リサイクル・ショップで買った小さな花瓶の値段
‘CNN’ 電子版 July 13, 2023付け
“Tiny vase bought at thrift shop could sell for $11,800”
「リサイクル・ショップで購入した小さな花瓶が$11,800で売れる可能性がある」
の見出し記事を 拙訳・転載します。
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英国のリサイクル・ショップで,わずか£2.50($3.30,¥450)で購入した手のひらサイズの花瓶は,オークションでは最高 £9,000($11,800,¥1,630,000)で落札されることが予想されている。
カンタベリー・オークション・ギャラリー(Canterbury Auction Galleries)のプレス・リリースによると,この10cm(4 in)の傑作(masterpiece)は,ロンドン郊外の英国南東部サリー郡で 夫婦によって発見されたという。
「パートナーのアーメットと私は,見学のためチャリティー・ショップにふらふらと入った - 私はいつも本を探しに行き(head for),彼はアートやビンテージ品を探しに行く。」と,ファースト・ネームだけを明かした販売者のカレンさんはリリース文の中で述べた。「彼は専門家ではないが,優れたセンスと『本物』に対する直感を持っている。」
「彼がやって来て花瓶を見せてくれたので,私は『とてもきれい(very pretty)』などちょっと否定的な(dismissive)ことを言った。「いや,底(base)を見て!」と彼は言い,エッチングされた跡を私に見せた。」と彼女は付け加えた。
オークション・ハウスによると,彼らはエッチングが重要なものである可能性があると疑っていたが,その品物にどれほどの価値があるのかは分からなかったという。
彼らはその商品を総額 £2.50 ($3.30,¥450) で購入した後,専門家による評価のためにオークション・ハウスに連絡した。
専門家はこの花瓶が1845年から1927年に生きた日本の陶芸家(ceramist)で七宝焼作家(cloisonné artist)の故並河靖之(Namikawa Yasuyuki)の作品であると特定したとリリースは付け加えた。彼は明治時代の日本で最も有名な芸術家の一人だった。
「靖之の京都スタジオによる美しい作品はいくつかのコレクションに所蔵されており,非常に人気がある(sought-after)」とカンタベリー・オークション・ギャラリーの共同ディレクターで専門家のクリオナ・キルロイ(Cliona Kilroy)氏はリリースの中で述べた。「彼と濤川惣助(Namikawa Sōsuke)は,日本の七宝焼きの『黄金時代』である18世紀後半から19世紀初頭にかけて最も有名な七宝焼作家だった。」
七宝焼きは,デザインの輪郭に合わせて曲げた繊細な金属ストリップまたはワイヤーを金属表面にはんだ付け(soldering)する複雑な(intricate)エナメル技法(enameling technique)である。次に,装飾品全体が焼成され,滑らかに研磨される前に,囲まれた輪郭の中に作られた小さなスペースが着色されたエナメルペーストで埋められる。
オークション・ハウスによると,日本の七宝焼きは,高度に磨かれたガラスのような表面が特徴だという。
靖之の花瓶については,「非常に優れた仕事で,黒い背景に雄鶏(cockerels)と鶏が頭上を飛んでいる自然主義的な描写(naturalistic depiction)は,彼のトレードマークのようなものだった」とキルロイ氏は付け加えた。
この花瓶は,7月29日から7月30日までの2日間のオークションで落札される予定だ。オークション・ハウスによると,花瓶を販売した夫婦は,その花瓶を見つけたリサイクル・ショップに「多大な寄付(generous donation)」をする予定だという。
同じ芸術家によるより大きな花瓶が,2019年4月にカンタベリー・オークション・ギャラリーで£29,000($38,000,¥5,249,000)で落札されたとリリースには付け加えられた。
(転載了)
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