‘mold’ と ‘mould’ などがある。

British vs. American pronunciation
英米の発音

発音の違いについて説明する前に,見て見ぬふり(the elephant in the room)について話しておく必要がある。そう,米国と英国の両方で,それぞれの国で話されている非常に多くの異なるアクセントや方言があることを我々は知っている。特に,ほとんどの(すべてではない)米国のアクセントは韻律的(rhotic)だが,ほとんどの(すべてではない)英国のアクセントは非韻律的(nonrhotic)である。これは,ほとんどの米国人は特定の音節で R を発音するが,ほとんどの英国人は単語 ‘number’ のように,Rを発音しないことを意味する (非発音音節話者(nonrhotic speaker)は ‘numbuh’ と発音する)

さらに,同じアクセントまたは方言を持つ米国人と英国人でも,単語の発音が異なる場合がある。友達に “New Orleansをどう発音するか聞いてみると,おそらくすぐに例がわかるだろう。
そうは言っても,一般的に,英国英語と米国英語の多くの話者によって異なって発音される単語がたくさんある。

これらの異なる発音の中には,あまり劇的ではないものもある。以下に,発音の違いが比較的小さい単語の例をいくつか示す:

advertisement / [ ad-ver-tahyz-muhnt ] vs. [ ad-vur-tis-muhnt ]
mall / [ mawl ] vs. [ mal ]
missile / [ mis–uhl ] vs. [ mis-ahyl ]
dynasty / [ dahy-nuh-stee ] vs. [ din–uh-stee ]
baboon / [ ba-boon ] vs. [ buh–boon ]

はるかに劇的な発音の違いがある単語がある。 例としては次のようなものがある:

zebra / [ zee-bruh ] vs. [ zeb-ruh ]
figure / [ fig-yer ] vs. [ fig-er ]
sloth / [ slawth ] vs. [ slohth ]
schedule [ skej-ool or skej-oo-uhl ] vs. [ shed-yool or shej-ool ]

そして,特に奇妙なもので終わる:

lieutenant / [ loo-ten–uhnt ] vs. [ lef-ten–uhnt/lɛfˈtɛnənt/]:副官,警部補,中尉,少尉

みてきたとおり,‘Big Ben’ から ‘the Big Apple’ に行くと,英語がかなり変わる可能性がある。ここではほんの表面をなぞった(scratched)だけで,他にもたくさんの違いが見つかるが,このクイズでここで学んだニュアンスを自分で試すことができる。次回 辞書で単語やフレーズを調べるときに注意すれば,これまで知らなかった米国英語と英国英語の新しい違いを発見できるかもしれない。

(転載了)
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スペリングは ほぼ既知の内容でしたが,発音は難しい。

最後の ‘lieutenant’ の英国の発音に ‘f’ が入る理由(歴史的?)は調べると面白そうです。

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