恥ずかしながら 74歳で知った言葉『鶏肋』。
朝鮮日報・日本語版(2023/7/30)掲載記事「東京がソウルをうらやむ時期があった【コラム】」を読んでいてー
「・・・ 高架は1964年の東京オリンピックを前に作られた,日本の高速道路の象徴的存在だが,今では天文学的な維持費がかかる上に都市景観を害するということで,大して役には立たないけれど捨てるには惜しい『鶏肋(けいろく)』と化した。一つの時代の革新が現在の障害物になった-という皮肉だ。・・・ 」という文に出遭いました。
漢字を捨てた韓国の新聞記事に使われた『鶏肋』という言葉を 恥ずかしながら 初めて見ました。
「鶏の肋骨」だとは分りますが ・・・ 。
『鶏肋』について 多くのサイトに説明がありますが,その中からー
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鶏のあばら骨を意味する言葉である。
鶏のあばら骨のあたりは,骨に肉がちょっとついていて出汁が良く出るのでスープの材料にされる。しかし,その肉は食べるほどの量はないので腹は満たされない。
そこから転じて,「捨てるには惜しいが 大して役には立たないもの」という意味で使われる。
出典は「三国志」でー
魏王・曹操が,戦のときに部下の夏侯惇に「鶏肋」という指示を出したが,夏侯惇は「鶏肋」の意味がわからなかった。
しかし,頭のいい楊修という部下がその言葉を聞き,「捨てる(=撤退する)には惜しいが,このまま攻め進んでも利は無い」という曹操の真意を見抜いて撤退を計画した。
しかし,褒められるかと思いきや,自分の真意を見抜いたその頭の良さを恐れた曹操は楊修を死刑にした。
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教訓:上司の頭の良さ程度と性格を見抜いて 自分の頭の良さの発揮程度をコントロールすることが重要。
本題から外れました。
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